JST(理事長 中村 道治)は、戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)において、平成26年度の新規研究領域および研究総括を決定しました。
本事業は、わが国が直面する重要な課題の達成に向けた基礎研究を推進し、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的としています。国(文部科学省)が戦略目標を設定し、そのもとにJSTが推進すべき研究領域と、研究領域の責任者(研究総括)を定めます。
ERATOでは、有識者(パネルオフィサーおよびパネルメンバー)から構成される選考パネルを設置し、研究総括および研究領域を選考します。選定された研究総括のもとに若手研究者を結集し、時限的なプロジェクトの中で独創性に富んだ研究を実施します(研究期間:5年程度、研究費総額:最大12億円程度)。
選考では、推薦公募およびJST独自調査により一次候補者母集団(2,125名)を作成し、そこから研究提案を依頼すべき候補者(二次候補者)6名を選出しました。このうち提案のあった6名の候補者について書類査読と面接選考(事前評価)を実施し、1件の研究領域および研究総括を決定しました(資料1)。