代表者氏名 |
機 関 名 |
所属部署名 |
役職名 |
研究課題名 |
研究課題概要 |
上田 昌文 |
市民科学研究室 |
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代表 |
生活者の視点に立った科学知の編集と実践的活用 |
科学知や先端技術との関わりにみる、生活者の「知ること」「主体として判断し選択すること」「状況を変えること」といった位相に着目し、知へのアクセス、知の編集、技術に対する評価、専門知を活用した社会変革など様々なスペクトルについて、その内容や相互の連関性を系統的に概念化し、それにもとづいて、生活者と科学技術との関わりの質的改善のための具体的な実践方法を開発し、支援のためのシステムを構築する。 |
谷口 吉光 |
秋田県立大学 |
生物資源科学部 |
助教授 |
環境創造型農業を実現するための社会システムの研究開発 |
本研究は、秋田県大潟村を事例に、農業者による地域農業環境の管理・改善を可能にする社会技術・システム(「環境創造型農業システム」)を研究・開発することを目的とする。本研究に期待される成果としては、 環境創造型農業プロトタイプとして全国に普及する可能性がある点、 農業者・研究者との実践的・実験的共同研究である点、 農業分野に社会技術の重要性を認知させる点、 情報通信技術を農業・環境分野に適用する先駆的例となる点である。 |
札野 順 |
金沢工業大学 |
科学技術応用倫理研究所 |
所長・教授・ 国際交流室長 |
Ethics Crossroadsの形成と科学技術倫理の構築 |
社会的セクター、学術領域、文化圏を越えて、科学技術倫理を具体的かつ多角的に検討するための場、即ち、Ethics Crossroadsを形成する。また、この場のシナジー効果を活用して、日本・アジアの価値観を反映した「国際的に通用する」科学技術倫理綱領のモデルを構築する。さらに、その成果を教育に還元するethics across the curriculum教育プログラムを設計・開発・実践・評価すると共に、社会技術としての科学技術倫理を、大学や企業などで主体的に研究・教育できる人材を育成する。 |
渡邉 豊 |
東京海洋大学 |
海洋工学部 |
助教授 |
輸入依存型社会における安全な物流の構築 |
日本は、衣食住を輸入に依存する大量消費型の国家となったため、危険な状態で輸入されてくるコンテナ貨物が急増し、一般的市民を巻き添えにする死傷事故が後を絶たなくなってきた。そこで本研究は、事故を起こす可能性の高い危険な輸入コンテナを、港湾から国内に流通させる前に発見することを目的とし、輸入コンテナに対する危険認知能力の優れたトラックドライバーや港湾労働者の持つ、直感的な危険察知や回避のノウハウを科学的に分析して数量モデル化し、そのモデルを用いた教育研修の実施やソフトウェアの配布によって、まだ未熟なトラックドライバーや港湾労働者の危険認知能力を、全国的に高めてゆこうとするものである。 |