(資料4)

新規採択研究代表者・個人研究者および研究課題概要


チーム型研究(CRESTタイプ)
戦略目標 「新たな手法の開発等を通じた先端的な計測・分析機器の実現に向けた基盤技術の創出」
研究領域 : 「生命現象の解明と応用に資する新しい計測・分析基盤技術」
研究総括 : 柳田 敏雄(大阪大学大学院生命機能研究科 教授)
氏名 所属機関 所属学部・
学科など
役職 研究課題名 研究課題概要
安藤 敏夫 金沢大学 大学院自然科学研究所 教授 タンパク質のナノダイナミクス高速撮影装置の開発 原子間力顕微鏡に含まれるすべてのデバイスを最適化して、機能中の生きたタンパク質分子そのものを、その生理機能を乱さずに、ナノ解像度で、且つリアルタイムに動画観察できる生命科学待望の「ナノダイナミクス高速撮影装置」を開発する。また、いくつかのタンパク質系が動作する現場の一部始終を観察し、装置の有効性を実証するとともに、それらの動作モデルを検証し、機能解明を目指す。
生田 幸士 名古屋大学 大学院工学研究科 教授 光駆動ナノマシンを用いた新原理バイオ計測ツールの研究 これまでに独自開発してきた「マイクロナノ光造形法」を用いて作製する透明な3次元可動メカニズムをレーザ光で遠隔駆動制御する「先駆動マイクロナノマシン」技術を確立し、これを基盤とした新原理マイクロナノ計測装置を開発する。 細胞内部のようなサブミクロンスケールの世界で、通電の必要が無い「光による複雑な超微細操作」と「光による超微小力計測」を同時に合わせ持つ光ナノメカトロニクスの世界を拓く。
白川 昌宏 横浜市立大学 大学院総合理学研究科 教授 磁気共鳴法による生体内分子動態の非侵襲計測 磁気共鳴法は、非侵襲的に深部観察ができる点、特定分子の選択的観測が可能な点から、生物個体、細胞などの生体試料中で機能する分子のその場観察に適した計測手法である。本研究では、磁気共鳴イメージング、多重共鳴NMR、磁気共鳴力顕微鏡や多重電子共鳴法など、多様な磁気共鳴の技法を駆使し、生体内・細胞内の蛋白質の機能・局在・立体構造を観察する新しい手法の開発を目指す。
高橋 聡 大阪大学 蛋白質研究所 助教授 蛋白質の折り畳み運動解明を目指した一分子観測法の確立 本研究は、蛋白質-分子が折り畳むダイナミクスについて、新しい手法で観測と解析を行い、蛋白質が折り畳む性質を理解することを目的とする。このために、1)新しい一分子観察実験技術の開発、2)一分子観察に適した蛍光ラベル化蛋白質の製作、3)一分子観察実験のためのデータ解析手法の開発、という3つのテーマを進める。
五十音順に掲載

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This page updated on September 21, 2004

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