JST(理事長 中村 道治)は、実務で統計、データ、言語分析を扱う社会人をはじめ、統計学や情報学、言語処理一般に関心を持つ大学生および高校生らを対象に、分析アイデアやスキルの優劣を競うコンテスト「All Analytics Championship~第2回データサイエンス・アドベンチャー杯~」を開催します。
本コンテストでは、JSTが長年整理・体系化してきた科学技術分野の論文情報を中心とするデータ(以下、JST科学技術データ)などを参加者に貸与し、柔軟な発想で分析した作品のアイデア、スキル、得られた成果の優劣を競います。今年から新たに①科学技術論文抄録データ、②日刊工業新聞社の新聞記事データ、③日経BP社の雑誌記事データも貸与可能になり、科学技術情報と産業情報の融合に取り組むことができます。推奨分析ツールとしてSAS University Editionも貸与され、昨年同様、他のオープンデータを組み合わせた分析を歓迎します。
さらに今年は、①JST科学技術データを活用したアイデアを競い合う「一般部門」と、②言語・辞書に焦点を当てたアイデアを競い合う「言語部門」の2つを設け募集します。
参加希望者は、12月12日(金)までにエントリーの上、分析結果のレポートを期日までに提出することで、予選審査(書類選考)を受けることができます。審査委員会は長尾 真 氏(JST 科学技術情報特別主監、京都大学 名誉教授)を委員長とした有識者で構成します。予選審査通過者は、2015年3月7日(土)にJST 東京本部別館(K’s五番町)で開催される本大会に出場し、当日のプレゼンテーション審査を経て、最優秀賞以下の各賞が決定します。また、受賞者の成果はアドベンチャー杯の公式HPおよび民間団体と経済産業省が共同で検討中の、「オープンデータナレッジ・バンク(仮称)」で公開・登録される予定です。