JST(理事長 中村 道治)は、科学コミュニケーションセンター(センター長 毛利 衛)の科学技術コミュニケーション推進事業 機関連携推進「ネットワーク形成型」の平成26年度新規企画を決定しました。
JSTでは、科学技術コミュニケーション推進事業において、国民の科学技術リテラシーを高めるとともに、国民の科学技術に対する理解、信頼と支持を得ることができるように、多様な科学技術コミュニケーション活動を推進しています。
本事業の一環として実施する「ネットワーク形成型」は、体験型・対話型の科学技術コミュニケーション活動を通して、社会問題や社会ニーズに対する課題の解決を図る取り組みを支援するものです。地域の機関間における科学技術コミュニケーションに関するネットワークを活用・構築し、複数年かけて社会問題などに対する課題の解決を図る、特に探索的な新規性のある活動を支援します(支援費:上限500万円/年、支援期間:原則3ヵ年度)。
本年度は、平成26年3月10日(月)から5月9日(金)までの期間で募集を行い、27件の応募がありました。外部有識者から構成される委員会(委員長:高柳 雄一 多摩六都科学館 館長)による選考を行い、次のとおり3件の採択企画を決定しました(詳細別紙)。
1.提案企画名:継続的なワークショップ運営による情報弱者向けがん情報ツールの作成と普及 |
(提案機関:独立行政法人 国立がん研究センター) |
2.提案企画名:復興農学による官民学連携協働ネットワークの構築と展開 |
(提案機関:公益社団法人 農業農村工学会) |
3.提案企画名:科学リテラシーに資する複眼思考と知と感性のネットワーク |
(提案機関:国立大学法人 大阪大学 コミュニケーションデザイン・センター) |
今後、契約などの条件が整い次第、支援を開始する予定です。