JST(理事長 濵口 道成)は、平成28年11月3日(木・祝)から6日(日)まで、「サイエンスアゴラ2016(年次総会)」を東京都のお台場地域(日本科学未来館ほか)で開催します。
サイエンスアゴラは、“あらゆる人に開かれた科学と社会をつなぐ広場”です。トップ科学者との対話、市民参加の科学討論や子ども向けの理科実験などを通して、科学技術と社会の関係を深めることを目的として開催されている日本最大級の科学フォーラムです。誰でも参加でき、科学者、政策関係者、産業界、メディア、そのほか一般の方々など、分野、性別、職業、国籍の境界を越えて多様な人たちが集い、これからの「社会とともにある科学」、「科学とともにある社会」のあり方を皆で考えます。
サイエンスアゴラは、「対話を通じて社会の期待に応えながら、これからの社会をつくり進めたい」という願いを込めて、2015年から【つくろう、科学とともにある社会】というビジョンを掲げています。11回目の開催となる「サイエンスアゴラ2016」は、科学技術の専門家と一般市民が対話できる場、幅広い分野から異なる価値観や言葉を持った人同士を引き合わせる場としてサイエンスアゴラが機能し、対話を通じて新しい価値が生まれ、日本や世界が直面しているあらゆる社会課題の解決に向けた第一歩が踏み出されることを目指します。
今年は開催日程を従来の3日間から4日間に延長し、昨年と同じく日本科学未来館を中心としたお台場地域に200を超える多種多様な企画が集結します。また今年のサイエンスアゴラでは、「医・食・くらし」「教育・文化芸術・スポーツ」「震災復興5年」の3つのテーマのうち、「震災復興5年」を重点テーマとしています。2011年の東日本大震災から5年が経過し、私たちはこの震災で何を克服し、何が未解決で、また、残された課題は何なのか、この節目の年のサイエンスアゴラを開催するにあたり、改めて現実と真摯に向き合い、対話する場にしたいと考えています。
ホームページURL:https://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/