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参考1

熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)について

1.熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)とは

JSTがこれまで蓄積してきた知見、人的ネットワーク、産学連携のノウハウを熊本地震への復興支援に生かすべく、「地域産学バリュープログラム」の仕組みを活用したプログラムとして「熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)」を実施します。

本プログラムでは、ニーズ元企業か大学等研究機関が熊本県内にあり、かつ、熊本復興に資する成果が見込まれる産学連携の研究課題に対して、試験研究開発費の支援を行います。

2.事業の概要

2-1.マッチングプランナーによる支援

本プログラムでは、地域産学バリュープログラム同様に、全国各地のマッチングプランナーによる支援を行います。

マッチングプランナーは、大学や企業などを訪問し、大学シーズの詳細把握、研究開発の実施状況、企業などへの技術移転や事業化に向けた取り組み状況を確認し、研究開発・技術移転の方向性について相談、助言などを行います。

2-2.研究開発支援

企業ニーズの解決のため、大学等を対象に、大学シーズがその解決に資するかどうかを確認するための試験研究開発費を支援します。

支援の対象は大学等であり、基準額は原則300万円ですが、基準額を超える申請(最大1,000万円)も可能です。期間は原則6ヵ月間ですが申請により延長が可能です。

2-3.成果展開

技術移転シーズとして有望な研究成果については、マッチングプランナーが研究開発期間終了後も研究成果などの評価や分析などを通じて、スケールアップや新たな企業とのマッチング、事業化を目指す段階まで支援します。