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別紙1

産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)
平成29年度新規研究領域・共創コンソーシアム 一覧(3件)

幹事機関 研究領域 共創コンソーシアム 領域統括 参画機関 研究領域概要
大阪大学 安全・安心・スマートな長寿社会実現のための高度な量子アプリケーション技術の創出 量子アプリ共創コンソーシアム 中野 貴志

大阪大学
核物理研究センター
センター長
大学等:理化学研究所、名古屋大学、東北大学 サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター、東北大学 電子光理学研究センター、九州大学、京都工芸繊維大学、量子科学技術研究開発機構、日本原子力研究開発機構、J-PARCセンター、国立医薬品食品衛生研究所

民間企業等:
株式会社ソシオネクスト、株式会社アトックス、金属技研株式会社、イーピーエス株式会社、トヨタ自動車株式会社 計測技術部、株式会社京都メディカルテクノロジー、住友重機械工業株式会社、日本メジフィジックス株式会社、株式会社日立製作所、富士フイルムRIファーマ株式会社
多彩な量子ビームに関わる大学・機関・企業が共同で、放射性核種・中性子・ミューオンなどの量子を高度にコントロールする新しい基盤技術を研究し、超スマート社会の安全を支える基盤技術や、QOLの高い健康長寿社会を実現する量子の新規医療応用技術の開発を目指す。特に、IoTの発展で世界的に使用が急増している半導体素子の宇宙線起源ソフトエラーの評価と対策、初診時進行がんに対して有効と期待されるアルファ線内用療法など高度な量子アプリケーション技術の創出を先導する。同時に、新技術を支える高い専門性と広い視野を備えた人材を育成する。
幹事機関 研究領域 共創コンソーシアム 領域統括 参画機関 研究領域概要
信州大学 生理学的データ統合システムの構築による生体埋込型・装着型デバイス開発基盤の創出 埋込型・装着型デバイス共創コンソーシアム 齋藤 直人

信州大学 先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所・所長、学長補佐、教授
大学等:東北大学、東京女子医科大学、金沢医科大学、諏訪東京理科大学

民間企業等:
アクテイブ株式会社、株式会社イナリサーチ、株式会社コガネイ、株式会社寿通商、株式会社サンメディカル技術研究所、帝人フロンティア株式会社、株式会社デサント、長野計器株式会社、野村メディカルデバイス株式会社、バイオトロニックジャパン株式会社、メドエルジャパン株式会社
生体埋込型・装着型デバイスは、これまで個々に開発が進められ、人体との相互作用についてオンリーワンの知見と技術が積み重ねられてきた。しかし、類似した開発要素でも個別開発に委ねる非効率性や、関連する他分野の情報が不足する等の問題があった。これを解決するために、個々の開発データを集積・解析し、開発要素ごとにデータをアウトプットする「生理学的データ統合システム」を構築し、それを体系化して新学域「生体適合システム学」を創生する。これにより、オープンイノベーションによるデバイス開発を加速すると共に、医療機器承認取得のためのツールボックスを実現し、安全性評価を構築・標準化して、新規基幹産業を育成する。
幹事機関 研究領域 共創コンソーシアム 領域統括 参画機関 研究領域概要
東京工業大学 大規模都市建築における日常から災害時まで安心して社会活動が継続できる技術の創出 社会活動継続技術共創コンソーシアム 山田 哲

東京工業大学 科学技術創成研究院未来産業技術研究所
教授
大学等:東京大学、東北大学

民間企業等:九州第一工業株式会社、KYB株式会社、株式会社建研、清水建設株式会社、昭和電線ケーブルシステム株式会社、新日鉄住金エンジニアリング株式会社、株式会社竹中工務店、帝人フロンティア株式会社、一般社団法人 日本鉄鋼連盟、株式会社人間環境デザイン研究所、フクビ化学工業株式会社、株式会社ブリヂストン
社会・経済機能の中枢機能が集約される大規模都市建築を対象に、極大地震をはじめとする自然災害に対しても、安心して社会活動が維持できる技術を創出する。具体的には、建物の構造安全性能を大幅に向上する技術、安全性能を支える大型部材や免震・制振部材の安全性を実証する技術、設備機器類等の損傷を制御して早期復旧を実現する技術、災害時だけでなく日常から活用できるモニタリングシステム技術、情報を安心につなげる技術を実現する。これらの技術により巨大災害時に首都圏で想定される百兆円規模の経済損失を防ぐとともに、将来的には技術の国際標準化を経て、世界の地震多発地域への技術展開による国際市場の開拓を目指す。