JST(理事長 中村 道治)は、ビッグデータ、オープンデータおよびそれらを分析・活用するアナリティクスのさらなる普及に向けてデータサイエンティストを育成する機会を提供するため、分析アイデアや分析スキルを競い合うコンテスト「第2回 データサイエンス・アドベンチャー杯」を開催しました。
本コンテストでは、JSTがもつ複雑・多様な科学技術分野のデータおよび新聞・雑誌記事データ、オープンデータをどのように扱うかをテーマに、全国の民間企業、大学、高等学校などに所属する方々が柔軟かつ斬新な発想による分析アイデアや分析スキルを競いました。今後もこのような機会を継続して提供することは、科学技術分野のデータからの新たな価値の創造とともに高度ICT利活用人材の育成を通じた日本のイノベーション促進への貢献につながるものと考えます。
エントリー総数81チームから最終的に応募のあった25作品のうち、
- ① JST科学技術データを活用したアイデアを競い合った一般部門最優秀賞は、
チーム“アズマー”の作品
「雑誌・新聞・JSTデータから見る「よりよい企業選択へのヒント」」が受賞しました。 - ② 言語・辞書に焦点を当てた言語部門最優秀賞は
チーム“キュープラス”の作品
「大学や研究所の研究活動がひと目で分る研究活動マップ生成~だれが,どこで,どんな活動をしてるの?~」が受賞しました。
また、U-18賞はチーム“埼玉県立熊谷女子高等学校”が、SAS Institute Japan賞はチーム“TEAM K K”が、株式会社ジー・サーチ賞はチーム“teranolab”が、日経ビッグデータ賞はチーム“柏陽小町”が受賞しました(その他の受賞者一覧は別紙参照)。
受賞者の成果はアドベンチャー杯の公式HPおよび「knowledge connector(β版)」(http://idea.linkdata.org/)で公開・登録される予定です。