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別紙3-2

2016年熊本地震における被災者の住まいと暮らしの再建に関わる緊急実装

代表者:丹波 史紀
(福島大学 行政政策学類 准教授)

背景・実情

被災者の住まいと暮らしの改善・再建に関する知見やノウハウが、突然襲った熊本地震の被災者のために求められている。

実装する研究開発成果

東日本大震災での実装活動の成果である被災者の生活環境の改善に関する活動、特にボランティア活動の知見やノウハウを提供。

復旧・復興の成果

福祉避難所開設や集会所設置に対して知見やノウハウが活かされた。高齢者向けのケアなど避難所の被災者が必要とするボランティア活動を速やかに提供した。また、現地の学生ボランティアを巻き込んで子どもの居場所づくりなどのボランティア活動を行うことで、今後現地団体が主体となってボランティア活動ができるように育成した。

今後の取り組み

熊本学園大学ボランティアセンターの学生ボランティアなどが継続して被災者へのボランティア活動に取組む。また、仮設住宅への移行や中長期的な生活再建に対しても知見やノウハウを提供し協力していく。

福島大学熊本地震対策チームの開所
(各地への支援の拠点)

被害者支援団体NPOなどとの
ミーティング

被災者の生活環境の改善活動

断水で入浴できない高齢者に
足湯を提供し、話し相手をする

遊び場のない子どもたちのために
プレイルームを開設し一緒に遊ぶ

避難所で学生ボランティアが活動する様子

現地の学生ボランティアとともに活動、今後継続し活動できるよう育成