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参考

「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」概要

1.事業の目的

科学技術は、これからのアジア地域の未来を切り拓くものであり、未来を担うアジア地域と日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めることは、これからのアジア地域と日本の未来にとって、極めて重要なことです。

「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」(「さくらサイエンスプラン」、略称SSP)は、産学官の緊密な連携により、優秀なアジア地域の青少年が日本を短期に訪問し、未来を担うアジア地域と日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めることを目指し、平成26年度より開始した事業です。本事業を通じ、アジア地域の青少年が日本の最先端の科学技術への関心を高め、さらに日本の大学・研究機関や企業が必要とする海外からの優秀な人材の育成に貢献することを目的としています。

2.事業の対象となっている35ヵ国・地域

[東アジア] 中華人民共和国、大韓民国、モンゴル国、台湾
[東南アジア] ブルネイ・ダルサラーム国、カンボジア王国、インドネシア共和国、ラオス人民民主共和国、マレーシア、ミャンマー連邦共和国、フィリピン共和国、シンガポール共和国、タイ王国、ベトナム社会主義共和国
[南西アジア] バングラデシュ人民共和国、ブータン王国、インド、モルディブ共和国、ネパール連邦民主共和国、パキスタン・イスラム共和国、スリランカ民主社会主義共和国、東ティモール民主共和国
[島しょ国] フィジー共和国、マーシャル諸島共和国、ミクロネシア連邦、パラオ共和国、パプアニューギニア独立国、サモア独立国、ソロモン諸島、トンガ王国
[中央アジア] カザフスタン共和国、キルギス共和国、タジキスタン共和国、トルクメニスタン、ウズベキスタン共和国
[その他地域] アルゼンチン共和国、ブラジル連邦共和国、チリ共和国、コロンビア共和国、メキシコ合衆国、ペルー共和国

各地域の国・地域名はアルファベット順

3.招へいの対象

招へいの対象は、高校生、大学生、大学院生、ポストドクター、教員などで、原則として日本に初めて滞在することになる40歳以下の方です。

4.3つの交流計画

① Aコース(科学技術体験コース)

来日するアジアを中心とする地域の青少年が日本の学校や企業などの受け入れ機関のアレンジメントにより、その受け入れ機関が用意する科学技術関係の交流計画に参加するもの。

② Bコース(共同研究活動コース)

来日するアジアを中心とする地域の大学生、大学院生やポストドクターが受け入れ機関(自ら教育や科学技術の研究開発活動を行う学校、研究所や企業などの機関)のアレンジメントにより、その受け入れ機関において日本の研究者と招へい者が短期の共同研究活動を行います。特定の研究テーマについて、受け入れ機関が先方の機関と共同セミナー(またはシンポジウム)を開催したいというような場合も該当します。

③ Cコース (科学技術研修コース)

来日するアジアを中心とする地域の高校生、大学生、大学院生やポストドクターが受け入れ機関(自ら教育や科学技術の研究開発活動を行う学校、研究所や企業などの機関)のアレンジメントにより、アジアを中心とする地域の国・地域の青少年を対象に、その受け入れ機関で実施するさまざまな科学技術分野に関する技術や能力の集中的な習得のための研修を行います。

5.その他

下記の様々な広報媒体でさくらサイエンスプランを紹介しています。

以上