別紙1

「ジュニアドクター育成塾」
平成31年度採択機関・企画一覧

機関名 概要
企画名
国立高等専門学校機構
旭川工業高等専門学校
道産子(北海道育ち)は子供の頃から豊かな自然の中で、伸び伸びと育っている。一方で、Society5.0が目前に迫っている中、少子化が急速に進展しており、新たな時代に対応した逸材発掘と人材育成が急務となっている。旭川工業高等専門学校は、北海道のほぼ中央部に位置し、実験・実習に重点を置き、授業と連動した専門分野の理解を深める実践的な教育を特長の1つとしている。その特長を生かして、豊かな自然の中で育まれた子供たちに早期の理数・情報分野および工学分野の教育を行い、「多くの学びと経験から自らの適性に気付き、疑問に思った現象の原因を探るべく主体的に行動できる人材の育成」および「なぜを深め、科学的思考と独自の技術アイデアを加えて未知の問題解決に取り組むことができる人材の育成」を目指す。
自然豊かな大地からの逸材発掘プロジェクト「北海道ジュニアドクター育成塾」
新潟大学 新潟県の豊かな自然を舞台に、本学の特色である研究分野や教育施設、留学生を活用し、自然・生物・人に関する課題をグローバルな視点で理解し、自然と人を愛し、共生を実現する未来の科学人材を育成する。具体的には、「人間興味力と行動力」を重視し受講生を選抜し、1次段階では、佐渡自然共生科学センターを活用した「佐渡合宿」による研究体験、脳研究所を含む本学諸分野の授業により、データマネジメント力と課題発見力を高める。2次段階では、受講生自らが選んだテーマについて、研究室に所属して研究体験と成果発表を行い、連携機関・企業を利用した体験も加え、課題解決力を育成する。また、ルーブリックによる評価基準や活動ノート作成により、受講生の能動的学習を促し、修了後の科学への興味の継続性を担保し、高校・大学への進学へとつながる人材育成を目指す。
自然と人の共生を科学する新潟ジュニアドクター育成塾
信州大学 信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センターを中心に、ミニ総合大学である教育学部の特性を生かし自然科学系、技術系、工学系、デザイン系、数学系の教員、加えて工学部教員と共に、長野県内の教育行政、学校現場、企業、海外研究機関とも連携しながら、領域横断的で広い視野に立つSTEAMの資質能力を持ち、新しい価値創造や社会貢献に向かう実践力、創造力と倫理観を兼ね備えた次世代イノベーターを育成する課題解決型(PBL型)教育プログラムを開発・実践する。そして南北に長い長野県の特性を踏まえ、北と南の両地域において、現地での直接的な学びや遠隔授業を組み合わせて展開することで、県全体を対象に次世代イノベーターを育てていく。
STEAMの資質能力を持った次世代イノベーター育成教育プログラム
国立高等専門学校機構
舞鶴工業高等専門学校
北近畿地方には、山間地や沿岸部などの多自然居住地域が多く存在する。この豊かな自然の中で感性を育み、その才能を開花させる機会を待っている北近畿地方周辺の小中学生たちに、科学技術との触れ合いや、環境・エネルギー、自然災害対策などの身の回りの多様な課題への取り組み、タイのバンコクや英国のポーツマスなどからの留学生との異文化交流を体験してもらい、さらに高度な研究課題への取り組みを行うことで、未来の科学技術イノベーターの卵を発掘・育成する。個々の得意分野を見いだして育み、北近畿から世界へ、卓越した理工系人材を送り出す。
多自然居住地域における理工系人材の発掘と世界に羽ばたく人材育成プログラム
広島大学 課題解決型のものづくりを中核に据え、広い専門分野の大学教員の参画のもと、さらに広島県内の教育委員会、学術施設や企業とも協働しながら、現代における人・社会の課題の発見、理数を用いた理知的な情報整理と課題の抽出、解決策の構想および設計、製品の製作とその評価といったものづくりを経験させる。児童・生徒を個々人に切り分けて個別に指導するのではなく、希望するラボに所属させグループとして能動的に活動させることで、多様な能力を持つ児童・生徒が互いに認め合い、一人一人の特性を生かした有機的かつ機能的な相互関係を築く力を育成する。これにより、個々人の判断を超えたコレクティブな着想に到達する経験、また着想を統合的に解決するための協働作業による高度なものづくり体験に導き、複雑さを内包する現代的な課題を統合的に解決する能力・資質を涵養する。
広島ものづくり革新的イノベーション未来科学者リーダー育成プログラム

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