課題名 | 日本側 研究代表者 |
所属・役職 | 課題概要 | 貢献しうる 持続可能な 開発目標 (SDGs) |
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EU側 研究代表者 |
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1 | 災害救助活動のための小型ロボットと先端センサーの協調活用 | 田所 諭 | 東北大学 大学院情報科学研究科 教授 | 瓦礫からの人命救助を目的として、人体ガスセンサーを備えた多数のソフト小型ロボットと地中レーダーを備えたドローンが、共同で瓦礫内の情報を収集し、得られた情報を融合・分析・解釈することによって瓦礫内の要救助者発見と状況把握を行うシステム「CURSOR災害救助キット」を研究開発する。多数のソフト小型ロボットはドローンによって瓦礫上に投下され、瓦礫の中に侵入・分散して捜索を行う。CURSOR災害救出キットにより、災害救助活動に必要な情報を分析解釈し、瓦礫内に閉じ込められた要救助者をいち早く検出、場所を特定するとともに、災害対応本部にリアルタイムに提供して意思決定を支援する。日本側は、CURSOR災害救助キット構築の実現に向けたコンポーネントの1つとして、瓦礫奥深くに侵入し、瓦礫の広い範囲に多数が分散協調して動くIoTエッジデバイスとして情報を収集できるセンサーを搭載したソフト小型ロボットの研究開発を行い、将来、救助隊への提供を目指す。 | ![]() ![]() |
クラウス=ディーター・ビュッテゲン | 連邦技術支援庁(THW) 研究部長 (ドイツ) |
課題名 | 日本側 研究代表者 |
所属・役職 | 課題概要 | 貢献しうる 持続可能な 開発目標 (SDGs) |
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EU側 研究代表者 |
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2 | 安全かつ効率的な災害初期対応 | ジュリ・アドリアン・ティヘリノ | 関西学院大学 総合政策学部 教授 | 本研究は、過酷な環境下における初期災害対応者の保護に付随する課題に、対応者の状況把握やコミュニケーションに関する能力を強化しながら取り組むことを目的とし、初期災害対応者のデータ収集・任務遂行・コミュニティーへの防災教育・リスク評価に関する能力強化、ARなどを用いた人間工学の改善、コミュニケーションの強靭化、戦術的な状況把握、多様な対応者間の効率的な協力や相互運用性を実現するためのツールを提供する。日本側では、災害現場での過剰な情報の錯綜や不十分なネットワークインフラを解決すべく、多くの情報処理を安全かつ機密的に行うことが可能なブロックチェーン技術を災害対応に応用することで、必要な情報を実時間で安全にかつ協力的に提供し、初期災害対応者が他のさまざまな関連組織との相互運用性や連携を高めるシステム構築の実現に貢献する。 | ![]() ![]() ![]() |
ペトロス・ダラス | 科学・技術センター 研究員 (ギリシャ) |
※日本人は姓、名の順、外国人は名、姓の順で記載