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科学技術振興機構報 第1166号

平成28年2月12日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

大阪大学の研究者等による戦略的創造研究推進事業の研究費不正使用に係る
処分について

JST(理事長 濵口 道成)は、大阪大学の研究者等による戦略的創造研究推進事業の研究費不正使用に関し、以下の通り雇用者および元雇用者に対する処分(処分相当含む)を行いましたのでお知らせいたします。

四方 哲也 大阪大学 大学院情報科学研究科 教授のもとで、大阪大学に委託した研究費の私的流用に関与した元JSTプロジェクトスタッフ1名は懲戒免職相当、同教授のもとで直執行注1)研究費の預け金および品名替注2)に関与した元JSTプロジェクトスタッフ1名は停職1カ月相当、これに伴い関連する役員および管理職職員は厳重注意としました。

今後、JSTにおいてこのような事態が二度と起きないよう、大学その他研究機関などと連携し再発防止に全力を挙げて取り組み、研究者やJST役職員の倫理観の再徹底、保持に万全を期すとともに、信頼回復に努めてまいります。

注1) 直執行
研究者の要求に基づき、JSTのスタッフが、研究機器、消耗品などの物品調達や出納などに関し、自ら経理処理し研究費を執行するシステムをいう。なお、現在は制度の改正に伴い、直執行を廃止し研究機関での執行(委託研究)に移行している。
注2) 預け金および品名替
「預け金」とは、契約した物品などが納入されていないにもかかわらず、納品されたものとして支払金を取引先企業に管理させること。「品名替」とは、取引先企業へ取引実態と異なる品名や数量に書き換えさせること。

<お問い合わせ先>

科学技術振興機構 人財部 人事第一課
〒332-0012 埼玉県川口市本町4-1-8 川口センタービル
Tel:048-226-5603
E-mail: