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別紙

研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)「プロジェクト支援型」
採択プロジェクト一覧(平成27年度第2サイクル審査分)

(研究代表者所属機関五十音順)

プロジェクト名称 研究代表者 プロモーターユニット
代表実施機関
プロジェクト概要
次世代型医療を実現する実用的RNA分子の開発 岐阜大学
工学部化学・生命工学科
教授
北出 幸夫
バイオ・サイト・キャピタル株式会社 本プロジェクトでは、核酸医薬の課題である生体内での安定性、患部への薬物送達(DDS)並びに標的外遺伝子への影響回避を実現するRNA分子修飾技術を確立する。これらの技術を国内外製薬企業などにカスタマイズして提供するベンチャーを設立し、難病の治療薬として期待の高まる核酸医薬の実用化を促進する。
タランチュラ毒由来のペプチドライブラリーと新規ペプチドディスプレイ技術を用いたイオンチャネル作用薬の創製技術 産業技術総合研究所
創薬基盤研究部門
主任研究員
木村 忠史
ウォーターベイン・パートナーズ株式会社 本プロジェクトでは、タランチュラの毒が細胞膜表面のイオンチャネルに作用することに着目し、タランチュラ毒由来のペプチドライブラリー利用技術とスクリーニング技術を確立する。これらの技術を用いて高確率でイオンチャネルに作用するペプチドを創出し、イオンチャネル創薬の事業化を目指す。
ナノ診断・治療技術の基盤となるナノバイオ粒子プロファイリング技術の事業化 東京大学
大学院工学系研究科
准教授
一木 隆範
株式会社ファストトラックイニシアティブ 本プロジェクトでは、医療・ヘルスケア分野で取り扱うナノ粒子の粒子径・粒子分布および粒子表面情報の同時計測を可能とする、粒子解析装置を開発する。ナノ医療を支える基盤技術を提供するベンチャーの設立を目指す。
クロレラによる複数色のカロテノイドと長鎖不飽和脂肪酸の大量生産 東京大学
大学院新領域創成科学研究科
教授
河野 重行
株式会社東京大学エッジキャピタル 本プロジェクトでは、カロテノイドや長鎖不飽和脂肪酸などの機能性物質をクロレラから効率良く生産する基礎技術を基に、スケールアップ時の大量培養、回収、精製などのプロセス技術を開発する。従来製造が困難であったクロレラ由来の機能性物質の低コスト・大量生産法を確立し、事業化を目指す。