研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)は、日本の将来の創造的・独創的な研究開発を支える基盤の強化を図るために、革新的な先端計測分析技術や機器およびその周辺システムなどの開発を目的とするプログラムです。
平成27年度の公募にあたっては、「最先端研究基盤領域」において、課題の公募、採択を行いました。
我が国の創造的・独創的な研究開発活動を支える先端研究基盤の強化を図る上で、革新的な技術シーズを着実に製品化までステップアップさせていく取り組みを強化することが重要です。平成27年度の公募実施にあたっては、最先端研究基盤領域において、計測分析機器の性能を飛躍的に向上させることが期待される新規性・独創性のある要素技術を開発する「要素技術タイプ」と、要素技術を基にしたプロトタイプの開発から現場での実用化までを実施する「先端機器開発タイプ」の2つの開発タイプで課題を公募しました。また、我が国の研究開発基盤のさらなる強化を目的に、先端機器開発タイプでは、開発課題の一部として、文部科学省先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業におけるNMR共用プラットフォームと連携した課題についても試行的に公募しました。いずれの開発タイプでも、計測分析を行う現場等でのニーズが明確であり、競合技術・機器に対する明確な優位性を有していることを今まで以上に重視し、公募と選考を実施しました。
類型 | 要素技術タイプ | 先端機器開発タイプ | |
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NMR共用プラットフォーム連携型 | |||
開発期間 | 3年4ヵ月以内 | 5年4ヵ月以内 | |
開発内容 | 新規性・独創性のある要素技術の開発 | 新規性・独創性のある機器の開発 | 「NMR共用プラットフォーム」での計測ニーズに合致する機器の開発 |
到達目標 | 既存の技術又は機器の性能を飛躍的に向上させる技術の確立 | ユーザーが使用できるプロトタイプ機の完成 | 開発終了までに「NMR共用プラットフォーム」に導入し、活用できる段階までに仕上げること |
チーム構成 | 原則、産と学・官の連携が必須 | 産と学・官の連携が必須 | |
採択予定数 | 数課題程度 | 数課題程度 | 若干数 |
開発費の目安 | 2千万円程度/年 | 5千万円程度/年 | 2千万円程度/年 |
全額JST支出 |
選考は、以下の観点に重点を置いて実施しました。