【補足資料説明】
図3
酵素やペプチドを包み込んだヒドロゲルをスポットによって規則的に並べてアレイを作製する過程の模式図(a)。および酵素の種類によって蛍光色のパターンが違って見える二つのタンパク質アレイの図(b, c)。
(a) 今回のセミウエットアレイを作製する工程図。まず我々が開発した糖アミノ酸からなるヒドロゲル化剤を緩衝溶液に加熱して溶かし、ガラスなどの基板上にスポットして冷やすことによって、ヒドロゲルのアレイを作る。そこにペプチドやタンパク質・酵素を打ち込んで、ペプチド・タンパク質のセミウエットアレイとする。これを用いて、酵素活性や酵素阻害剤の検索を行う。
(b)、(c) 実際にセミウエットペプチドアレイを用いて、特定の酵素の活性を評価した写真。(b)ではLEPと呼ばれるタンパク質加水分解酵素に選択的なペプチドアレイ、(c)ではV8と呼ばれる酵素に選択的に反応するペプチドを並べたアレイを用いて、5種類の酵素・タンパク質の中から、それぞれ対応する酵素のみが蛍光変化を引き起こすことを示している。このような解析を用いると、検査したいサンプルにどんな種類の酵素がどのくらいの活性で存在するかを網羅的に評価することができるようになると期待される。
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