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別紙1

第1回採択 交流計画一覧

受け入れ機関名 所在地 コース名 実施
予定期間
送り出し
機関国・地域名
送り出し
機関名
交流計画の目的・特徴と
招聘日程の概要
1 青山学院大学
理工学部
神奈川県 B.共同研究活動コース 平成26年7月4日~
平成26年7月25日
タイ Chulalongkorn University(チュラロンコン大学) 2014年7月7日より25日までタイのチュラロンコン大学より、7名のインターン生を受け入れ、シミュレーションを用いた「Study on image information analysis」、「Smart Watch Programming for Sensor Control」研究を行う。この研究は、チュラロンコン大学にて、インターンの単位として認定される。受け入れ施設、設備は、7名それぞれ、理工学部経営システム工学科と情報テクノロジー学科計6名の各担当教員の研究室にて研究を行う。また、各研究室に所属する学部研究生、博士課程前期学生とのセミナーや研究発表会に参加し、インターン生も修了時に発表を行う。
2 麻布大学 神奈川県 A.科学技術交流活動コース 平成26年12月7日~
平成26年12月16日
中国
インドネシア
タイ
韓国
台湾
フィリピン
マレーシア
Beijing University of Agriculture (北京農学院)
China Agriculture University (中国農業大学)
Gadjah Mada University (ガドゥジャマダ大学)
Chulalongkorn University (チュラロンコン大学)
Rajamangala University of Technology Srivijaya (ラジャモンコン大学)
Chiang Mai University (チェンマイ大学)
Seoul National University (ソウル国立大学)
National Chung Hsing University (国立中興大学)
National Taiwan University (国立台湾大学)
China Medical University (中国医薬大学)
University of the Philippines Los Baños (フィリピン大学ロスバニョス校)
Universiti Putra Malaysia(マレーシアプトラ大学)
日本を含むアジアの獣医学生の国際感覚を養い、クローバル人材を育成することが本計画の目的である。家畜疾病や人獣共通感染症等が国境を越えて伝播する機会が多くなっている昨今、疾病の診断実務を知る研究者による国家間情報ネットワークの構築の必要性は高い。本計画では、7か国からの外国人24人と日本人6人の学生が共同で日本の最先端または特有の家畜疾病診断法を実習形式で学ぶ。また、各国の家畜疾病や人獣共通感染症についても討議し、国際学術会議的な場も設ける。招聘期間は10日間である。施設・設備は麻布大学獣医学部内のものを用い、スタッフは当大学獣医学科の主に感染症に関わる研究に携わる8人とする。
3 一般財団法人
リモート・センシング技術センター
埼玉県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月~
平成26年11月の内、10日間を予定
インドネシア
フィリピン
マレーシア
ミャンマー
モンゴル
Bogor Agricultural University
University of the Philippines
National University of Malaysia
Yangon University
National University of Mongolia
本交流プログラムは、日本が世界に誇る「宇宙技術」をテーマに、現在の宇宙技術の現状および最新の動向をアジアの青少年に紹介する。特に近年アジア各国において感心が高まっている、環境分野等における宇宙技術の利用について、施設見学、講義及び実習を通し最先端の技術に触れていただくとともに、各自が有する課題の解決を行い、実生活において有効であることを体感していただくことを目的とする。東京電機大学理工学部殿の協力のもと、日本の学生との交流を計画している。国内の学生にとっても国際交流が行える計画としている。JAXA施設見学(筑波宇宙センター、地球観測センター)及び未来科学館の見学を含む。特に筑波宇宙センターでは日本最大規模の宇宙航空開発施設の一部をガイド付きで見学し、また我が国初の地球観測データ受信基地である地球観測センターをガイドつきで見学する。講義にあたるスタッフは、過去にJAXAやJICAが実施してきた国際研修プログラムにおける講師経験者であり、また実習にあたっては複数名の実習補助者(いずれも英語対応可)が対応を行う。来日期間中は、過去に同様の国際交流プログラムに対応した経験を持つ専任のコーディネイターが全工程について同行する。
4 一般財団法人
霞山会東亜学院
東京都 C.企画活動コース 平成26年8月4日~
平成26年8月10日
中国 上海大学 目的:①中国の若者の日本の優れた科学技術に対する理解や関心を高める。②招聘者の訪日意欲(留学生、研究員としての再来日)を高める。
5 一般財団法人
東北多文化アカデミー
宮城県 C.企画活動コース 平成26年8月17日~
平成26年8月26日
中国
タイ
ベトナム
インドネシア
韓国
吉林大学
天津医科大学
同濟大学医学と生命科学学部
蘭州大学
中国医科大学
復旦大学
Institutes of Brain Science, Fudan University
Institute for Cognitive Neurodynamics, East China University of Science and Technology
ハルビン医科大学
大連医科大学附属第二病院
School of Allied Health Sciences, University of Phayao
Office of the University, Chiang Mai University, Thailand
University College of Foreign Languages
Hue University of Medicine and Pharmacy
Faculty of Medicine, Universitas Padjadjaran
Korea Institute of Science and Technology
Woosong University
交流計画の目的は、東北大学医学部・医学系研究科に関心のある優秀なアジアの青少年を招聘し、実際に医学系研究科(医学科、保健学科、障害科学)、加齢医学研究所の研究室のスタッフとの交流を通して、将来的には東北大で研究する人材育成に貢献することである。受入機関は東北多文化アカデミーが担当し、JSTの指導のもとで東北大学医学部・医学系研究科の関連教員と企画した下記プログラムに従い、学生の研究室訪問、研究機関内の施設見学、被災地域を含む現地の状況を見学し最後に報告会を行う。
6 一般社団法人
エネルギー・環境理科教育推進研究所
東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月31日~
平成26年8月7日
タイ
韓国
中国
在タイ王国日本大使館
在大韓民国日本大使館
中国科学技術部 (科技部国际合作司)
「創造性の育成塾」は、“科学技術創造立国”を目指す日本の未来を担い、世界に貢献できる理系青少年の育成を目的に、ノーベル賞受賞者をはじめ一流の科学者や教授陣、気鋭の教員、財界人等の講師が、全国から選抜された理科好きの中学2年生約40人を対象に、1週間余に亘る夏合宿を通して講義や実験等の授業を行うことを目的とする。ここに、今年は海外からの塾生が参加する。招聘場所:山梨県富士吉田市人材開発センター富士Calm 招聘日程:2014年7月31日(木)~ 平成26年8月7日(木)
7 一般社団法人
ときの羽根
愛知県 C.企画活動コース 平成26年11月6日~
平成26年11月13日(7泊8日)
中国 上海対外科学技術交流中心
上海市農業科学院園芸研究所
崇明県生態科学普及協会
同済大学
四川省国际科技合作协会
上海科園種子有限公司
環境保全活動および環境保全型農業に取り組む訪日メンバーに対して、日本の優れた環境保全および環境保全型農業施設・機関の視察と交流機会を提供するとともに、11月に愛知・名古屋で開催される「ESDユネスコ世界会議2014」パートナーシップ行事に参加し、2010年からの日中合作「自然がっこう」取り組み事例の報告をする。これは、2005年愛知万博を契機に立ち上げた「環境理念の継承」をメインとする政策研究会を母体とし、2010年上海万博、COP10へと上海市政府との人的交流を進化させ、上海市と共同で環境問題の課題解決に向けた「教育実践」を行ってきた。その経緯で上海側から「農業」をテーマとするリクエストがあり、今年3月に日本で「日中アグリ青年交流会」シンポジウムを実施し、上海市との連携がより親密になった。公募に合格した日中合作活動への助成金をベースに上海市と共同で対等な交流を維持している。また、金沢大学大学院人間社会環境研究科の香坂玲准教授をリーダーに、世界農業遺産GIAHS登録の能登を視察し、生物多様性保全に配慮した農業および地域の活性化などについて、生物多様性保全に関する専門家を招いてシンポジウムを開く。
スタッフ:過去の前例からも弊社団法人に加えて、後援先の様々な有力団体、自治体、大学、研究機関、企業などに呼びかけ、相応の協力を得られる体制を整える。
8 一般社団法人
日中科学技術文化センター
東京都 C.企画活動コース 平成26年8月17日~
平成26年8月24日(暫定)
中国 甘粛省人民政府外事弁公室 日本は四方を海に囲まれ、海から多くの恩恵を受けて生活している。日本人にとっての海は日常空間そのものと言ってよい。しかし今回青少年を招聘する甘粛省などの中国内陸部は海から遠く離れており、「海を見たことがない」という人も多い。彼らにとって海は全くの異空間であり、海に触れ、知ること自体が、未知の世界への探索を意味する。それは彼ら自身の思考や認知枠組みにも影響を与えるほどのインパクトを持つであろう。今回の計画では、海に触れ親しむという段階から、「海洋生物」「航海」「深海探査」「海洋エネルギー」といった海に係る先端研究を学習するところまで包含し、海に関する総合的理解を深めることを目的とする。同時にそれは海洋国である日本理解にも通じる。
9 岩手大学
工学部
岩手県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月4日~
平成26年8月11日

中国
モンゴル
韓国
タイ
マレーシア
Dalian University of Technology
Northwest A&F University
Mongolian University of Science and Technology
Ulsan National Institute of Science and Technology (UNIST)
Hanbat National University
Thammasat University
Universiti Malaysia Pahang
「研究高度化・グローバル特別対策室」では、工学部の国際的な共同研究や学生の留学支援を行ってきた。その中で、博士前期・後期課程の学生において、高度な研究推進のために優秀な留学生の確保が急務となっている。そこで、協定校を中心に5か国7大学の学生を一週間招聘して、我が国ならびに本学の最先端の研究技術を体験し、将来本学への留学生としての受入れを目指す。今回は、工学部の学科構成に対応して化学、金型(機械・マテリアル)、電気、情報分野の幅広い学生を招聘し、東京での研究施設訪問や、本学のオープンキャンパスへの参加、高い技術を有するものづくり施設の見学、地元企業の見学、研究者・学生との交流を実施するとともに、実際の学生の生の声を聞き、日本への留学をイメージしてもらう。
10 桜美林学園 東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月13日~
平成26年7月20日
中国 北京市陳経綸中学 「環境と科学技術」をテーマにした交流事業である。大学の環境科学を専門とする教員の協力を得て講義及び実験を行なう。本プログラムの主担当教員(桜美林大学自然科学系教授・図書館長 秀島武敏教授)は2007年より毎年JST主催のサイエンスアゴラに出展している。また、大学における授業だけではなく、行政機関の担当者による解説と環境関連施設の見学を実施する。なお、桜美林大学は東京都が取り組む「ECO-TOPプログラム」認定校である。7月中旬から約1週間の期間で実施予定。
11 大分大学
医学部
大分県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月13日~
平成26年10月20日
タイ Mahidol Wittayanusorn School
Chulabhorn Science High School Chiangrai
Chulabhorn Science High School Pitsanulok
Chulabhorn Science High School Lopburi
Chulabhorn Science High School Loei
Chulabhorn Science High School Mukdahan
Chulabhorn Science High School Buriram
Chulabhorn Science High School Chonburi
Chulabhorn Science High School Patumthani
Chulabhorn Science High School Phetchaburi
Chulabhorn Science High School Nakorn Si Thammarat
Chulabhorn Science High School Trang
Chulabhorn Science High School Stun
Ministry of Education in Thailand (Office of Basic Education Commission)
日本の先端的医療を見学・体験し、医学部進学・医学研究への興味を深めるプログラムとする。附属病院見学では、救命救急センター・ドクターヘリ、内視鏡部、手術室などを見学し、本邦の高水準の医療システムと医療技術を見学する。体験型学習として、本学スキルスラボにてシミュレーターを用いた実習を行う。最新の医学研究に触れるために研究室訪問を行う。本学環境予防医学講座はタイをはじめとしたアジア各国との共同研究を行っており、博士課程大学院にタイ人の留学生(Chulabhorn Science HighSchool Pitsanulok の卒業生)も在籍している。留学生との交流を通じて、日本で学ぶことの意義や魅力を高校生に伝える。また、研究の一部を体験してもらう。東九州メディカルバレー構想の参加企業である川澄化学工業での企業訪問を行う。大分県内のスーパーサイエンハイススクールの高校生との交流、プログラムへの合同参加についてOSS(大分サイエンススクールコンソーシアム)と調整中である。調整がつけば、高校での交流活動とともに、プログラムに参加する高校生も募り、一緒に参加する機会をつくる。可能であれば土曜日にホームステイをする。
12 大阪教育大学
教育学部
大阪府 A.科学技術交流活動コース 平成26年11月17日~
平成26年11月24日
中国 江漢大学 今日、先端科学は非常な勢いで発展しているが、科学教育の分野では遅々としたものがある。この先端教育の発展は教育のスキルに関係して利用出来るだけではなく、人類を如何に発展させるか、生きる意味をも含めた含蓄深い成果も多く出せてきており、世界の教育観を変えるような意味深いものが含まれている。そこで、今回「先端科学から考えるこれからの科学教育」ということをテーマとして、大阪地域の先端科学の研究室、および科学教育研究室を訪問し、そこでの研究者の話を聞き、院生、学生とこのテーマで活発に議論を交わし、今後の若い研究者教員の育成に努める。
13 大阪歯科大学 大阪府 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月27日~
平成26年8月2日
中国 南方医科大学口腔医学院 本学での研修を通じて、実体験による異文化理解を深め、本学によるテーマ講義等の受講、同病院および施設の見学、教員や学生との交流を目的としている。
14 大阪大学
大学院理学研究科
大阪府 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月26日~
平成26年11月1日
韓国 Hanyang Unviersity (漢陽大学) 漢陽大学の新素材工学部と大阪大学大学院理学研究科とは、以前から物質科学研究において教員レベルの交流を行っており、共同研究を進めてきた。今回、漢陽大学の大学院学生を大阪大学に招へいすることにより、交流を学生レベルにまで深めるきっかけを作り、将来的に1年以上の長期滞在を伴う共同研究体制の構築につなげたいと考えてる。今回の交流では、大阪大学大学院理学研究科の研究内容、研究施設を理解してもらい、また、大阪大学の学生との研究交流会を通じて、大阪大学への関心と親近感を高めることを目的としている。また、韓国を重要視している近隣の大企業の見学を通じて、日系企業への関心が高まることも期待している。
15 大阪大学
大学院工学研究科
大阪府 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月1日~
平成26年9月10日

ミャンマー
インドネシア
インド
タイ
ベトナム
Ho Chi Minh City University of Technology
Institut Teknologi Bandung (ITB)
The National University of Malaysia
De La Salle University
Universitas Jenderal Soedirman
ミャンマー海事大学
ハサヌディン大学
インド工科大学カラグプール校
チュラロンコン大学
Hanoi University of Science and Technology
本学で行われているサイエンスとエンジニアリングの面白さを実感してもらうことを主目的に、留学生の受入れに実績のある英語コースの教員、および国際交流に精通したスタッフが本プログラムを実施する。来日した学生は、本学の大学院で行われている英語コースの特別講義を受講し、教育研究を疑似体験する。また、本学の研究・実験設備はもとより、近隣の大規模な科学技術研究施設・大企業の工場・日本文化財を見学する。さらに、本学の留学生や日本人学生との交流の機会を持つ。本プログラムは、本学大学院英語コースの支援組織である“アジア人材育成研究教育拠点(CAREN)”の専任教員およびコーディネーター、国際交流推進センターの教職員が対応を行う。
16 大阪大学
大学院工学研究科
大阪府 B.共同研究活動コース 平成26年11月21日~
平成26年12月11日
タイ
インドネシア
マレーシア
Chulalongkorn University
Mahidol University
Kasetsart University
Khon Kaen University
Naresuan University
Burapha University
Universitas Gadjah Mada
Insttut Teknologi Bandung
Yangon Technological University
University of Yangon
石油代替エネルギーとしてのバイオ燃料の開発やバイオマスの有効利用、急激な都市化や産業振興に伴う環境問題など、東南アジア地域における化学分野の重要性は益々増大しており、これらの問題を自国で解決し得る基盤の確立が強く求められている。我が国に求められている最も重要な貢献は、短期的な技術援助もさることながら、各国の将来の化学を支える人材育成を援助することにある。タイをはじめとする東南アジア諸国は、大学教育の高度化に取り組んでおり、欧米で教育を受けた若き優秀な人材を積極的に採用し、自国での大学院教育の強化を進めている。優秀な学生、特に将来の科学技術の発展の鍵を握る大学院生を獲得するために最も重要な点は、各大学の指導教員を「日本びいき」にすることにある。多くの学生にとって教員からの推薦や指導は、留学先を決定づける極めて重要な情報であり、実際、日本で学位を取得した教員が指導した学生は日本へ留学することが多い。一方で、欧米で教育を受けた教員は学生を同様に欧米へ派遣することが多く、その結果、優秀な学生の獲得の機会を失い、またアジア諸国に与える継続的な波及効果を失う結果となっている。本プログラムの最大の目的は、科学技術分野でもアジア諸国でのニーズも高く、また多数のノーベル賞を受賞するなど我が国が世界的にもトップの研究レベルを誇る化学分野において、①欧米で教育を受けて帰国し、日本での滞在経験なく教員として採用された30歳前後の新進気鋭の若手教員を日本へ招へいし、日本(大阪大学)の研究、教育環境を体感し、共同研究のパートナーとして認知してもらい、さらに今後才能ある学生を日本へ定期的に派遣するシステム構築を行うことにある。また状況に応じて、②既に成績が最上位で日本への留学の強い意志がある学生については、教員と同様に今回の招へい対象に含めることにする。以上の戦略に基づいたプログラムであるため、送り出し機関はできるだけ広範であることが望ましいが、今回は、既に多くの学術交流実績があるタイを中心に、今後の飛躍的な発展が見込まれるインドネシアとミャンマーに限定した。その中でも既にMOUを締結し定期的な交流を行っているチュラロンコン大学、マヒドン大学、カセサート大学(タイ)、バンドン工科大学、ガジャマダ大学(インドネシア)に加え、タイ国内で近年研究教育に急速に力を入れている地方の有力大学であるコンケン大学、ナレスアン大学、ブラパ大学、ミャンマーにおける最高峰の大学であるヤンゴン大学およびヤンゴン工科大学を送り出し機関として選択し、各大学より約1名の特に優秀な若手教員(あるいは大学院生)を招へいする。招へい研究者は、各大学からの推薦を受けた後、可能な限り直接面接で最終候補を選出する。主目的が出来る限り日本の最先端の研究、教育環境を体感してもらうことにあるので、3週間の短期間ではあるが、志望する研究室に配属し、出来るだけ多くの時間を研究活動に割く。なお、原則として工学研究科応用化学専攻に所属する全ての研究室が受入可能研究室となり、専攻全体で本プログラムを運営する。その他週末を利用して、大阪市立科学館などのJST施設や、理研「京」などの最先端研究施設の見学を実施する。また、大阪大学で行っている日本人学生との交流の場である「Osaka Univ. Engalish Cafe」への参加なども企画する。滞在期間の最後には、現在ERATOやCRESTなどのJSTのプロジェクトを実施しているプロジェクトリーダーを含めた学術講演会ならびに各参加者の研究報告を兼ねた学術交流会を実施し、日本の研究者の多くと知己になってもらうとともに、招へい研究者間の横のつながりも構築し、「日本びいき」を増やす。
17 大阪大学
核物理研究センター
大阪府 A.科学技術交流活動コース 平成26年11月26日~
平成26年12月5日
ベトナム
マレーシア
インドネシア
国家大学 ホーチミン市科学大学校
マラヤ大学
バンドン工科大学
最先端の放射線計測を実際に装置を手に取った実習によって行う。大阪大学核物理研究センターのサイクロトロン実験施設を中心に、最先端の放射線計測を学ぶ。短期間であるがまとまった実験を行い、実験ノートをつけ、結果を発表するまでを行う。これにより、実験そのものだけでなく、実験の進め方、データのまとめ方などを学ぶ。ASEAN諸国などでは十分な数の装置がないために実際に装置を触ったことのない学生が多い。そのような学生に自ら手に取り装置を学ぶことを教える。このため、本プログラムは講義だけでなく実習そして見学を組み合わせたプログラムとしている。
18 大阪大学
生物工学国際交流センター
大阪府 B.共同研究活動コース 平成26年7月27日~
平成26年8月9日

インドネシア
タイ
バンドン工科大学
ガジャマダ大学
チュラロンコン大学
キンモンクット工科大学トンブリ校
マヒドン大学
申請機関・生物工学国際交流センターが40年間実施した2つのユネスコ国際大学院研修講座を踏まえ、より進化したアジア若手研究者人材育成プログラムとしてユネスコ・バイオテクノロジースクール・イン・アジア(以下、バイオスクール)を2012年に開始した。次世代に向けて、生物資源の持続的利用に関する教育と研究を発展させ、バイオテクノロジー分野おけるASEAN諸国と日本の関係をより一層強化していくことが、アジア地域の持続的発展のために必要である。そこで、バイオスクールでは、日本の先端技術の紹介、産業バイオに関わる企業による技術や生産管理などを紹介する。日数は講義等で10日間で、大阪大学研究施設での実習と講義、企業生産施設見学を組み入れる。人員としては、本学教員・事務職員、企業が関与する。
19 大阪大学
グローバルコラボレーションセンター
大阪府 B.共同研究活動コース 平成26年10月9日~
平成26年10月29日
ベトナム タイビン医科大学 本交流計画は、大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)が実施している地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)「薬剤耐性菌発生機構の解明と食品管理における耐性菌モニタリングシステムの開発」に参加している機関の大学院生および若手研究者のうち、日本への留学を検討しているものを対象として招へいし、関連する日本の科学技術について紹介するとともに、上述の事業に必要な実験を実際に日本で実施するものである。施設はGLOCOLをはじめとし、大阪大学医学系研究科、薬学研究科、大阪府立大学生命環境科学研究科、大阪府公衆衛生研究所などを利用し、また、GLOCOLのコーディネーターと、左記の連携機関の担当教員・専門家が連携して、資料などの準備に当たる。
20 大阪大学
グローバルコラボレーションセンター
大阪府 A.科学技術交流活動コース 平成26年11月3日~
平成26年11月9日
ベトナム Le Hong Phong high school for the gifted
Le Quy Don high school
Le Hong Phong high school for the gifted
本交流計画は、大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)と、本年度6月にホーチミン市のLeHongPhong高校に320名の2年生を派遣して交流を行う見込みである大阪府立茨木高校との高大連携を軸に、「メガシティにおける環境と科学技術」をテーマとした交流を行うものである。招へい対象者は、大阪大学GLOCOL、工学研究科や大阪市周辺の都市環境に関連する博物館を訪問し、上述のテーマを中心とした日本の科学技術について理解を深める。また、日本最大規模の大阪ベトナム人留学生会や日本語学校との交流を通して、日本への留学や、日本で高度人材として活躍するための道筋についても、議論を行い、関心と理解を深める。
21 大阪府立大学
工学研究科
大阪府 B.共同研究活動コース 平成26年11月17日~
平成26年12月6日
ベトナム ベトナム国家大学ホーチミン校・科学大学 ベトナムの大気汚染は非常に深刻な状況にありながら、研究者の数が非常に少ないこと、十分な装置がほとんどないことなどから、その対策がほとんど進んでいない。送りだし機関の研究室はベトナムでも数少ない大気汚染の研究に取り組んでおり、すでに、2名が当大学で博士号を取得し帰国、1名が現在博士課程に在籍している。しかし、まだ十分な教育体制を取るに至っておらず、我々が年1、2度程度、現地で講義をし、共同研究を進めている程度で、学生やスタッフの研究能力の底上げが必要である。そこで、今回、そこの学生やスタッフを日本に招き、大気化学、大気測定の講義を経て、実際に研究を行い、基礎から勉強する機会を与える。研究は派遣された学生等を3班に分け、それぞれ3日程度ずつ、日本人学生およびベトナム人大学院生と協力して、研究を行う。想定している共同研究は下記のとおりである。①自立して研究できるようにするための基本操作である標準NO、標準NO2ガスの調整と化学発光式NOx計の校正。②微量気体である亜硝酸ガスまたはアンモニアガスおよび校正したNOx計による同時測定。③フィルターパック法による、PM2.5、硝酸ガス、亜硝酸ガス、アンモニアガスを②の測定に合わせて行う。以上のテーマを通じ、気体試料のハンドリング方法、計算方法、装置の特性を学び、データを蓄積するとともに、帰国後にベトナムで同様の測定を行ってもらい、それぞれの特徴を解明して論文作成に結び付ける。また、自分で装置を組み立てるという、基本的な研究姿勢も学ばせる。ベトナムでは、他国の援助により装置を導入し、受け身的な研究ばかりであるが、自分で装置を組み立てることで自立した研究ができるようになり、共同研究として成り立たせるようにする。この共同研究は実施責任者の竹中が中心となって指導するが、地域連携機構の特認教授の前田泰昭教授や研究室の大学院生の協力を得て行う。
22 大阪府立大学
高等教育推進機構教育推進課リーディングプログラム支援室
大阪府 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月24日~
平成26年8月31日
カンボジア Royal University of Phnom Penh(RUPP)(王立プノンペン大学) 王立プノンペン大と大阪府立大学のICT分野の学部・大学院生と教員が情報通信コンピューター分野での最先端の技術情報交流やグローバル視点のマネジメントを共に学ぶ国際交流の場を設け、両大学の今後の国際連携の促進に繋げる。また関西のIT・環境関連の企業施設を見学して、この分野での日本の先進技術も紹介する。
23 大阪府立大学
現代システム科学域知識情報システム学類
大阪府 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月18日~
平成26年10月27日
タイ Sirindhorn International Institute of Technology, Thammasat University 本計画は、送り出し機関の優秀な学部生らを対象に、情報科学・知識科学の分野について、本学の情報関連施設の見学および本学並びに他学の研究室見学を通して、わが国の最先端の科学技術研究とその応用の現場を見るとともに、複数の英語による特別講義を受講し、研究紹介ワークショップに参加することを通して、わが国の教育・研究を体験することによって、将来的に本学等に交換留学や大学院留学を志す強い動機づけを与えることを目的とする。受け入れは16名の教員からなる現代システム科学域知識情報システム学類であるが、他関連学類や学術情報センターとも連携する。
24 大阪府立大学 大阪府 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月24日~
平成26年10月30日

台湾

National Taiwan Science Education Center (NTSEC)
海外からの招聘高校生が、全国規模の化学研究発表会である「高校化学グランドコンテスト」において、日本の高校生・高専生に交って研究発表と討論を行うとともに、コンテスト参加者による交流会に出席することを中核としている点が本計画の最大の特徴である。コンテストでの全発表内容をまとめた要旨集が作成されることに加え、コンテスト上位入賞者と被招聘者による体験記が単行本「高校生・化学宣言PART8」として出版される。同コンテストでは著名科学者による特別講演も受講する。さらに、同コンテスト主催校である大阪府立大学、大阪市立大学および同コンテストで優秀な成績を収めた高校(0.5日)を訪問し、最先端研究設備の見学と被招聘者と訪問先の高校生、大学院生、教員との討論を実施する。加えて大阪市立科学館の見学(0.5日)を行う。
25 岡山大学
大学院環境生命科学研究科
岡山県 B.共同研究活動コース 平成26年10月14日~
平成26年11月4日
ベトナム フエ大学 持続可能な開発のための環境学及び農学研究を共同で実施する。博士前期(修士)課程の特別プログラムでは、森林生態、土壌、灌漑・水利、水質管理、地域計画、廃棄物処理、作物、園芸、畜産、統合的害虫管理等、現地のニーズを踏まえた多様な研究課題に取り組んでおり、これにバイオサイエンス及びライフサイエンス関連の課題を加えて、優秀かつ意欲ある人物を厳選して招聘する。特別プログラム等に関連してベトナムと交流のある岡山大学教員は20名以上おり、今後の発展に何が必要で、現地では何が教育研究の隘路になっているか、それぞれが十分把握している。これまでの実績から、3週間という限られた期間であっても、招聘者が高い充実感を持って帰国できることは疑いない。
26 岡山大学
大学院環境生命科学研究科
岡山県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月25日~
平成26年9月6日
タイ Kasetsart University(カセサート大学) アジア諸国においては、日本は環境科学の領域で、優れた環境技術とグローバルな環境問題を解決できる技術と知見を有している先進国であることは自明である。以前はアジア諸国の科学の発展には、日本から人材と設備等を移入していた。しかしながら、自国の将来を担う次世代の優れた人材輩出が強く望まれ、学生交流や留学生の受入が推進されている現在、大学院生ではなく学部生を受け入れていることが、本プログラムの大きな特徴である。すなわち、日本人学生と同じクラスで2週間、講義・演習・課外活動を通して、アカデミックな環境科学の基礎の修学は勿論のこと、日本人の考え方、暮らし、文化を知ることにより、グローバルな感覚を短期間で身につけることが確約されており、かつそれを本プログラムの大きな目標としている。
27 岡山大学
工学部技術支援部門
岡山県 A.科学技術交流活動コース 平成26年12月17日~
平成26年12月25日
中国 浙江工業大学 (Institute of Materials and Surface engineering, Zhejiang University of Technology) 中国国内にて、産業界との繋がりの強く国内重点校に選ばれている浙江工業大学と、国際交流協定を生かしたセミナーを行う。双方が得られる最新研究に関する知識と磨かれるプレゼンテーション力は、現場で十分に時間を取らねば得られないものである。将来を担う、両国大学生と二国間の将来に貢献できる。発表・ディスカッションを通じ、共同研究内容である新規生医工学材料に関して行う。両大学との共同研究はこれまで、共著論文の投稿や共著での国際会議等成果をあげており、今後の更なる展開を目指して議論を行う。さらに、日本の有名な科学センターの見学や岡山大学で取り組んでいる地域貢献事業・小中学生への化学実験教室の紹介を行い、中国国内でも取り入れられるよう実演も含めて提案をする。現地での大学と周辺地域との交流に役立つとともに、国際的な実験教室の提案ができる。
28 沖縄工業高等専門学校
情報通信システム工学科
沖縄県 C.企画活動コース 平成26年10月5日~
平成26年10月14日
シンガポール School of Informatics & IT, Temasek Polytechnic 本プログラムの目的は、海外からの研修参加学生(ポリテクニク校学生)が日本の高専における研究、大学院大学における研究、海洋、宇宙、環境、情報に関する諸機関の活動と成果について学びながら、日本の科学技術の現状と魅力を理解することである。本プログラムの特徴は、多くのアジアの国々に共通した気候・自然環境・文化がある沖縄において、日本の先端的な研究が取り組まれていることを知ることで、日本の科学技術をよりアジアの国々の学生にとって身近に感じることができる内容になっていることである。そのため、高専、大学院大学、国際環境情報センター、JAXA通信所、国営沖縄美ら海水族館でのセミナー、施設を8日間にわたって受講・見学する。それぞれの機関におけるセミナーは英語で行われ、対応するスタッフも充実している。
29 香川大学
医学部
香川県 B.共同研究活動コース 平成26年12月15日~
平成26年12月23日
タイ
ブルネイ
チェンマイ大学
ブルネイ・ダルサラーム大学
タイ国およびブルネイ・ダルサラーム国においてNCDs(non-communicativediseases)が大きな問題になっている。特にその中でも生活習慣病として位置付けられる糖尿病や肥満の急激な増加が両国において問題となり、その治療はもとより、むしろ予防・改善の重要性が叫ばれている。香川大学では、糖尿病や肥満の克服の機能性甘味料である「希少糖」と、糖尿病患者の「遠隔医療」技術を活用した糖尿病クリティカルパスの確立、さらに小中学校生の啓蒙や積極的介入などにより効果を挙げている『チーム香川』としての取り組みについて参加者に紹介できることが大きな特徴である。参加者はまた実際に希少糖研究や遠隔医療を体験してもらうことで理解を深め、両国における共同研究を加速化することを目的としている。希少糖研究、生産施設、事業化施設、遠隔医療の現場(病院)やデータセンターなどの施設見学や実習を組み入れる。希少糖研究センター(医学部分室)や糖尿病センターのホームページやパンフレットや、我々の研究成果をまとめた論文などを前もって資料として提供できる。スタッフは両センターのスタッフ以外に、大学教員、学生、自治体や企業関係者などの協力が可能である。
30 香川大学
農学研究科
香川県 B.共同研究活動コース 平成26年7月15日~
平成26年8月3日
タイ
中国
ベトナム
インドネシア
カセサート大学食品科学開発研究所
Department of Food Technology, Faculty of Agro-Industry, Prince of Songkla University
Faculty of Biotechnology, Assumption University
シラパコーン大学工学、工業技術学部 (Faculty of Engineering and Industrial Technology)
浙江工商大学食品及び生物工程学院
ハノイ工科大学1
Faculty of Agricultural, University of Sumatera Utara
香川大学農学研究科の有する食品安全機能解析研究センターでは、食品の安全性や食品の素材等に含まれる機能性の高い成分について、効能、食品及び食材の利用性の拡大など広く検討しており、これらのテーマは日本が世界をリードする研究分野である。そこで、タイ、インドネシア、中国などの大学から学生や若い研究員を受け入れ、先端研究の理解を通じ、将来共同研究が推進するきっかけになる研究計画を立案している。参加する学生等には各国にある食材エキスを持参し、そのエキスの機能性も明らかにすることで、共同研究が継続するように工夫している。研究は食品科学分野で研究を行っている4名の教員により、指導が行われ、最終日には農学研究科に所属する食品科学分野の教員に周知し、発表会を行い、相互の交流を深める。その他、四国内にある、食品企業を訪問し、企業との交流も計画する。
31 鹿児島工業高等専門学校電子制御工学科 鹿児島県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月14日~
平成26年10月21日
マレーシア Universiti Teknologi Petronas, Malaysia(ペトロナス工科大学) 交流計画の目的・特徴:高専におけるものづくり技術を習得してもらう目的で、特にロボコン製作の見学・ロボコン大会の視察を中心に計画した。また、卒業研究を通して日本人学生との科学技術交流を進める計画とし、それぞれの科学技術を紹介し合う。
招聘日程の概要:招聘期間は平成26年10月14日(火)から10月21日(火)までの8日間である。
研究内容:本校は専門学科の5年生と専攻科でそれぞれ卒業研究と特別研究を行っておりマレーシア学生と意見交換を行う。施設、設備、資料:本校にはものづくりに必要な高度なCNC工作機械や測定装置などを有し、高度な生産技術を提供できる。
スタッフ等の概要:本校にはこれまでの海外学生受入経験を十分生かせる国際交流委員が学生受入を担当する。
32 金沢工業大学
(金沢工業大学、金沢工業高等専門学校)
石川県 A.科学技術交流活動コース 平成26年12月12日~
平成26年12月21日(予定)
シンガポール
インドネシア
ベトナム
Singapore Polytechinc(シンガポール理工学院)
Universitas Muhammadiyah Yogyakarta (UMY)
Universitas Pembangunan Nasional "Veteran" Yogyakarta (UPN Veteran Yogyakarta)
Duy Tan University
今回提案する交流計画は、グローバルに活躍する技術者育成のため、体験的な共同と共創の活動の場である「ラーニングエクスプレス」に参加した学生の更なる実践力を高めるものである。「ラーニングエクスプレス」は、異なる国の学生達が、アジア地域を訪問し、フィールドワークを通して、地域発展、環境問題、持続可能な社会などの観点から問題発見、問題解決策を提案し実施するという、国際的ソーシャルイノベーションプロジェクトであり、日本、シンガポール、ベトナム、インドネシアの学生が「デザインシンキング」の手法を用いて、村人へのインタビューや観察を通して必要なものを見出し、発案、プロトタイプの製作を行う教育プログラムである。
本学では、更に教育効果を高めるための仕組みとして、事前学習と事後学習を組み合わせた「KITラーニングエクスプレス」を実施している。この「KITラーニングエクスプレス」は、長期留学と同等以上の教育効果をもたらす、実行性のあるプログラムとして実施しており、今回提案する交流計画は、この内の事後学習に相当する部分に「ラーニングエクスプレス」に参加した学生を日本に招聘するものである。招聘した学生は、本学学生と共に、フィールドワークで得たアイデアやフィードバックの共有、それに基づく解決策の更なる検討、現地実用化に向けた製品製作に取り組むことにより、人材育成と地域貢献の相乗効果を図る。具体的には、これまで、現地で簡易的に製作したプロトタイプを、「汎用性」「実用性」「現地での生産性」を考慮した実用品として再度、製品製作を行い、現地にフィードバックすることを目指すプログラムとする。
本学は、工学と創作の面白さを学生達に感じさせると同時に創造性を大切にし、夢を広げ新しい感覚を持った工学技術者を育てるための環境を整えており、今回の交流事業においては、共同と共創の拠点として「夢考房」や「イノーベーション&デザインスタジオ」の活用を計画している。「夢考房」には、「ものづくり」に関するアドバイスを行う専門技師が常駐し、工作機械・実験設備・組み立てをするためのブースや工具、部品を販売するパーツショップ等が設置されている。問題を発見し、物やシステムを作り出し、解決していく創造的な能力を身につけるために「学生自らが興味を持って計画的に学習し、考え、行動する」ためのバックアップ機能を果たしている。また、双方向の動的なプレゼンテーションを可能にする機器を備えた「イノベーション&デザインスタジオ」においては、チームラーニングやアクティブラーニングの活性化を図っている。地元企業や本学研究所への訪問日程は、招聘者がそこで得た情報を本学学生との活動に生かせるよう、活動の順序に配慮し調整する。また、本学は専門教員の5割が企業出身者で構成され、産業界の技術ニーズや人材ニーズを把握し、これに応える教育・研究体制の構築に努めており、招聘者に対して、日本で必要とされている技術や人材について適切な情報提供ができる。
33 金沢大学
理工研究域環境デザイン学系
石川県 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月31日~
平成26年8月7日
中国
タイ
カンボジア
清華大学
北京師範大学
復旦大学
Kasetsart University (カセサート大学)
Prince of Songkla University (プリンスオブソンクラ大学)
Institute of Technology of Cambodia (カンボジア工科大学)
中国、タイ、カンボジアの本学協定校6校において環境工学を学ぶ大学院生を金沢大学に招聘し、アジア共通の環境の課題である水資源と水質汚濁、大気汚染、廃棄物再資源化等について日本の環境処理施設などの現地視察を交えて学ぶことにより、アジア地域の環境問題について相互理解を深め、国境を越えて連携しアジア全体の持続可能な社会発展に貢献することを目的とする。更に自然科学研究科博士前期課程の「日中韓環境・エコ技術特別コース」(大学の世界展開力強化事業(キャンパス・アジア中核拠点支援))と連携して同じ専門分野をもつ学生間の交流を通じて国際コミュニケーション力を育成する。当該コースの担当教員18名、プロジェクトオフィサー(PO)2名が本プログラムに協力する体制を整えている。
34 株式会社 山下設計 東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月18日~
平成26年8月23日
中国 同済大学 高齢化率23%を超える日本の医療施設の設計実務を通して、我が国の超高齢社会における医療への取り組みと最先端医療技術について紹介し、この分野における交流を深めることを目的とする。招聘日程は6日間を予定する。・研究内容:医療施設の設計監理実務・施設設備:本社オフィス(CAD用PC他)・資料:別紙会社概要パンフレットを参照・スタッフ等の概要:本交流計画担当10名(医療施設設計チーム及びアジア室所属)内4名は中国人スタッフ
35 株式会社 堀場製作所  京都府 B.共同研究活動コース 平成26年9月14日~
平成26年9月20日
中国 清華大学環境学院
北京市理化分析測試中心
HORIBA (China) Trading Co. Ltd. Beijing Branch
最新の日本における環境計測技術を理解してもらい、中国での環境改善に役立ててもらうことを目的とする。現在、清華大学、北京市理化分析測試中心とは共同研究を各テーマで進めており、その中でも優先度の高い環境分野に集中して実施することとする。HORIBAでの環境計測技術の理解とともに、日本の計測現場、環境改善現場として、浄水場、下水処理場、発電所、ゴミ焼却場の見学を入れる予定。
36 関西大学
社会連携部 産学官連携センター
大阪府 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月1日~
平成26年9月7日
中国 四川省国际科技合作协会 関西大学が持つ世界的に見ても第1級の優れた研究成果を受入れ者に数多く紹介することを目的とする。これらの研究は、将来中国社会が必要とする技術の一つになりうる特徴を持つ。また、関西に位置する日本の代表的研究機関も訪問先に加える。交流日程は、1週間のAコースで、時期は学生がいない夏休みの8月下旬から9月初旬を予定している。
37 関西学院大学
理工学部
兵庫県 A.科学技術交流活動コース 平成26年11月16日~
平成26年11月22日

台湾
インドネシア
Tunghai University(東海大学)
National Taiwan Normal University(国立台湾師範大学)
Padjadjaran University(パジャジャラン大学)
【目的】本プランは、日本の大学での学びと、日本にある先端科学技術に関心を持ってもらうことを目的に立案している。日本の大学院へ進学を考えている者に対しては、本学の施設で実験を体験し、修学意欲を高める。あわせて兵庫県内の先端研究施設、ゴミ処理施設、防災センターの見学、寿司作りなどを通じ、兵庫県の教育・技術・文化に対する理解も深めてもらう。【特徴】神戸は古くから貿易港として栄え、様々な外国文化が共生して繁栄した。本学も多文化共生を重視し、多くの留学生を受け入れている。特に大学院理工学研究科では英語で学位取得が可能な修士プログラムを開設し、グローバル化を意識した取り組みを行っている。本申請で提案するプランは、将来の日本留学へのインターンシップとして位置付け、将来学びたい専門分野を明確にし、入学後のミスマッチを解消するのに役立つと思われる。このため、これまで交流のある3大学を中心に据え、本学の学びに直接触れるような実習をとりいれている。また兵庫県内には、本学の連携大学院であり、世界一の大型放射光施設(理研SPring-8)や発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)がある。これらの施設見学は本学教員が同行し、先端施設を解りやすく解説する。参加者にとって日本の基礎研究の制度を知る良い機会になると思われる。本プランでは教育・研究施設以外にゴミ問題、地震対策、日本の食文化についても考える企画を盛り込んでいる。インドネシア、台湾とも廃棄物処理や地震の対策には関心が高い。そこで、日本の先進的なゴミ処理施設(尼崎ゴミ処理施設)の見学を行う。さらに本学教員の案内で阪神・淡路大震災を引き起こした地震断層の野外調査実習と、被害の状況を展示した施設(人と防災未来センター)の見学も行う。参加者には関連する諸技術への関心を高める契機となることを期待する。兵庫県は醗酵・醸造産業の活発な地域であり、本学教員も共同研究を活発に行っている。そこでマルカン酢株式会社の協力を得て、研究所・工場の見学と寿司作り体験を取り入れた。実際に体験することで日本の伝統食文化にも興味をもっていただきたい。訪問する施設は全て兵庫県内にあるものであり、参加者が兵庫に親しみを感じていただけるよう考えた。全日程を通じて台湾人、インドネシア人、日本人の混成グループを構成し、実験や施設見学を行う。1週間の滞在期間に、お互いが異種文化に対する理解を深められるよう配慮する。【招聘日程の概要】受入時期:11月16日~22日(予定)。対象者:大学2~3年、理科系の学部に在学中、派遣先が推薦する者。対象人数:国立台湾師範大学(台湾)5名、東海大学(台湾)5名、パジャジャラン大学(インドネシア)5名。プログラム内容(予定):1日目:関西国際空港で入国。その後来日歓迎会(スタッフ:教員4名、職員3名、大学院留学生5名)。2日目:本学連携大学院発生・再生科学総合研究センター(理研CDB)にて特別講義。その後マルカン酢本社見学及び寿司作り体験(スタッフ:教員3名、職員1名)。3日目:本学神戸三田キャンパスにて、特別講義。太陽光発電体験、プログラミング実習。その後日本人学生と交流会(スタッフ:教員4名、大学院生6名)。4日目:本学神戸三田キャンパスにて、特別講義。遺伝子検査体験実験。その後キリンビアパーク神戸見学(スタッフ:教員4名、大学院生6名)。5日目:本学連携大学院SPringー8の見学と特別講義。その後、移動して野島断層見学・特別講義(スタッフ:教員4名、職員1名)。6日目:人と防災未来センター見学、尼崎ごみ処理施設見学、(スタッフ:教員3名、職員1名)、送別会(スタッフ:教員4名、職員6名)。7日目:関西国際空港より離日・帰国。
38 北九州工業高等専門学校
電気電子工学科
福岡県 B.共同研究活動コース 平成26年9月1日~
平成26年9月21日
シンガポール リパブリックポリテクニック  本交流計画はシンガポール共和国リパブリックポリテクニック(RP)と北九州高専における国際協働人材育成プログラムの一環として行われる学生研究交流である。RPにおいて招聘学生は化学工学を専攻しており、日本の卒業研究に当たるFinalYearProjectで燃料電池の研究開発を行っている。これら学生の共同アドバイザーとして本校電気電子工学科教員が研究指導に当たり、燃料電池の電気的性能測定とシステム全体の構築を行う。電気測定には研究室を中心に本校施設を使用すると主に本校教職員が研究指導を行う。また、本校本科・専攻科学生との交流を通じて国際理解の推進を図る。
39 北九州市立大学
国際環境工学部
福岡県 B.共同研究活動コース 平成26年9月7日~
平成26年9月27日
インドネシア Pasundan University
Andalas University
Indonesia University of Education
State University of Malang
Langlangbuana University
提案申請者の所属する学部と、送り出し機関(5大学)とは、本年3月に学部間の学術交流協定を締結した。その関係をベースに、インドネシアの都市環境改善のための戦略的研究に取り組むことで合意している。個人(意識・行動変化)、要素技術、社会システムの3要素に関して、廃棄物、水資源、エネルギーを対象に総合的な研究を進めている。本交流計画では、これらの研究の実施を確実にするために、インドネシア側の学生に対して共同研究に触れる機会を与えるものである。大学内の研究の紹介、北九州市の官民の取り組みの視察を通して自身の研究を深めてもらい、ディスカッションを行う。本学は滞在のための研究施設、支援スタッフが充実している。また、北九州市は視察先も豊富である。
40 北九州市立大学
環境技術研究所
福岡県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月30日~
平成26年9月6日
ベトナム VNU University of Science(ハノイ科学大学) 本学は、ベトナム政府より高度人材育成事業(project911)の第1号として2014年度に認定され、2024年度までの10年に亘ってベトナム政府の全額負担で環境化学分野の留学生をハノイ科学大学から受け入れる。これについて本交流によって第1バッチの留学候補者や次年度以降の希望者を招聘することで、今後開始する大学院の共同教育や受け入れ研究室での共同研究のマッチング・人材育成方向を確実にする。ベトナムは教育研究設備が乏しく座学が基本となっているため、特に本学で充実している環境分析の実験実習をプログラムに多く組み入れるとともに、公害を克服した北九州市の水処理施設を視察に加えることで研究・実務の実践イメージを与える。
41 キャセイ・トライテック株式会社 神奈川県 A.科学技術交流活動コース 平成26年11月4日~
平成26年11月13日
中国 中国科学技術大学 日本のIT産業とその背景にある日本の文化・自然への理解を深める。
42 九州工業大学
大学院情報工学研究院
福岡県 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月7日~
平成26年9月13日
マレーシア Universiti Teknologi Malaysia: UTM(マレーシア工科大学) 本学の重点分野の一つであるディペンダブル・コンピューティング分野を中心的交流分野とするマレーシアの大学間協定校であるマレーシア工科大学(UTM)の学部生10名を一週間にわたり招へいする。同分野の主要教員が学内の研究施設の紹介、研究活動の講義、学生プロジェクトでの学生との交流、外部講師による講演等を実施する。本学の情報工学は国内唯一の「情報工学部」の特徴を生かし、モノづくりと情報技術の融合した工学者の育成を図るものであり、マレーシアのトップクラスの工学系大学でコンピュータ技術を学ぶ今回の学生にも同様の視点で我が国の科学技術を紹介する。
 ルックイースト政策で国産自動車メーカーを興したマレーシアの背景とカーアイランド構想を推進する九州の特徴を考慮し、モノづくりの原点ともいえる自動車工場(予定としては、北九州戸畑区を発祥とする日産自動車の九州工場)の見学やコンピュータ技術を駆使するロボット技術として安川電機(本学設立者の安川敬一郎が設立した)で産業用ロボット、福岡市のロボットスクエアで知能ロボットを通じた未来のロボット技術に触れる機会を提供する。併せて、イスラム教徒が日本、特に地方での生活で常に心配の種となっているイスラム文化(食べ物、モスク等)の生活資源を紹介することで、将来の日本留学の不安を少しでも取り除く活動を組み込む。
43 九州工業大学
大学院 生命体工学研究科
福岡県 A.科学技術交流活動コース 平成26年11月7日~
平成26年11月13日
中国 大連理工大学 大連理工大学より優れた大学院生を招聘し、本学のナノエネルギー関連分野における日本式の教育と研究を体験させ、両大学院のさらなる共同研究の推進につなげることを目的とする。研究室での実験体験、集中講義を受ける、また研究交流セミナーに参加してもらうことを予定している。北九州市にある浄水場及びエコタウンなどを見学する。スタッフは、留学生・海外対応部会の委員、中国人教員である提案者、留学生担当教職員が担当する。
44 九州大学
システム生命科学府
福岡県 B.共同研究活動コース 平成26年11月25日~
平成26年12月4日
タイ マヒドン大学
キングモンクット工科大学ラートクラバン校
キングモンクット工科大学トンブリ校
学際分野の大学院であるシステム生命科学府の工学、情報、理学、農学、医学、数理学等の様々な分野の教員がホストとなり、セミナー、講義、研究室体験(脳情報工学、バイオイメージング、センサ工学、生命情報科学、遺伝子工学、人工臓器、ナノ・マイクロ医工学、バイオメカニクス、生体材料工学、バイオインフォマティックス等)により、システム生命科学、生命医工学の分野の最先端の研究、技術に触れる。また、来日時期に九州大学内で開催される生体医工学国際会議に参加し、生体医工学分野の研究者とディスカッションの場を設ける。さらに、福岡青少年科学館の見学、また日本の文化に触れてもらうため、九州国立博物館、太宰府天満宮見学などの見学もプログラムに加えられている。
45 九州大学
大学院芸術工学研究院
福岡県 A.科学技術交流活動コース 平成27年2月18日~
平成27年2月24日
タイ National Electronics and Computer Technology Center コンテンツ大国を目指す日本の戦略として、メディア芸術における、コンテンツなどの価値ある情報づくりを、クールジャパンとして産業の基盤に据えることにより、新たな成長戦略としている。九州大学大学院芸術工学院は、科学の人間化を標榜し文理及び芸術を融合させた高度なクリエータの育成を行ってきた。特に先導的デジタルコンテンツ創成支援ユニット(JST事業評価S2005-10)では、高度なメディアテクノロジーを芸術的感性を持って展開できる人材の育成を行いその後も大学院コンテンツクリエーティブコースや感性融合デザインセンターのコンテンツ創成科学部門などを創設し高度な設備環境と共に継続した教育・研究事業を実施し高い評価を得ている。今回の受け入れではこのような九州大学の先端的なコンテンツ教育を前面に出した実習を含む体験を、コンテンツ戦略に力を入れているタイ王国のデザイン系学生や研究者の刺激になるような魅力あるプログラムを提案している。またアジアデジタルアート大賞展(ADAA)やアジアデジタルアートアンドデザイン学会(ADADA)などの研究者やクリエータの連携・交流に努めており、これらの活動の中から選抜者を決定する。
46 九州大学
アジア太平洋未来研究センター
福岡県 A.科学技術交流活動コース 平成27年2月9日~
平成27年2月15日
韓国 延世大学 韓国の名門・延世大学の優秀な学生に対して、九州大学の最先端の環境・エネルギー関連の取組み及び施設を紹介することにより、今後、九州大学への留学及び研究協力につなげることを目的とする。特徴は、最先端の科学研究の紹介のみならず、日本文化体験、福岡・釜山の地域連携の紹介、九州大学学生との交流等を組み合わせている点である。このため、韓国との交流経験が豊富かつ韓国語が堪能な教員・スタッフを多数擁する九州大学アジア太平洋未来研究センターが全体のコーディネートと学生サポートを担当し、九州大学総合理工学研究院等と協力して、各自の強みを生かした総合的な交流とすることにより、将来の再来日への強い動機を付与することを目指している。
47 九州大学
大学院芸術工学研究院
福岡県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月28日~
平成26年9月6日
インドネシア
マレーシア
Gadjah Mada University
Hasanuddin University
University of Malaya
アジア圏の人間科学を学ぶ修士生を中心とする大学院生10名を、九州大学芸術工学府デザイン人間科学国際コースが主催するプログラム2014 Human Science Summer Schoolに短期受入する。(1)科目履修による単位取得、(2)研究室での演習を通じた研究指導、(3)週末の市内ウォークツアーとバスツアーで文化歴史体験、を8日間の日程で行う。講義は、臨時科目「デザイン人間科学特論」の90分×15回(2単位)を行い、同国際コースの教育研究分野全体(生理人類学、知覚心理学、生体情報数理学)を理解することを目的とする。演習は、同国際コース教員の複数研究室に配属し、演習課題を決めて研究室教員の研究指導の下に課題を仕上げる。
48 九州大学
炭素資源国際教育研究センター
福岡県 B.共同研究活動コース 平成26年12月4日~
平成26年12月24日
タイ
モンゴル
中国
インドネシア
Mahidol University(マヒドン大学)
National University of Mongokia(モンゴル国立大学)
China University of Mining and Technology(中国鉱業大学)
Gadjah Mada University(ガジャマダ大学)
エネルギー・物質資源開発と転換・物質合成、省エネデバイスの最先端科学技術を有するも資源に乏しいわが国と、資源ポテンシャルは高いが化学・エネルギー産業技術が発展途上であるインドネシア・タイ・モンゴル、巨大な潜在市場と潜在能力を有し両者の中間にある中国は、科学技術〜産業技術のレンジで高度の補完関係を構築できる。この観点に立ち、包括的連携研究と国際教育を推進するオンリーワン拠点である「統合創・省・基盤技術エネルギー教育研究拠点(教員数17名)」は、優秀な次世代研究人材を迎えて特定課題に関する短期集中型研究を実施する。招聘期間(本年12月の3週間)に、本拠点と関連部局の設備と教育・研究人材を効果的に投入し、研究・能力開発の成果を起点とする、「若手がインキュベータ人材となる共同研究の展開」をはかる。
49 京都産業大学
理学部
京都府 B.共同研究活動コース 平成26年8月3日~
平成26年8月22日
インドネシア バンドン工科大学 京都産業大学・神山天文台では世界トップレベルの新星に関する観測的研究を行っており、その成果は世界へと発信されている。一方、日本からは観測が困難な新星については、インドネシア・バンドン工科大学のBoscha天文台との協力の下、観測的研究を推進してきた実績がある。しかし、バンドン工科大学には新星に詳しい専門家は少なく、この機会に教員を含め学生諸子を京都産業大学に招き、私立大学最大となる口径1.3m望遠鏡を用いた観測およびデータの解析など、共同研究を更にいっそう進めることが、本プログラムの目的である。本提案は、学内に神山天文台という研究施設を有する本学ならではの交流プログラムであり、バンドン工科大学側にとっても、新星研究に詳しい本学天文台長はじめ装置開発に詳しい天文台スタッフそして関連学生との交流は、研究面・技術面においておおいに資するものであると信じる。
50 京都大学
東南アジア研究所
京都府 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月20日~
平成26年10月29日
ラオス National Agriculture and Forestry Research Institute(国立農林業研究所) 交流計画の目的は、①我が国における最先端の農林業研究を学ぶ、②農林業研究を学ぶ両国若手研究者の交流機会を設ける、③我が国の農業実践の現場で先端的な農林業を経験的に学ぶ、の3点である。①と②は、京大東南アジア研究所および大学院アジア・アフリカ地域研究研究科および名大大学院環境学研究科において実施する。スタッフは主として京大および名大の教員および大学院生である。③は、都市近郊型農業や農産物加工業等において先端的な取り組みを実践している機関(「低炭素施設園芸づくり事業」(田原市)、「三方よし!近江日野田舎体験」(滋賀県日野町))において実施する。さらに、我が国の高度な先端科学技術の水準を体感してもらうために、トヨタテクノミュージアム産業技術記念館を見学する。
51 京都大学
防災研究所
社会防災研究部門
京都府 B.共同研究活動コース 平成26年10月10日~
平成26年10月31日
ミャンマー University of Yangon(ヤンゴン大学) 平成26年10月の3週間にわたり、防災研究所がこれまで同大学とJICASEED-NETプロジェクトを通して教員と共同研究を行ってきた「非破壊的地質調査手法を用いた地震被害予測」技術に関して、若い学生にフィールド実習を通して教育し、技術移転を行うとともに日本の最先端の地震被害防止の技術に触れさせることで、彼らのモチベーション、特に日本への留学熱を高めることを目的とする。防災研究所では可搬型地震計を15台保有しており、これを活用して計測方法と解析方法を学ばせる。また合わせて防災研究所所有の大型振動台による振動実験や実大構造物の観測状況を見学させ、地震防災の最先端技術を紹介する。
52 京都大学
大学院薬学研究科
京都府 B.共同研究活動コース 平成26年9月30日~
平成26年10月13日(予定)
中国 貴州省中国科学院天然産物化学重点実験室 計画の最大の目的は、現在送り出し機関と受入機関で行っている共同研究をさらに円滑に行うために技術及び学問の交流を行うことである。当研究室では、生理活性をもつ天然有機化合物の合成研究や医薬品候補化合物の設計および創製を行っている。教授1名、准教授1名、助教1名の研究スタッフがおり、20名の学生(博士6名、修士9名、学部5名)が在籍する。当研究室および当研究科では、NMR、質量分析装置、X線結晶解析装置、マイクロリアクターなどの最新の設備を備えているだけでなく、研究に関する文献やデータベース資料も豊富である。来日学生は約2週間の滞在期間で、医薬品候補化合物の合成に関する共同研究の準備を行うとともに、研究セミナー・講演会の開催や科学技術に関わる施設を見学する予定である。下記のスケジュールは来日日程の変更(航空券手配の関係等)により、若干の変更の可能性がある。
53 京都大学
大学院地球環境学堂
京都府 A.科学技術交流活動コース 平成27年2月16日~
平成27年2月25日
ベトナム Hue University(フエ大学)
Hanoi University of Science and Technology(ハノイ理工科大学)
The University of Danang(ダナン大学)
ベトナムで顕在化している環境問題および災害への多面的なアプローチの可能性を、日本の科学技術の実践現場での研修を通じて考究するとともに、参加学生の現在および今後の研究課題に関わる基礎・応用知識を習得する。大学での講義、セミナーに加え、3泊4日の愛媛・広島研修旅行、京都市内および滋賀県内の環境関連施設見学、ベトナム滞在経験のある本学学生との交流プログラム等を実施し、先端科学技術の実践事例を体験的に学び、日本をより深く理解する機会を提供する。受入れに際しては、地球環境学堂教員および日本人学生、留学生による支援体制を構築する。
54 京都大学
地域研究統合情報センター
京都府 A.科学技術交流活動コース 平成27年1月12日~
平成27年1月19日
インドネシア
シアクアラ大学大学院防災学研究科
シアクアラ大学津波防災研究センター
2014年12月に2004年スマトラ島沖地震津波被災から10年目を迎えるインドネシア・アチェ州では、被災と復興の経験の継承という課題に直面している。本プランでは、アチェ州から大学院生(地方政府・NPO職員などの社会人大学院生を含む)4名ならびに教員2名を招聘し、①被災から20年目を迎える阪神淡路大震災被災被災地訪問、②京都ならびに神戸の防災教育施設の実地体験、③情報技術を活用したアチェ津波モバイル博物館の制作に関するワークショップを実施する。受入れ機関は災害地域情報マッピングシステムの開発を行っており、送出し機関とともに2004年スマトラ島沖地震津波被災地の復興過程の経年変化を記録するデジタル・アーカイブを共同で開発してきた。本プログラムでは日本における情報技術を活用した災害リスク管理や防災教育の実例を学ぶとともに、実地研修を踏まえた具体的な技術講習を行う。その成果を最終日に公開国際ワークショップとして発表する。
55 熊本大学
工学部
熊本県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月22日~
平成26年8月28日
中国 山東大学 平成26年度より正規プログラムとなった中国山東大学からの編入学プログラムにより、熊本大学工学部3年次への編入学を希望する1、2年の学生を編入学試験前に招聘して、工学部の教育・研究水準と学生生活を体験してもらうことにより、編入学への意志を再確認し、毎年6月中旬に実施の編入学試験への応募を確実にしてもらうことを目的とする。編入学試験に合格した場合は10月には確実に我が国に留学し、我が国の最先端の科学技術に触れ、工学教育を受けることになる。受入機関は研究大学として認定された22大学・研究期間のうちの1つである熊本大学であり、その研究内容と水準、施設・設備、スタッフの量と質は十分に保証されている。
56 熊本大学
薬学部附属薬用資源エコフロンティアセンター
熊本県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月24日~
平成26年8月31日
ラオス University of Health Sciences 「目的」2010年にラオス保健科学大学と熊本大学薬学部・生命科学科と提携を結んだMoUをさらに充実するために、今回のプログラムを計画した。薬学部、医学部、看護学部、臨床検査学部での医療系での講義、セミナー、学生同士での親睦を通して、熊本大学薬学部及び医学部とラオスの医療系国立大学であるラオス保健科学大学の学生同士の交流を目的とする。
「特徴」熊本ラオス友好協会が長年にわたり補助してきた学生を含む優秀な学生の研修を行い、熊本大学薬学部及び医学部へのSSTであるHIGOプログラムを利用しての留学を進めるための一助を行うことを特徴とする。
「招聘の日程の概要」熊本での研修の日程は6日間を予定し、移動に2日間を必要とするため、合計8日間とした。また、学生の他に教職員2名の随行を依頼する。
57 熊本大学
大学院自然科学研究科
熊本県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月2日~
平成26年8月9日
インドネシア Institut Teknologi Sepuluh Nopember(スラバヤ工科大学) 本プログラムは、本邦に初めて渡航するスラバヤ工科大学の学部3-4年生・大学院修士課程学生および若手教員を対象に、熊本大学大学院自然科学研究科の教育研究活動を施設見学を交えて実施するとともに、学生交流・本邦大学研究室における研究活動の体験、さらに福岡県青少年科学館の訪問を組み込んだものである。送り出しに際しては、スラバヤ工科大学国際オフィスおよび本学スラバヤ・リエゾンオフィスと連携により実施するため、スムーズな派遣・受け入れ態勢が構築できる点に特徴がある。
58 熊本大学
大学院自然科学研究科
熊本県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月15日~
平成26年10月24日
中国
フィリピン
Jilin University(吉林大学)
De La Salle University
Sichuan University(四川大学)
本学と交流協定を締結している中国の2大学、フィリピンの1大学から、学生、若手教員を招聘し、熊本大学を始めとする熊本地域が取り組んでいる有機エレクトロニクス、バイオ関連分野の研究・技術交流を目的とし、有機・高分子を基礎とする複合材料、生体関連材料、プロセス工学のフィールドで研究している若手教員ならびに大学院生を中国およびフィリピンから招聘する。上記分野で研究している教員、大学院生の講義ならびに大学の研究室訪問、地域の研究所、民間企業の見学を実施する計画である。また、日本人学生も交えたショートプレゼンやグループディスカッションを行うことで、日本の若手研究者、大学院生の国際交流に対する意識づけの機会とする。地域の研究所、民間企業の見学を実施する計画である。
59 久留米工業高等専門学校
制御情報工学科
福岡県 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月6日~
平成26年7月12日
タイ King Mongkut's Institute of Technology Ladkrabang(モンクット王工科大学ラカバン校) 本年度から大学間連携教育推進事業の関係でタイの大学から3年生をインターンシップとして受入れることになった。また、提案申請者自身がKMITLに4ヶ月滞在し、リエゾンオフィスの設立や国際交流事業部で日本への学生派遣の手伝いをした経験があり、KMITLの優秀な学生が日本に強い関心を持っていると強く感じている。本プログラムでは次年度にインターンシップの対象となる2年生を招聘し、受入れ機関の状況と3年生の実態を知ることにより、次年度の応募に繋げたい。インターンシップは専門4学科で8名、制御情報工学科だけでも4名(うち1名はタイ王国のカセサート大学)を受入れており、またKMITLの教員も受入れ機関に滞在中であるため、初めて来日する学生にとって非常に参加しやすい内容になっている。
60 公益財団法人
国際科学振興財団
茨城県 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月27日~
平成26年8月2日
中華人民共和国マカオ特別行政区 マカオ大学 (目的)受入れ機関である当財団が進める研究テーマについて講義を行うのみならず、わが国の学術、研究開発の代表的地域である筑波研究学園都市において、多様な研究拠点を訪問し説明を受けながら先端的な研究成果に触れるとともに、研究者、学生等とも直接交流する機会を通じて、日本の多様な研究とその成果に対する関心を深める。この目的を達成するために、主に筑波大学での研究交流(大学として正式に協力決定済み)ならびに研究学園都市内の諸研究機関の訪問を行う。(1)筑波大学アレンジ予定研究交流テーマ内容・施設候補=藻類バイオマス・エネルギー、スポーツ医学、最先端サイバニクス(ロボット)、陽子線医学利用、分子行動科学等(留学関心を高めるため学生宿舎環境等も紹介)。筑波大学における1日をこれら施設訪問、1日をこれら研究テーマの複数受講・ディスカッションを基本形とするが、研究室等の都合を踏まえ柔軟にスケジューリングする。(2)筑波研究学園都市内の研究機関で訪問予定の機関=産総研、KEK、農研機構、物材研、国土地理院等当該分野で我が国の代表的な研究機関から2〜3機関程度。(3)アテンダントスタッフ(コーディネーター)としては、基本的には学生・院生の研修等に経験を持ち、かつ来日学生等に対応出来る言語力を持つ理工系博士、修士をあてる。具体的には、海外学生に対しての日々の成果点検研修のほか、事前に英語によるプレゼンテーションの研修を行い、大学(研究室)・研究機関・科学技術館等への訪問、講演聴講、日本側の学生・院生とのディスカッション、文化交流を行う。これら交流の充実を図る手立てにより、海外学生の日本に対する関心を高めつつ、日本国内学生のグローバル化意識を促進させる。(4)6泊7日の内、日程の中心・筑波研究学園地区が2泊3日、前後が東京地区。
61 公益財団法人
地球環境戦略研究機関 (IGES)
北九州アーバンセンター
福岡県 C.企画活動コース 平成26年12月19日~
平成26年12月26日
マレーシア マレーシアプトラ大学
ジャラン・エンパット高校
バンダル・バル・スンガイ・ロン高校
マレーシアプトラ大学、及び、その関係する高校より優れた青少年を招聘し、グリーン成長モデル都市である北九州市の先端環境技術とその発展に寄与した北九州市の経験、努力の歴史を知らしめることを目的とし、今後、環境と経済の両立が求められる東南アジアでのグリーン成長モデル都市の発展に寄与できる人材に、招聘青少年が育つことを目指す。そのため、北九州市にあるアジア低炭素化センター、環境ミュージアム、北九州市の最先端ごみ処理施設、エコタウン等の見学や九州工業大学でのワークショップを通じ、実践的に日本の優れた環境技術、思想を学ぶことができる。特筆すべきは、同時期に開催される九州工業大学・マレーシア・プトラ大学の定期シンポジウムの環境グリーンセッションに参加させ、大いに知的刺激を与えることである。
62 公益財団法人
三重県国際交流財団
三重県 C.企画活動コース 平成26年10月20日~
平成26年10月24日
韓国 大聖学園聖南高校 目的:韓国の高校生を招へいし、本年4月にオープンした三重県総合博物館や海の博物館(東海水産科学協会)等を視察することにより、日本の科学に関する知識を深めてもらうとともに、三重県立津商業高校を訪問し生徒との交流やホームステイを通じて相互理解を深める。招へい日程:平成26年10月20日から10月24日までの4泊5日、スタッフ等:事業の実施にあたっては、全体のコーディネートを当財団職員が行い、津商業高校訪問については同校と連携し実施する。
63 高知工科大学
国際交流センター
高知県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月3日~
平成26年8月12日
中国
タイ
韓国
インドネシア
カンボジア
Anhui University(安徽大学)
King Mongkut's University of Technology Thonburi(キング・モンクット工科大学トンブリ)
Mokpo National Maritime University(国立木浦海洋大学校)
Bandung Institute of Technology(バンドン工科大学)
Institute of Technology of Cambodia(カンボジア工科大学)
目的:①本学と学術交流協定を締結する大学、または締結に向け関係を深化中の7大学から大学生を招聘し(うち本プランの対象は5大学)、本学の設備等研究環境、本学で展開されている先進的研究の一端を紹介することで、本学で学ぶことへの関心を深め、今後の留学や研究交流、大学間交流につなげる。②外国人学生と同数程度の日本人学生をバディとして同じプログラムに参加させることで、同様の立場で同種の学修を進める異国間の学生同士の親密な交流を図る。③交流を通じ、特に日本人学生の異文化理解、国際コミュニケーション力の向上を図り、また異なる視点から自らの置かれている環境を眺めることで、自らの立ち位置を再認識させる。特徴:高知県発であり現在世界的に広がりを見せる「よさこい祭り」に共に参加することにより、高知という地域、また日本に対する文化的理解が深まり、また祭りという特殊環境に置くことで、より相互の関係性を深め、結束力を高めることができる。招聘日程の概要:1日目-到着、2~4日目-本学でのプログラム(講義・研究センター等見学・文化交流等)、5~6日-1泊2日の研修旅行(海洋コア総合研究センター、県立牧野植物園訪問等)、7日目-バディと自由行動(よさこい祭り前夜祭)、8日目-よさこい祭り参加、9日目-振り返り、10日目-出発
64 高知大学
総合人間自然科学研究科黒潮圏総合科学専攻
高知県 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月9日~
平成26年9月18日
フィリピン
台湾
Bicol University
University of the Philippines System
Bureau of Fisheries and Aquatic Resources Regional Office No.2
National Sun Yat-sen University (国立中山大学)
National Dong Hwa University (国立東華大学)
【目的】黒潮圏の持続的な沿岸管理を担う人材発掘をすることを目的とする【特徴】高知の海洋資源(深層水、サンゴ、藻類など)を利用した最先端の教育研究を学ぶと同時に、黒潮圏の海洋管理に関わるシンポジウムへの参加を通じ、黒潮圏の人的ネットワークを拡大する契機とする【招聘日程】高知大学内の研究室、コアセンター(共同利用施設)及び高知県内の深層水利用施設やサンゴ研究機関においてプログラムを実施する。日程は10日とし、シンポジウムの参加、施設視察、研究室訪問からなり、本プログラム後に日本において学位取得を促す。
65 高知大学
農学部
高知県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月22日~
平成26年10月31日
タイ カセサート大学
コンケン大学
ハノイ教育大学
交流計画の目的は、東南アジアの大学で農学・林学・水産学・環境学等を学ぶ学部学生に、我が国の最先端の科学技術や伝統技術を組み合わせた持続可能な農林水産業の取組みや、自然資源の利用・管理技術等を紹介し、科学技術に対する関心や理解を促進させるとともに、東南アジアの農林水産業の将来を担う人材育成を図ることである。プログラムは、高知大学の施設・設備を中心として利用するが、高知県内および四国の研究機関や企業の協力のもとで実施する。実習の引率や通訳は高知大学農学部国際支援学コースの教員が担当するが、実習の説明等は実施場所の関係者が担当する。実習の補助的な役割として、全てのプログラムに高知大学農学部国際支援学コースの学部学生及び修士課程の学生が数名同行する。
66 神戸女子大学
健康福祉学部
兵庫県 B.共同研究活動コース 平成26年10月6日~
平成26年10月26日
インドネシア Udayana University インドネシアが自国の近未来の介護問題に対処するために、ウダヤナ大学はケアワーカー教育を日本の大学教育からそのあり方を学ぼうとしている。神戸女子大学と介護施設の実際を研修し担当者と交流することが目的である。特徴は国際的介護人材の流動を視野に入れた両大学の教員の交流である。10月の3週間の招聘期間に、本学健康福祉学部教員、文学部教員との交流以外にも学生老人保健施設・訪問介護・看護事業所・緩和ケアグループホームを訪問して、見学とスタッフなどとの意見交換を行う。
67 神戸大学
大学院工学研究科
兵庫県 B.共同研究活動コース 平成26年10月24日~
平成26年11月11日
中国 山東大学 今回の交流は、同じ研究分野を研究している大学院生同士の交流を主眼にしたものであり、実験や実習を通して今後の研究の発展および将来にわたる交流につなげていく。実験については、神戸大学での活動を主体とし、その他最新機器が揃えてある京都大学ナノテクノロジーハブセンターの装置等を利用し、サンプル試作および評価を行う。この他、訪問時期に神戸で開催する国際会議PiezoMEMS2014に参加し、それぞれの成果発表と共に現在世界で行われている最先端研究についての情報収集を行う。
68 神戸大学
大学院システム情報学研究科
兵庫県 A.科学技術交流活動コース 平成26年11月9日~
平成26年11月16日
中国 華中科技大学 自動化学院 本交流計画では、まず本研究科の博士課程学生と互いに行っている研究内容を英語で講演してもらい、質疑応答で双方の研究内容を理解して、関連する研究室へ配属して、研究室内の研究会に参加し互いに研究能力や研究の問題意識と熱意を交流する。特に総合特区という国策として神戸市で積極的に推進されている医療産業都市の現場を見学して、超少子高齢化社会に向けて本学が進めているシステム情報制御技術を健康工学へ応用する研究を紹介する。また、神戸に設置されている「京」スーパーコンピュータを活用した最先端の計算科学研究を行っている理研計算科学機構を見学し、計算機技術による最新の自然科学研究と応用新展開を体験し、高度な研究と社会応用に関する魅力を味わう。
69 埼玉医科大学
保健医療学部 医用生体工学科
埼玉県 B.共同研究活動コース 平成27年2月1日~
平成27年2月7日
インドネシア Krida Wacana Chrisitian University(クリダ・ワカナ・キリスト教大学) 【目的】遠隔病理診断に向けた共同研究に向けた予備研究として病理画像処理などの基本技術の共有を図る。【特徴】医工連携分野に関して、医学および工学部門をいずれも有している埼玉医科大学とクリダ・ワカナ・キリスト教大学、両校の交流を深めることで、遠隔医療といった日本/アジアの連携が必要となる分野での共同研究につなげて行く。【招聘日程の概要】招聘者には、病理画像処理および遠隔通信処理について、研究を通じて埼玉医科大学における研究状況の把握および基本技術を習熟してもらう。(埼玉医科大学担当者2名)、また、埼玉医科大学国際医療センターにおけるバーチャルスライド入力実習をしてもらう。
70 埼玉工業大学
(学校法人智香寺学園)
埼玉県 B.共同研究活動コース 平成26年7月10日~
平成26年7月30日(あるいは平成26年10月3日~
平成26年10月23日)
中国 遼寧科技大学
中北大学
重慶交通大学
本交流計画は、国際交流と文部科学省「私立大学戦略的研究拠点事業」を促進するために、埼玉工業大学と国際交流協定校である中国遼寧科技大学、中北大学および重慶交通大学との交流を一層に強化することを目的とする。とくに、過去の協力関係を生かして、短期間でも共同研究の成果を挙げることを期待しながら実施することは本計画の特徴である。招聘日程について、平成26年7月中から実施あるいは平成26年10月中に実施する予定である。実施する際、研究施設は埼玉工業大学先端科学研究所の施設、設備(SEM、XRD、EPMAとXPSなど)を利用することで、今現在に実施している「私立大学戦略研究拠点事業」の「ナノプロジェクト」の参加者は本計画の受け入れ者と一緒に共同研究を行う。
71 独立行政法人
産業技術総合研究所
計測フロンティア研究部門
茨城県 B.共同研究活動コース 平成26年10月1日~
平成26年10月21日
中国 Institute of High Energy Physics, Chinese Academy of Scineces 産総研つくばの陽電子ビーム施設の実験技術を勉強するため、基本的には産総研に滞在する。具体的には、陽電子ビーム理論講習(陽電子消滅分析法・ビーム発生理論・ビーム収束光学・ビームパルス化光学等)、および実験装置の研修(装置動作法・データ解析法)を行う。また滞在中、高エネルギー加速器研究機構(KEK)および筑波大学の陽電子ビーム施設に見学に行き交流を深める。これまでにも中国から多くの研究者が、産総研・つくばの研究施設を利用しているが、申請者(滞在者)も将来のユーザーとなることが期待される。
72 静岡大学
グローバル改革推進機構
静岡県 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月25日~
平成26年8月1日
インドネシア BINUS INTERNATIONAL SCHOOL Serpong (BINA NUSANTARA) 招聘する高校生に日本の工学部、情報学部、農学部、理学部における勉学・研究内容のレベルの高さを示し、将来の日本留学を強く動機付けることを目的とする。●大学の講義聴講、研究室見学により、勉学・研究内容や勉学環境を体験する。大学生(日本人学生、留学生)との交流を通して、静岡大学への留学の具体的イメージを形成できる。本内容は、プログラム担当者が実施する。●静岡大学と共同研究を行っている企業(インドネシアへ進出)を訪問し、大学での研究成果の産業活用を理解する。また科学技術に関する博物館を見学し、日本の科学技術の歴史や概要を理解する。本内容は、プログラム担当者が実施する。●静岡県内のスーパーサイエンスハイスクール(本学と教育連携)を訪問し、日本の高校の理系教育を知り、未来のサイエンティスト同士の交流活動を実施する。
73 芝浦工業大学
国際部
東京都 A.科学技術交流活動コース 平成27年1月19日~
平成27年1月26日
マレーシア Malaysia Japan International Institute of Technology(マレーシア日本国際工科院) マレーシア日本国際工科院と芝浦工業大学が共同実施している、ものづくりをテーマにしたグローバル・課題解決型学習(gPBL)のマレーシア側の最優秀グループを日本に招聘し、本学でのgPBLに関する成果発表、研究室見学、JSTのコンテンツ利用による先端技術の学習、日本滞在期間中の成果発表等を通じて、マレーシアの学生たちに日本で先端的な工学を学ぶこと、さらには、将来の日本留学あるいは就業への動機づけを行う。施設・設備面では、芝浦工業大学豊洲校舎の講義室、工学部機械工学科研究室、実習室等を利用、スタッフ面では研修内容については機械工学科全教員12名、生活支援には国際部スタッフ3名・国際交流プロジェクトに属する学生ボランティア若干名が協力して対応する。
74 島根大学
医学部
島根県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月未定日~
平成26年10月未定日
中国 寧夏医科大学(国立) 寧夏医科大学と島根大学医学部は、いずれも首都から離れて立地しており、地域医療という共通項があることから以前から相互に学生及び教員等を派遣するなどの国際交流を図っている。この国際交流によって、我が国の最新の医学教育を寧夏医科大学学生に提供し、寧夏医科大学は漢方などの中国医学に関する情報を収集しており、両国の医学生にとって幅広い医学知識の習得に役立つものと期待している。
75 首都大学東京
大学院理工学研究科
東京都 B.共同研究活動コース 平成27年1月19日~
平成27年2月6日
タイ
ベトナム
Mahidol University
School of Chemical Engineering - Hanoi University of Science and Technology
ASEAN地域との国際連携強化を指向する共同研究・リーダー育成プログラム:首都大学東京理工学研究科はASEAN諸国のトップ大学との共同研究・学生交流の活性化を積極的に推進している。本申請は特に重点大学であるタイのマヒドン大学とベトナムのハノイ工科大学より来日経験のない(有機合成化学・有機金属化学及び薬学分野の)大学院生及び若手研究者を招へいし、首都大学の化学コースの関連のある3研究室(有機化学研究室・有機合成化学研究室・有機構造生物化学研究室)での共同研究(研究交流)、首都大学東京の化学コースと物理学コースが主催する国際シンポジウム「国際交流プログラム:物理と化学で紡ぐグローバル人材育成プログラム」への参加(ショートトークとポスター発表)などの交流活動を計画している。各研究室の具体的な課題は以下のとおりである。有機化学研究室:共役ポリマーの精密合成と特性解析(野村琴広教授)、光を駆動力とする高性能触媒(稲垣昭子准教授)、典型元素の基盤とした特異形状分子の合成と特性解析(佐藤総一准教授);有機合成化学研究室:カルコゲン元素を含む有機高機能材料の精密合成(清水敏夫教授);有機構造生物化学研究室:タンパク質のNMR解析(伊藤隆教授、三島正規准教授)なお、来日にあたっては、本学のバンコクオフィスによるサポート体制が整備されており、申請者も(国際会議などを通じて)バンコク及びハノイを事前に訪問し、面談を行う予定である。
76 城西国際大学
大学院ビジネスデザイン研究科
東京都 B.共同研究活動コース 平成26年10月20日~
平成26年10月31日
中国 東北大学 中国の国立重点大学の東北大学(遼寧省瀋陽市)の学部生と大学院生を招聘して、日本のIT産業、映像産業に対する理解を深め、日本の先端的なテクノロジーと教育現場を見せることができればと思います。CoolJapanを支える技術的な基盤を理解させ、教育現場の学生と教職員との交流を通じて、日本の優れた感性、価値観、教育システム、ビジネスモデルを体感として理解していただければと思います。
77 ジョブテシオ株式会社 東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月19日~
平成26年8月23日
中国 清華大学日本研究センター 【目的】招聘対象の清華大学情報工学系修士に来日いただくことで、日本企業の技術力の高さや日本企業の「働きがいのある風土」を体感いただき、以って草の根的な日中交流を促進するとともに、彼らのキャリアの選択肢のひとつとして日本企業の魅力を伝える。【特徴/概要】・東京大学情報系修士との交流により、両国の研究内容を発表しあう(学生という利害のない立場での交流も重視)・株式会社ワークスアプリケーションズ様等の日本のIT企業の見学を通じて、日本の技術力を体感いただく【体制】送りだし前においては弊社中国現地法人が5名体制でサポート。来日後は同行する中国人スタッフを入れて計5名(日本人4名)にて、上述の東京大学との交流会や日本企業の見学会などをフルサポートいたします。
78 住友化学株式会社 東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月21日~
平成26年8月29日
中国
インドネシア
大連理工大学
北京外国語大学日本語学部
大連外国語大学
Institut Teknologi Bandung
清華大学
バンドン工科大学
約1.5か月間の住友化学における就業体験を通じて、将来性のある学生に日本および日本企業の活動についての理解を深めてもらうことで、日本と各国間の友好の架け橋となる人材の育成および当社グループの優秀な人材の確保等を目指す。各インターン生に対しては、住友化学社員を指導者として配置し、実習に関する指導を行う。指導者以外にも、住友化学人事部採用チームの中国人スタッフや各事業所の人事部員が学生の生活上の課題を解決/サポートする。また、実習内容は、受け入れる学生の専門分野、希望、能力等を踏まえて、受入先にて、設定を行う。
79 創価大学
工学部生命情報工学科
東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月25日~
平成26年9月1日
中国 清華大学 本計画では本学と交流のある中国、清華大学・生命科学学院の大学3年生10名程度を招聘し、本学の研究室の見学や分子生物学、構造生物学分野の講義と実験を通して、本学学生との交流を図る。さらには構造生物学には欠かせない我が国の放射光施設を見学し、参加した学生が将来、研究者となった際に再び来日して、我が国の施設を利用することを促す。また、本学の別プログラムとして行っている「バイオテクノロジー大学院生国際会議」に時期を合わせ、我が国のみならず中国、韓国、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムの学生との交流も図る。
80 大学共同利用機関法人
総合地球環境学研究所
研究部研究室11環太平洋ネクサスプロジェクト
京都府 A.科学技術交流活動コース 平成26年11月3日~
平成26年11月10日
フィリピン
インドネシア
University of the Philippines Diliman(フィリピン大学デリマン校)
Indonesia Institute of Scienc(インドネシア科学院)
目的・特徴:日本の有するエネルギー技術、特に地熱発電と地中熱利用について、それぞれの取組みを現地で学習することを目的とする。その際、先進的なサイトの見学や専門家による講義や研修、研究者の調査に実際に参加し、机上の学習だけでなく、現場の課題や雰囲気を感じながらの交流を重視する。日程の概要:入国・出国日を含め計8日間で、受入れ機関が立地している京都市近辺を中心に、大分県別府市、福岡県福岡市といった先駆的な取組みを進めている地域を訪問する。入国日に受入れ機関においてオリエンテーションを実施し、出国前日には、受入れ機関の研究スタッフ等と総括ワークショップを開催する。
81 大学共同利用機関法人
高エネルギー加速器研究機構
素粒子原子核研究所
茨城県 B.共同研究活動コース 平成26年10月1日~
平成26年10月21日
ベトナム Vietnam Academy of Science and Technology 本申請の研究分野は、2013年のノーベル物理学賞の対象であるヒッグス粒子を発見した、CERN(欧州共同原子核研究機構)で行われている大型ハドロン実験にも使用されている、世界でも最先端の研究である。ベトナムでは、近年高エネルギー実験に参加する研究者が増加しており、計算機を用いた現象論研究への興味も高まってきている。また、本機構は総合研究大学院大学の一部を担っており、招聘者が博士課程に進学する可能性がある。(現在2名のベトナム人留学生が所属している。)帰国後も、電子メールにより共同研究の継続が可能であり、研究の進展により国際会議の参加等での再来日が期待される。
82 大同大学 愛知県 A.科学技術交流活動コース 平成26年11月17日~
平成26年11月30日
中国 韓山師範学院 平成24年に本学学生の中国におけるインターンシップの拠点として韓山師範学院との教育・研究学術交流協定を締結した。交流の特徴としては、韓山師範学院は理学部と工学部等を有する学生数16,000人の総合大学であり、様々な学生が通っている。そのため理系の学生にとらわれず、いろいろな学部の学生でも工学や情報を学べるように講座内容を各学科で検討して実施している。講座受講後である午後は、企業等の工場見学を実施して社会で実際に行われている技術を実際に見てもらうことで興味関心を持ってもらうことを期待している。日程は11月を予定している。出来る限り本学のすべての学科の代表的な講義・実習を体験してもらい、一つのことを体験するのではなく幅広い内容を体験してもらうことにしている。
83 高崎健康福祉大学
国際交流センター
群馬県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月22日~
平成26年10月31日
ベトナム University of Medicine and Pharmacy at Ho Chi Minh City(ホーチミン医科薬科大学) 本プログラムの目的は、日本のロボット開発技術とその実用状況を紹介することにより、招聘者の日本への長期留学や技術習得への興味を促すことにある。招聘者は生活支援ロボット開発の最先端に携わる大学や企業の教授や技術者からの講義を受け座学としての理論や専門的知識を得ることに加え、実際の医療現場を実際に見ることができる。受入れ機関では医療系専門の教員が各分野の研究を紹介し、送り出し機関からの学生と学術的交流を深める。医療・福祉をテーマに本学学生とのディスカッションや合同の授業も企画し、学生間の交流も活発に行われるようにする。滞在は可能な限り本学の学生や地域のボランティアを募りホームステイを体験し、日本文化を実体験する機会とする。
84 千葉工業大学
学務部国際交流課
千葉県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月23日~
平成26年10月30日
中国 哈爾浜工業大学 本学デザイン科学科教員の指導により、デザイン科学科学生との交流及び会社・企業見学を行う。本学講義室にてデザインの模擬授業、また両大学各2名、計4名の学生でグループを形成し、街で見かける優れたデザインを探し、本学演習室においてグル-プ毎にプレゼンテーションを行う。国籍も言語も異なる学生同士が、デザインを通して交流を図ることにより、学生の視野を広げ国際感覚を高めることを目的とする。本学だけでなく他大学や企業を訪問し、様々な角度からデザインを学ぶ。またデザイン性の高い東京ディズニーランドにてデザインのリサーチを行ったり、日本の先端科学技術が学べる日本科学未来館の見学及び本学の東京スカイツリーキャンパスを見学する。学外での活動においては、本学デザイン科学科教員及び国際交流課職員が同行する。
85 千葉工業大学
学務部国際交流課
千葉県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月3日~
平成26年8月11日
台湾 National Taipei University of Technology(國立臺北科技大學) ロボティクスチャレンジと題し、国立台北科技大学2名・本学の学生2名・計4名でチームを形成し、本学未来ロボティクス学科実験室においてチーム毎にサッカーロボットの製作、発表及びロボットサッカー競技を行う。国籍の異なる学生同士が、材料の購入から始まり、同じ目的に向かって切磋琢磨し一つの物を作り上げることにより、学生の科学技術を通じての交流を図る。また、7日目にはロボット技術が多数使用されている東京ディズニーランドにロボットリサーチをチーム毎に行い、8日目は本学学生と共に日本科学未来館で日本の先端科学技術の見学、また本学の東京スカイツリーキャンパスにて惑星探査やロボット技術の見学を行う。
86 千葉大学
大学院工学研究科人工システム科学専攻電気電子系コース
千葉県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月24日~
平成26年8月30日
中国 電子科技大学 今回の研究計画では先端通信機器の基幹部品である高周波(RF)周波数制御素子並びにその基幹技術である微小電気機械システム(MEMS)に興味を持つ電子科技大学(UESTC)学生が我が国の最先端研究機関での教育・研究を体感することにより、将来大学院学生やポスドクとして再来日に対する憧れを誘発することを目的とする。UESTCは中国随一の電気電子関係単科大学で、特にRF関係は卓越している。本プログラムでは、千葉大学における最先端の研究室を紹介すると共に、RF・MEMS関連の特別講義と実習を実施する。その後、東北大学と関連企業で世界最先端のRF・MEMSの研究環境を見学すると共に、田中教授による講演会等を通じて交流を深める。最後に科学未来館を訪問し、我が国の最先端研究に関する理解を深める。
87 千葉大学
大学院工学研究科人工システム科学専攻、
千葉大学・上海交通大学国際共同研究センター(兼)
千葉県 B.共同研究活動コース 平成26年7月27日~
平成26年8月10日
中国 上海交通大学 今回の共同研究計画では、バイオメカニクス、バイオロボティクス及び医工学関連領域に興味をもつ千葉大学・上海交通大学国際共同研究センター(ICRC)上海交通大学キャンパスの学生が千葉大学キャンパスにおいて先端的な教育・研究を、共同研究活動により、実体験することにより、将来中国トップレベルの交通大学から優秀な博士課程学生やポスドクが千葉大学をはじめ我が国の研究機関にくることを誘発するとともに、ICRCの目指す環太平洋生物規範工学の国際学術教育研究拠点の形成を促進することを目的とする。本プログラムでは、千葉大学ICRC最先端の研究室に研究室メンバーとして2週間程度滞在し、各教員の実指導のもとで研究室の日本人学生及び外国人留学生と切磋琢磨交流しながら共同研究活動を実施する。また、理化学研究所や科学未来館を訪問し、我が国の最先端研究に関する理解を深める。最後に共同研究活動に関して英語により発表してもらい、成果を確認する。
88 中央大学 東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月31日~
平成26年9月7日
中国 Xiamen University(厦門大学) 大学間交流協定を締結した厦門大学との間での実質的な交流を始めるにあたり、学部3、4年次あるいは修士課程の学生を対象に、中央大学理工学部における研究活動を紹介する。本学教員による特別授業(1時間程度を3回)と研究室見学を提供する。合わせて、国際水環境プログラムなど、本学で大きく留学生に門戸を開いている教育プログラムを紹介する。学生によるワークショップでは中央大学の院生が研究発表を行って、学生同士の議論の場を設ける。招聘者の対応には、本学教職員1名とアルバイト学生数名があたるが、交流プログラムや学生のワークショップには広く一般学生の参加も呼びかける。
89 中部大学
工学部
愛知県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月1日~
平成26年8月9日
中国 同済大学浙江学院 目的と特徴:交流計画の目的は、同済大学浙江学院の学部3年生を主対象に、中部大学工学部および工学研究科における先端的な研究教育の現状と地域の産業技術を紹介し、浙江学院からの優秀な留学生を継続的に確保して、両大学間の学術交流を推進することである。特徴は、地域のまちづくり事業や中部大学オープンキャンパスへの参加など、地域住民や学生をも含めた幅広い交流を体験的に行うことである。招聘日程の概要:26年8月1日から9日の期間に、勝川地区まちづくり事業への参加、トヨタ工場、産業技術館、東海ゴム工場の見学、学内での講義、研究紹介、研究交流、研究施設見学をプログラム担当の専門スタッフ(教員と事務員)により実施する。
90 筑波大学
国際室
茨城県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月5日~
平成26年10月11日
中国 上海中学 本交流計画は、最先端の大型加速器を用いた宇宙の起源や物質の根源を探求する研究、人工衛星やロケットの打ち上げ、有人宇宙活動、宇宙科学に関する研究、スポーツ医科学の人材育成を目指す研究、サイバニクス技術を駆使した最先端人支援ロボットスーツHAL等の研究ならびに地球の活動に係る様々な地層や岩石、化石、植物などを含むジオパーク構想研究など、物理、生物、地球科学、宇宙科学、スポーツ医科学といった幅広い理系分野を対象とした計画となっている。施設、設備等については、各訪問先で最先端のものに触れる。スタッフについても各訪問先で専門家に説明を依頼している。招聘日程はこれらの研究施設訪問とJSTのPF事業訪問、ジオパーク構想現地視察、本学附属高校生やG30留学生との意見交換などから組まれている。
91 筑波大学
医学医療系
茨城県 B.共同研究活動コース 平成26年7月30日~
平成26年8月10日
ベトナム
台湾
インドネシア
National Vietnam University - Ho Chi Minh City(ベトナム国家大学ホーチミン校)
University of Medicine and Pharmacy Ho Chi Minh City(ホーチミン市医科薬科大学)
Institute of Toropical Biology(熱帯生物学研究所)
Biotechnology Center, Ho Chi Minh City(バイオテクノロジーセンター)
Cho Ray Hospital(チョーライ病院)
National Taiwan University(国立台湾大学)
Universitas Padjadjaran
Universitas Indonesia
Universitas Udayana
筑波大学ホーチミンオフィス
本交流計画では、特に医学生命科学分野を専攻とするアジアの学生を招聘し、同じ分野を学ぶ日本の青少年および大学の教官らと交流を深める。既に、30を超える研究室から受け入れ許可を受けており、招聘した学生は、様々な分野の研究室から、1ないし2研究室を選択して所属する。12日間の滞在中、教官、学生らとのミーティングを経て共同研究内容を決定するが、招聘学生は、短期留学生として研究材料や機器の利用が可能である。加えて、生命科学分野に関する特別講義とNativeSpeakerによる英語でのプレゼンテーションに関するスキルアップ講義や個別のチュータリングを予定している。交流計画後半では、招聘学生全員による共同研究の成果発表を行い、交流の成果を客観的に評価する。
92 電気通信大学
大学院情報理工学研究科
東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年12月14日~
平成26年12月19日
中国
韓国
BUPT: Beijing University of Posts and Telecommunications(北京郵電大学)
HYU: Hanyang University(漢陽大学校)
本学では、国際性と実践力を身に付けさせるために、大学院博士前期・後期課程において「大学院国際プロジェクト」授業を提供している。内容は国際交流を主眼におきつつ、情報通信分野の教育で日中韓の大学生が混成チームを形成して課題解決型の実習(PBL:ProjectBasedLearning)を行うものである。主な特徴は、インターネット越しに接続された通信型実習装置を介した遠隔授業やSNS形コミュニケーションが行われる他、協定校に年に計2回集合して実施しているところにある。H26年度では、8月に北京郵電大学にて1回目の集中授業を行い、12月に本学にてPBL課題に取り組み最終発表を行なう予定である。これまでに合計で5回実施している授業であり、課題に必要となる機材(SNSサーバー、ロボット、DSPボード、PC等)やWeb資料(基礎的知識、PBL課題の手引き)は準備されている。テーマ担当教員(テーマ毎に2名程度の教員とTA)が毎年改良を重ねており完成度は高い。
93 電気通信大学
研究推進センター
東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月14日~
平成26年7月20日
中国 ハルビン工程大学 (HEU) 目的:情報通信・コンピューター科学等を中心とした分野を学んでいる優秀な学生を協定大学から招聘し、本学の最先端研究の一端を紹介するとともに、日本人学生及び留学生との交流の場を提供し、日本に対する理解を深め、また将来の正規留学生への関心を高めてもらう。特徴:HEUにおける「陳庚」班と称する上位成績者選抜クラスの中から10名を選考し、招聘する。引率教員及び中/日通訳教員が同行し、安全で効率のよいプログラム進行を行う。招聘日程の特徴:本学の存立基盤の一つである無線通信分野の中でも、最先端の移動体無線システムを研究している「先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター」、NIST(米国標準技術研究所)を始めとして世界の代表的研究所との共同研究を通して多くの実績をあげている「レーザー新世代研究センター」、そして脳神経科学、情報工学、生体工学、人間工学、ロボット工学、光工学などの幅広い研究者が参加し、将来の福祉や医療への総合的な支援体制の確立を目指している「脳科学ライフサポート研究センター」など本学の研究施設のいくつかを訪問し、体験を交えながら教員からの説明を受ける。
94 東海大学
国際課
神奈川県 A.科学技術交流活動コース 平成27年1月5日~
平成27年1月14日
台湾
タイ
マレーシア
韓国
中国
Tunghai University
King Mongkut's University of Technology Thonburi
University of Malaya (UM)
Universiti Teknologi Malaysia (UTM)
Hanyang University (HU)
Sun Yat-Sen University(中山大学)
本プログラムは日本特有の「ものづくり」・科学技術分野を中心に、理論と実践を短期で学べるショートプログラムである。可能な限り、「学外活動」に重きを置き、博物館・工場見学・研究室訪問を行う。また、テクノロジーと文化は切り離せない関係であるので、日本の文化体験実施も行う。そして、参加者同士のコミュニケーション能力向上、プログラム参加意識を高めるために、ディスカッション及びプレゼンテーションを実施。1カ国のみ・少人数制の受入は、母国語を使用してしまい、異文化交流の機会が少なくなるため、プログラムの質をさらに上げるために、今回5カ国の留学生を招待し、英語漬けの生活にする。日本人学生との交流会も企画するが、多国間交流の機会を提供したい。留学生寮にも様々な国・宗教の学生が居住しているため、生活面で異文化交流が行える。理工系分野の学生派遣に積極的な大学を選抜したので、このプログラムを通して受入・派遣留学を活性化するステップにしたい。また、各研究室を訪問し、興味のある専門分野が見つかれば、本学の大学院(理工系・英語入試)への進学に繋げ、将来科学技術分野で活躍する人材育成に貢献したい。昨年夏に実施した「TokaiCoolJapan」の参加者25名の内、約10名の学生が、自国の友達を連れて、1年以内に再来日した。本学の日本人学生も彼らに会いに旅行した交流実績がある。
95 東海大学
理学部化学科
神奈川県 A.科学技術交流活動コース 平成27年1月5日~
平成27年1月11日
韓国 Seoul National University High School(Seoul大學校 師範大學 附設高等學校) 環境科学(化学)に関する最先端の研究を体験することで、招聘生徒の科学技術への関心を高めることが目的である。環境科学は、「環境保全」という世界に共通した具体的な目標を持つ点が特徴で、問題意識を持つだけでなく科学技術による解決法の確立が重要な分野である。本計画では、大気汚染物質であるNOxやPM2.5、我国の風土の特徴である火山ガスを対象に、高度な科学技術に基づき開発された測定器を生徒自身が作成して実測し、環境の解析を行う。化学分析には東海大学理学部の研究設備を利用し、キャンパス内や路上環境も研究の場として捉える。理学部化学科関根研究室の教授、企業研究員、学生がスタッフとなり、留学生が通訳をする。7日間の前半は大学内で講義や実習を、後半は外部施設で体験学習とフィールド調査を行う。
96 東海大学
国際課
神奈川県 B.共同研究活動コース 平成27年2月16日~
平成27年2月29日
マレーシア Univerisiti Putra Malaysia 「ものづくり技術の最先端を知る」と題して、UPMの機械・製造工学科の3年次生を東海大学の機械系3学科(機械工学科、動力機械工学科、精密工学科)に招聘し、ものづくりの多分野における研究課題から学生の興味にあう課題について取り組んでもらう。研究テーマは事前にUPMに開示し、テーマを決定後訪日前に取り組むべき予備課題を与え事前学習を義務付ける。プログラム期間中は、研究室における研究活動以外に、学内の研究室見学ツアー、企業工場見学(レーザ加工、自動車製造)、JST推奨施設の訪問を含む。さらに、送出し機関と本学が深く関わるSEED-Netプログラムについても周知する機会を設けて将来的な留学への動機づけを図る予定である。
97 東京藝術大学
大学美術館
東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月19日~
平成26年10月26日
中国 中国科学技術大学 博物館や美術館の参観、東京藝術大学の芸術学、実技の研究室を訪問することで、日本の漆工芸、陶芸、金属工芸の作品と技術の古代から現代にいたる歴史を理解し、その保存と発展の実態にせまる。芸術学、工芸美術史、科学技術考古、文化遺産科学の複合的研究方法による学術交流をアジア諸国間で推進したい。東京藝術大学の教員による授業に参加させるため、大学の授業期間内、かつ学外の美術館・博物館の見学の予定も考慮し、秋季に招聘を実施する。
98 東京工業大学
応用セラミックス研究所
神奈川県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月4日~
平成26年8月8日
中国 同済大学 日本を代表する理工系大学であり、耐震工学、建築構造学の分野で世界最高水準の研究業績をあげている東京工業大学と、当該分野で中国トップの同済大学土木学院大学院との間で、大学院生の短期留学を軸とした研究・教育交流の一環として8月5日から7日の期間で実施する合同ワークショップである。ワークショップは東京工業大学の施設を利用するが、これは経費面だけでなく、最先端の制振・免震技術を駆使した建物がキャンパス内に多数あることから、会場自体が最先端技術の紹介の場となることによる。受け入れ側の東工大教員は、いずれも当該分野で最高水準の研究業績を有しており、日本の最先端の科学技術を紹介する上で適切である。
99 東京大学
大学院農学生命科学研究科
東京都 B.共同研究活動コース 平成26年8月3日~
平成26年8月17日
中国 中国科学院土壌科学研究所
中国科学院生態環境研究センター
中国における大気汚染、特に地表オゾンの増加が農業や自然植生に及ぼす影響を研究している若手研究者、大学院生を招聘して、日本の優れた研究者・研究施設を訪問してもらい、各人の研究推進を促すとともに、日本との研究協力関係をさらに深めることを目的とする。受け入れ先の東京大学は、地表オゾンが農業生態系に及ぼす影響の研究では世界的水準にある。また、北海道大学は地表オゾンが森林生態系に及ぼす影響について優れた研究を進めており、いっぽう日本環境衛生センターアジア大気汚染研究センターは、東アジア酸性雨モニタリングネットワークにより、地表オゾンの観測を主導している。それらを訪問することで、日本の優れた研究者・研究施設に触れることができる。
100 東京大学
大学院工学系研究科原子力国際専攻
東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月1日~
平成26年9月10日
中国 University of Science and Technology of China(中国科学技術大学) 勝村庸介教授主催のアジア太平洋放射線化学シンポジウム(APSRC2014)に参加し、日本、中国、インド、さらには北米、ヨーロッパからの参加者の講演を聴くとともに、議論の輪に加わり、最前線の学問分野の現状を体験する。この機会をかつようして、本郷の施設、東海村の施設、研究装置を見学する。大学のみならず、日本原子力研究機構の見学、研究炉、J-PARCも訪問し、巨大実験施設を訪問する。また、沸騰水型原子炉(BWR)である東海2号:原子力発電所の見学も計画する。日本人大学院生と研究発表交流会も計画する。同時に日本の生活、文化にも触れることによる、社会的な経験も期待する。以上により、両国の交流を深め、今後の科学研究協力の拡大、展開を実現する。
101 東京大学
大学院工学系研究科化学生命工学専攻
東京都 B.共同研究活動コース 平成26年7月23日~
平成26年7月30日
中国 清華大学 バイオ・メディカルエンジニアリング分野シンポジウムの共同開催を中心に、最新成果および分野動向に関して交流を図る。生命科学・医学・医療への応用を目指した物理、機械、電気電子、情報、化学、材料、生命に関連する各工学基盤の専門分野および横断的融合分野で交流する。基盤分野に加え、分野融合と実践的研究内容および俯瞰的分野動向を含むことを特徴とする。約1週間の滞在を計画し、シンポジウムおよび講演会の会場は大学構内で準備し、研究施設も見学する。教員によるサポートに加え、コーディネータとして雇用された学生によるサポートを行う。ポスターおよびウェブページによる開催案内を行うとともに、交流成果は報告書およびウェブページにて公表する。
102 東京都市大学 東京都 B.共同研究活動コース 平成26年11月3日~
平成26年11月16日
マレーシア マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院 (MJIIT) 本事業は、MJIITの学部3年生を招聘し、学生の研究関心に応じた研究室でPBL(Project-BasedLearning)を実施し、その結果を報告書として取りまとめてもらうことを目的とする。このPBLは本学3年生に対する必修科目「事例研究」で実施されているエンジニアリングデザイン教育であり質保証が成されている。MJIITの学生には、このPBLを通じて4年生以降の研究テーマ設定に繋げてもらうことを狙いとする。MJIITの大学院生は、本邦のいずれかの大学から副指導教員を任命し、マレーシア政府の奨学金により本邦大学に短期留学することが可能である。従って、今次事業への参加した学生が、修士進学時に今次受け入れ研究室・指導教員からの共同指導を希望し、短期留学として再来日することが期待される。
103 東京農工大学
大学院工学研究院先端情報科学部門
東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月19日~
平成26年10月26日
タイ
ベトナム
Mahidol University(マヒドン大学)
King Mongkut’s University of Technology Thonburi(キングモンクット工科大学トンブリ校)
FPT University(FPT大学)
Ha Noi University of Science and Technology, School of Information and Communication Technology
我が国の組込み技術における最先端のテクノロジーを体感するとともに、1週間の期間においてセミナー、研究室見学、企業見学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)への訪問を企画している。さらに申請者が実行委員長を拝命している組込みシステムシンポジウムに参加し、ロボットチャレンジというロボットコンテストとともに、企業展示、研究発表を聴講し、日本での勉学・研究への熱意を喚起することを目的とする。また書き換え可能LSIであるFPGAを用いた組込みシステム開発セミナーを東京エレクトロンデバイスから講師を招いて実施し、FPGAボードを提供して自国に持ち帰り、日本での学習体験を帰国後も継続して発展できるように引き続きサポートを行っていく。
104 東京理科大学
理学研究科
東京都 B.共同研究活動コース 平成26年8月25日~
平成26年9月3日
中国 Zhejiang University 中国トップ大学であるZhejiang大学より、博士後期課程の学生2名、博士後期課程に進学の可能性が高い博士前期課程の学生2名を招聘し、今後の共同研究のきっかけになる短期間の共同実験を行う。送り出し側と受入れ側の教員同士は20年来の交流があり、互いの研究分野を熟知していることから、短期間の招聘でも研究の深い部分に踏み込む交流ができるはずである。本招聘に先立ち、提案者が事前に送り出し機関を訪問して詳細なオリエンテーションを行い、十分な準備をして効果的な交流を目指す。10日間の招聘のうち、6日間を研究室での共同研究に割き、1日はゼミ等への参加、1日は日本科学未来館および理化学研究所訪問、2日間を移動日とする、研究主体の交流計画である。研究分野はナノバイオテクノロジーで、なかでも医学、環境への応用が期待されるbiofoulingのナノレベルの解析について予備的な実験研究を行う。東京理科大学の研究室、共同利用施設、図書館等を活用し、提案者を含め受入れ研究室の10名程度が全面的に計画をサポートする。
105 東京理科大学
理工学部機械工学科
千葉県 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月21日~
平成26年9月27日
中国 Xi'an Jiaotong University (1)中国の理工系総合大学との交流を学部レベルで展開し、長いスパン、広いレンジでの人的交流、相互理解を築くための足がかりとする。(2)本学に受け入れる中国の学部学生たちには、本学における研究・教育環境を理解させ、日本の先端科学技術、科学技術交流支援情報提供事業のコンテンツに直に触れる機会を与える。(3)将来の再来日につながるよう講義(日本語、科学技術史)を構成し、可能な限りフォローアップを行い、学生のなかから近い将来、中長期で日本の大学への留学を志向する者、さらには進学・就職後、日本を舞台とする研究活動、企業活動に乗り出す者が出てくるようにする。(4)東京理科大学では大学の支援によって学生を西安交通大学に派遣するプログラムも具体的に準備している。彼らを本事業の一部に参加させ、将来双方向の交流が行えるよう準備する。(5)中国人学生の本学への受け入れ期間中、さまざまな学内行事、交流活動(公開討論会、研究室ミニ・インターンシップ、通常の授業の聴講など)を企画し、つくば市での国立研究所見学では日本の先端的な科学技術、また東京では日本科学未来館を体験させる。
106 東京理科大学
総合研究機構 火災科学研究センター
千葉県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月7日~
平成26年10月16日
ベトナム Urban & Architectural Institute, National University of Civil Engineering ベトナムでは、例えば首都ハノイ近郊において超高層ビルの建設などの都市開発が急速に進展しているが、こうした新しい超高層ビルにおいても火災が発生し、在館者の避難や消防活動等の困難さなど火災安全上の問題が表面化している。これに対応するには、まず理論的に火災安全をどのように実現するのかを立案し、その実効性を検証することが求められるが、それにはいわゆる火災安全工学を計画論に始まり、火災性状や避難行動、構造耐火等の予測まで体系的に習得することが求められる。しかしながら、ベトナム国内には、こうした火災分野の問題に対応できる職能である防火技術者はほとんどおらず、またそうした人材を養成する機関も存在していない現状にある。東京理科大学は、日本の大学として唯一、各種のISO(国際標準化機構)基準に適合する実験設備を多数保有する大型実験施設(部材の耐火性試験等の実大規模の実験が可能)を擁すると共に、火災科学に特化した大学院である国際火災科学研究科火災科学専攻を有している。こうした施設設備と教育研究体制に基づいて、火災科学及び建築火災安全工学を対象として、講義・演習による理論的教育と実験施設を活用した実習による実践的教育を実施することが特色であり、また火災リスクの同定やその対策立案に至るまで社会的実学も含む範囲を対象として、ベトナムの火災安全向上のために本学と送出し機関が連携する点が特徴である。この交流を通じて、本学大学院国際火災科学研究科への進学や共同利用・共同研究拠点(「火災安全科学研究拠点」として文部科学省に認定)でのプロジェクトとして共同研究の実施や、火災安全分野の技術力の向上や人材の強化につなげることを目的としている。また、火災科学研究センターでは、文部科学省の事業であるグローバルCOEプログラム「先導的火災安全工学の東アジア教育研究拠点」を通じて、アジア諸国の建築規制の分析、アジア諸国の火災事例調査、日本の火災事例調査資料の英訳資料の作成、火災現象等に関するビデオ教材(燃焼性状編、煙・避難編、構造耐火編)の製作などに取り組んだ結果、こうした資料を本交流に活用する計画である。大学院国際火災科学研究科を兼担する火災科学研究センター教員は8名おり、各教員が受入れ研究者として招聘者の専門性に応じた研究指導、3日間10コマの集中講義を行い、大学院国際火災科学研究科学生との交流を推進する。同センターに所属する技術者1名は、大型実験施設を活用した模擬実験を行う。最終日には「ベトナムにおける火災リスクを調査し火災安全対策を考える」趣旨のワークショップを開催し、本事業によって得た知識を実践してもらうために、自国の火災安全について分析し、発表してもらう機会を設ける。他大学、及び産業界に所属する15名の客員教員には集中講義、科学技術交流支援情報提供事業のほか3施設の見学の協力を仰ぐ計画である。また、事務担当者として、研究戦略・産学連携部研究推進課の職員2名が招聘者の生活支援を行う。
107 東京理科大学 東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月19日~
平成26年10月25日
韓国 Chonnam National University 本交流を通して、日本発の世界をリードする科学技術の一つである、光触媒についての基礎知識と応用範囲を知ってもらい、その素晴らしさを理解してもらうことを目的とする。そのために、光触媒のメッカを目指して平成26年に開設した『光触媒国際研究センター』を活動拠点とすることを特徴としている。招聘期間の前半に本センターで講義及び施設内の最新設備の見学を行ってもらい、その後、関連施設として神奈川科学技術アカデミーや民間企業の見学を通して、光触媒がどのように応用されているのかを理解してもらう。また、日本科学未来館も見学することで、日本国が光触媒に期待を寄せている現状も見てもらう。以上のスケジュールは全て、本センター所属の教員の引率のもと実施する。
108 東京理科大学
理工学部
千葉県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月22日~
平成26年10月29日
中国 KUST : Kunming University of Science and Technology(昆明理工大学) (1)従来、大学院レベルに留まりがちであった中国の大学との交流を、学部レベルでも展開し、長いスパン、広いレンジでの人的交流、相互理解を築くための足がかりとする。(2)本学で、8日間(プログラム実質期間:6日間)のプログラムを実施する。(3)中国の学部学生たちには、本学の世界最高水準を誇る研究施設(光触媒国際研究センター、火災研究センター、生命医科学研究所など)を見学してもらい、日本人の学生・教員との接触を通じてコミュニケーション能力(日本語、英語)養成の必要性を実感させるとともに、日本の自然・社会・文化・歴史に直に触れる機会も与える。また、その中から、近い将来、大学・研究室・指導教官を特定した上で日本に留学したいという気持ちを持つ者、さらには進学後・就職後、日本を舞台とする研究活動、企業活動に乗り出す者を生み出したい。(4)本学において、交流事業に参加する学部学生たちには、コミュニケーション能力(中国語、英語)養成の必要性を実感させるとともに、中国の大学との交流に興味を持たせ、今後の中国への短期派遣事業の実施の際に積極的に参加したいという気持ちを持たせる。(5)中国人学生の本学への受け入れ期間中、千葉県・野田市と東京都・葛飾区の2つのキャンパスにおいて、本学が世界に誇る研究施設を見学させるほか、さまざまな学内行事、交流活動(公開討論会、研究室ミニインターンシップ、授業の聴講など)を企画し、長野県小布施町の「東京理科大学・まちづくり研究所」へのプログラムに本学からもできるだけ多くの学生を参加させ、日中間の教育交流、研究交流、文化交流を体験させる。
109 東邦大学
理学部化学科
千葉県 B.共同研究活動コース 平成26年11月17日~
平成26年12月7日
韓国 国立慶尚大学校 【目的】東邦大学-慶尚大学の大学院生が研究を通して互いに交流を深めることで日韓双方の科学技術の架け橋となるような人材を育成することを目的とする。【特徴】学生が主体となって本プログラムを実施する。そのため本学学生にとっても研究のみならず、異文化の理解、語学力のスキルアップが期待できる。【招聘日程の概要】3週間のうち平日は研究室で共同研究を行い、休日はJSTコンテンツを活用する。日程の最後にシンポジウムを実施する。【研究内容】従来から共同研究が進行している超分子化合物の開発を行う。【施設・設備】有機合成実験施設、各種大型分析機器が設置されており、研究が円滑に遂行できる環境にある。【スタッフ】英語が堪能な教員がおり、意思の疎通を図ることができる。
110 東北大学
大学院歯学研究科
宮城県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月22日~
平成26年10月29日
中国 北京大学口腔医学院
四川大学華西口腔医学院
天津医科大学口腔医学院
福建医科大学口腔医学院
2011年3月11日発災の東日本大震災をきっかけに、誤嚥性肺炎の予防や栄養摂取機能の維持など、大規模災害時における口腔ケアの重要性が認識された。東北大学歯学研究科は、宮城県内に於いてこれらの中核的な役割を果たした。今回の交流を通じて、歯科界の将来を担う歯科系学生が、大規模災害時における歯学・歯科医療の果たす役割の重要性を再認識し、災害時の口腔ケアに関して世界へ発信するうえでの中核的な人材となってくれることを期待する。本計画は、東北大学大学院歯学研究科の今まで進めてきた、被災地実地研修、留学生臨床見学シミュレーション実習、留学生災害医療学プログラムを活用し、今まで学内で行ってきた留学生対象プログラムの実施体制で十分対応できる。
111 東北大学
多元物質科学研究所
宮城県 B.共同研究活動コース 平成26年8月31日~
平成26年9月16日
中国 中国科学技術大学 百生研究室に設置しているX線位相イメージング装置を用いた実験経験をメインのプログラムに据える。まず、百生研究室員が行う実験を見学してもらう。その後、簡単な装置操作と、得られた画像データの処理を体験してもらう。その結果を受けて、各研修生から行ってみたい実験の内容についてアイディアを募り、全体で議論して第二回目の実験を企画・実施し、より身になる実験体験を積んでもらう。また、日本のシンクロトロン放射光施設におけるイメージング研究の状況を見分してもらうために、高エネルギー加速器研究機構放射光実験施設およびSPring-8の見学ツアーを企画する。最後に、今回の体験を研修生にまとめてもらい、発表会を開催する。以上を百生研メンバ全員がサポートして約半月のスケジュールで実施する。
112 徳島大学 徳島県 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月31日~
平成26年8月10日
中国 Guiyang Medical University(貴陽医学院) 招聘対象が医学部生であることから、最先端の医療とテクノロジーに関する学習を中心に、生体成分等の分析・測定の実習、世界的に活躍する製薬工場の視察、自然や伝統文化を生かした諸施設の見学や体験を通して日本の優れた科学技術、文化を実感してもらう。サマースクールに参加する複数の協定校からの学生と同席することにより、国際感覚も育成する。現役の医学部及び工学部の研究者・教育者約20名が指導に当たる。すべての公式行事において学内スタッフ約10名以上が、学習や生活に困らないようアテンドする。結果として日本への留学、進学志望の促進につながるよう努める。
113 独立行政法人
産業技術総合研究所
太陽光発電工学研究センター
茨城県 B.共同研究活動コース 平成26年11月9日~
平成26年11月29日
中国 Shanghai Institute of Microsystem and Information Technology(SIMIT),  Chinese Academy of Sciences(CAS) 産総研太陽光発電工学研究センター基準太陽電池校正室で3週間にわたり中国の太陽電池標準の妥当性を評価させる。
114 鳥取大学 鳥取県 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月21日~
平成26年9月30日
中国 中国農業科学院農業環境及び可持続発展研究所 鳥取大学における特別講義の受講、研究室訪問などの活動を通し、生態環境の重要性、動植物の環境保全型育成方法を学ぶ。フィールドサイエンスセンター、乾燥地研究センター、大塚農場などのフィールドを活用し、田畑や森林において実習教育を行い、教員・学生が行う研究の場で実感され、農場では一般作物の栽培技術に加え、園芸作物に関する農業環境教育及び日中間青年の相互理解を促進し、農業研究分野で交流を深めることを目指します。
115 鳥取大学
国際交流センター
鳥取県 B.共同研究活動コース 平成26年11月20日~
平成26年12月10日
中国 蘭州大学 鳥取大学の乾燥地研究センターと蘭州大学の草地農業科学院がそれぞれ中心となって研究交流を行い、研究の理解を深めるとともに、今後の国際共同研究への展開に向けて検討することを目的とする。特徴は、鳥取大学の乾燥地研究、蘭州大学の草地農学研究は、それぞれの大学が強みとしている領域だが、共通部分が大きいことである。計画の概要は、招聘者と乾燥地研究センター教員との交流、研究指導、センター施設の見学、鳥取砂丘での砂丘農業、スイカ選果場、ラッキョウ加工工場の視察、意見交換等である。
116 富山県立大学
工学部知能デザイン工学科
富山県 B.共同研究活動コース 平成26年11月1日~
平成26年11月18日
中国 中国科学院上海硅酸塩研究所 富山県立大学と中国科学院上海硅酸塩研究所は、平成18年に学術交流に関する協定を締結し、共同研究や情報交換などの交流を続いている。本交流計画の目的は、両機関の交流を深め、環境保全を重視する我が国の取り組みを先方に示し、共同に地球環境に優しい行動をしようとすることにある。富山県立大学の設備や教員、また富山県の環境を生かす計画である。11月9日~12日に開催される日中強誘電体応用会議に合わせた実施日程であり、研究成果の発表や交流も可能である。期間中に、共同研究を実施する以外に、該当分野で知名な教授の特別講義、山梨県立科学館見学の見学、富山県内企業の見学、エコーツアーも予定されている。
117 富山大学
大学院医学薬学研究部
富山県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月19日~
平成26年10月25日
インドネシア ハサヌディン大学 本学では、ハサヌディン大学と交流協定を締結し、大学院医学薬学教育部(薬)に多くの留学生等を受け入れてきた。現在進行中のキャンパス・アジア中核拠点支援事業のコースにも学生を受け入れており、学生受入の支援体制が整っている。短期間ではあるが、薬学系分野の研究に関する講義・実験等を全般的に体験することで、若い人達に本学の教育体制・研究体制を実際に見て興味を持って貰うことが目的である。薬学系でも特に各国の伝統薬物に照準を合わせた高度職業人コースを含めた薬学系の教育と研究に理解を深めて貰うことに特徴がある。招聘日程は、入国した日にオリエンテーションを行い、3日間で異なる分野の研究を体験し、富山県内の薬学資料館や製薬企業等を見学する内容である。
118 長岡技術科学大学
環境・建設系(国際連携センター)
新潟県 B.共同研究活動コース 平成26年11月4日~
平成26年11月24日
タイ
マレーシア
チュラロンコン大学
セインズマレーシア大学
学生に対して個別に受け入れ研究室での研究を主体として高度な実践的能力を有する指導的技術者・研究者育成への機会提供となる教育プログラムを実施する。主対象とする専門分野は、本学の重点研究領域のなかでも「エネルギー・環境」、「材料・化学」、「バイオ」とする。受け入れ学生の専門分野と研究テーマに配慮したうえで本学指導教員を決定し、受け入れ研究室での研究実施やセミナー受講を行う。派遣学生の在籍大学の指導教員と本学受け入れ教員の研究交流を図り、できる限り共同研究に発展できるプログラム内容とする。
119 名古屋工業大学
工学研究科
愛知県 B.共同研究活動コース 平成26年10月5日~
平成26年10月25日
マレーシア Universiti Teknologi MARA(マラ工科大学) 本交流は本学の海外拠点であるマレーシアのマラ工科大学から大学院生を招聘し、短期の共同研究活動を行うものである。ナノテクノロジーは、分子・原子レベルで制御されたナノ材料を合成し、その構造体を省資源・省エネルギーといった高効率エネルギー変換や貯蔵を通した環境負荷の低減に役立てることが可能となり、これまで「マラ工科大学・名古屋工業大学ナノテクノロジー実験室」にて若手研究者の育成や共同研究を行ってきた。本交流では本研究テーマに関して研究を行っている大学院生10名と引率者1名を3週間本学に招へいし、ナノ材料の合成、評価、応用に関して短期の共同研究を行う。
120 名古屋大学
大学院理学研究科
愛知県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月6日~
平成26年10月13日
中国 中国科学院上海硅酸塩研究所 日本滞在中に受け入れ機関において物質合成、電気測定、磁気測定及び分光測定機器を見学する。また、名古屋大学及び東京工業大学のスタッフ及び研究員と、機能性酸化物材料開発に関する今後の研究指針について検討する。また、互いの最新の研究成果に関する情報交換を行い、現在の日本以外の国との国際交流の状況を説明する。
121 ナプソン株式会社千葉技術センター 千葉県 A.科学技術交流活動コース 平成26年11月3日~
平成26年11月12日
中国 中国科学技術大学 中国の優秀な若者に日本の優れた伝統文化および最先端の科学技術を紹介し、先ず日本に親しみを感じてもらう。一方、グローバルに戦っているナプソン(株)の測定技術および測定装置をできるだけ詳細に紹介し、共同開発、卒業生採用などに道筋を付ける。ナプソン(株)が開発、製造、販売している装置:①半導体ウェハーの抵抗率測定装置、平坦度測定装置、広がり抵抗測定装置②液晶パネルの接触式/非接触式シート抵抗測定装置③薄膜フィルムのインライン測定装置など。http://www.napson.co.jp/
122 奈良先端科学技術大学院大学
バイオサイエンス研究科
奈良県 A.科学技術交流活動コース 平成26年11月9日~
平成26年11月15日
中国 Institute of Genetics and Developmental Biology Chinese Academy of Sciences 分子生物学・細胞生物学の先端研究を推進している本学バイオサイエンス研究科の博士課程学生が、同じ研究領域の中国のトップ大学院の博士課程学生と合宿型の研究交流を行うことにより、本学および中国の大学院生が互いに啓発しあい、国際的な研究人材に必要なコミュニケーション能力を身につけることを目的とする。また、我が国のバイオ系トップ大学院での優れた研究内容を紹介し、中国の優秀な人材が日本での将来の活躍を考える機会を提供する。入国後最初の3日間は、学外の研修施設に参加者が寝泊まりして、植物科学、バイオメディカル、システム生物学の3つの専門領域の分科会と、全体会議を行う。その後、本学に移動して、ポスターセッションや社会見学・文化視察などを実施する。国際委員会所属の本学教員4名、教育企画推進室国際企画部スタッフ2名に加え、送り出し機関の国際担当教員1名がプログラムの進行を支援するとともに、プログラムの実施状況をチェックする。
123 日本大学
生物資源科学部 植物資源科学科
神奈川県 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月2日~
平成26年7月15日
台湾 国立中興大学農業及自然資源学院園芸学科 アジア地域との学術的交流は農学関連の分野を専攻する学生にとって重要な意味を持つ。アジアの多様な生物資源や環境は、様々な基礎研究の題材を提供しており、日本とアジア各地の研究者がそうした研究にどのように取り組んでいるかを学ぶ。平成26年7月2日から7月15日の期間に実施する。キャンパス内研究室、研究所、宿泊施設、研究圃場を利用し、学科教員による講義、実験・実習を行う。キャンパス外の関連研究施設の視察も組み入れた。
124 広島大学
歯学部
広島県 A.科学技術交流活動コース 平成27年1月22日~
平成27年1月28日
ミャンマー ヤンゴン歯科医学大学
マンダレー歯科医学大学
広島大学はヤンゴン歯科医学大学、マンダレー歯科医学大学と2013年に部局間学術交流協定を結び、今後、特に歯科医学領域における学術研究協力を行っていきたいと考えている。昨年および今年の部局長間の話し合いの中で両歯科医学大学教員の中に新たに広島大学との共同研究を希望する若手教員が多くいることから、教員にresearchproposalしていただくことを提案し、了承された。本年は彼ら若手教員を招聘し、本学においてresearchproposalに基づいて本学教員との共同研究の可能性、本学大学院への進学の可能性について具体的な話合いをすることを目的とする。招聘日程として、本学での教員による現在進行中の最先端研究の紹介、招聘教員によるresearchproposal、我が国の歯科系企業研究所の訪問、日本科学未来館の訪問を予定している。なお広島大学はH25年度文科省「国費留学生の優先配置を行う特別プログラム」に東京医科歯科大学を中心とした5大学の構成大学として申請したが採択されなかったため、次年度も申請予定である。
125 広島大学
大学院生物圏科学研究科
広島県 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月28日~
平成26年8月5日

インドネシア
タイ
韓国
台湾
中国
フィリピン
ガジャマダ大学 農学部
アイルランガ大学 水産海洋学部
カセサート大学 水産学部
釜慶大学 水産科学部
東海大学 農学院
西北農林科技大学 動物科技学院
ビサヤ州立大学 農学部
国際サマースクールは、おもに本研究科と部局間国際交流協定校との大学院生および若手教員の学術国際交流を目的として下記のような9日間のスケージュルで実施を予定している。プログラムは、おもに本研究科で実施される食糧生産の研究分野にプログラムーワーク(講義・実験)、日本の農業生産の実情や食糧関連企業(フルーツジャムメーカー、精米機メーカー)の見学、および原爆ドーム・宮島世界遺産ツアー(歴史・平和学習)の3つによって構成されている。本交流計画は、教員、事務職員および大学院生によって構成される国際サマースクール実行委員会が中心となって運営する。とくに、日本人大学院生にとっては、招聘者と英語でコミュニケーションを取る貴重な場となっている。
126 福井大学
工学研究科繊維先端工学専攻
福井県 B.共同研究活動コース 平成26年7月28日~
平成26年8月9日
台湾
中国
マレーシア
ベトナム
国立成功大学
中国医薬大学
天津工業大学
Universiti Putra Malaysia (プトラ大学)
Monash University Malaysia (モナシュ大学)
Hanoi University of Science and Technology (ハノイ理工大学)
異なる研究分野からアプローチすることにより研究の相互交流を行うことで、単に自分の専門領域を伸ばすだけでなく、国際的視野で幅広い観点から、複合的な研究テーマを俯瞰し、現実社会の課題に対して解決策を示すことのできる学生を育成し、より実践的なグローバル人材養成を行うことを目的とする。さらに、直接プログラムに参加する学生だけでなく、学生を受け入れた研究室、学科、専攻における学生を巻き込んだ形での研究展開、交流により、国際的な協力体制のなかで、バイオ・化学研究の展開及び相互交流の発展、継続を目指す。具体的には、受入研究室教員スタッフ(5名)および所属専攻の関連教員の有する研究・技術シーズ(ナノファイバー、バイオセンサー、耐熱性タンパク質、複合材料等)と、交流校教員(各大学1〜2名)の有する研究・技術シーズ(分光分析、ナノ粒子、微生物育種、コンピュータ・シミュレーション、環境化学分析等)の技術習得と、研究発表・ディスカッションを通じた新たな課題探索ならびにその検証をすすめる。これらをもとに、継続的な共同研究につなげる。
127 福井大学
大学院工学研究科原子力・エネルギー安全工学専攻
福井県 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月21日~
平成26年9月28日
ベトナム Electric Power University(電力大学) 原子力分野の学生受け入れなど、原子力人材育成を中心とした連携を強めることを目的とし、福井大学工学研究科および附属国際原子力工学研究所での講義と施設見学、さらに原子力発電所などの原子力関連施設の見学を行う。また、日本の科学技術や北陸の文化を体験してもらうため、福井県内の企業見学、永平寺・氣比神宮などの観光も取り入れた、1週間の日程としている。国内移動に関してはコーディネーターを依頼し、移動中の支援およびトラブルに対応する。福井大学工学研究科(福井市)と附属国際原子力工学研究所(敦賀市)では、それぞれ2名の学内実施担当者が案内と企業見学を担当する。また、福井大学の事務担当者がコーディネーター及び実施担当者と緊密に連携し、全体的な支援を行うとともにトラブルにも備える。
128 福岡工業大学 福岡県 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月29日~
平成26年10月8日
中国 南京理工大学 主な目的は、本学で実施されている最先端の研究プロジェクトと産学連携施設を見学させると共に、本学の大学院授業や研究室ゼミ参加等活動を通じて、本学の若手教員や大学院生との交流を深めることである。特徴は①中国の名門大学大学院から優秀な青年を招へい、②本学の最先端の研究開発施設を見学させ、若手研究者や大学院生と幅広く交流させ、③このプログラムを参加する学生の一部が将来本学大学院に進学することである。期間は10日、「先端計測技術研究センター」と「次世代マイクロ/ナノ金型開発センター」の見学、小型人工衛星開発チームや大学発ベンチャーとの交流、大学院授業参加、研究室ゼミ参加、本学の学生実験見学等を計画している。
129 福山大学
国際センター
広島県 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月7日~
平成26年9月13日
中国 貴州師範大学 福山大学が交流協定を結んでいる貴州師範大学から、学生約10名程度と引率教員1名を受け入れる。平成26年9月7日(日)~9月13日(土)までの7日間の実施予定期間で、福山大学工学部所属のスマートシステム学科、建築学科、情報工学科、機械システム工学科の4学科を中心として、特別授業、実習、施設・設備見学、研究室訪問見学などを実施する。これらは、福山大学工学部所属の専任教員が担当・指導を行い、日本人学生による補助も検討している。いずれも、各学科の専門分野の知識や技術を紹介・説明・体験し、日本の大学における科学技術の教育研究を理解してもらう。4つの専門分野をリレー方式で授業担当することにより、幅広い科学技術分野を短期間で、効率よく体験、理解可能と考えられる。また、地域の大手・優良企業を訪問・見学し、科学技術の応用、産業活用の現場を確認して見聞を広めてもらう。
130 富士電機株式会社
技術開発本部 技術統括センター
東京都 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月10日~
平成26年9月19日
中国 浙江大学 [目的]これから弊社との共同研究に参加するメンバーに対して、弊社の技術、製品、事業、実績、開発、製造現場を案内[特徴]新エネ、省エネを含むエネルギー分野に絞って実施する[招聘日程]2014年9月10日~2014年9月19日
131 富士電機株式会社
技術開発本部 技術統括センター
東京都 B.共同研究活動コース 平成26年9月10日~
平成26年9月27日
中国 浙江大学 [目的]過去また現在弊社との共同研究に参加した及び参加しているメンバーに対して、弊社の技術、製品、事業、実績、開発、製造現場を案内[特徴]新エネ、省エネを含むエネルギー分野に絞って実施する[招聘日程]2014年9月10日~2014年9月27日
132 独立行政法人
放射線医学総合研究所
千葉県 B.共同研究活動コース 平成26年7月31日~
平成26年8月20日
中国 中国科学院近代物理研究所 高LET放射線(重粒子線等)と低LET放射線(X線等)では、生じるDNA損傷や、細胞の応答(DNA損傷応答)が質的に異なる。我々は遺伝子ターゲティング法により放医研で樹立した、遺伝的背景が均一な一連のDNA損傷応答関連遺伝子欠損ヒト細胞株を用いて、低LET放射線に対するヒトのDNA損傷応答を明らかにして来た。現在、これらのヒト細胞株を用いて、重粒子線に対するDNA損傷応答を解析中であり、最新の知見を勝部(主任研究員)が招聘者に紹介する。また、田中(主任研究員)と新井(業務補助員)の監督のもと、我々が所有する最新の実験機器を利用した放射線生物学実験を実施する。ここで得られる成果は、将来の共同研究の萌芽となり得る。王(チームリーダー)と中島(業務補助員)は、日本での滞在に関わる問題全般をサポートする。
133 北陸先端科学技術大学院大学
情報科学研究科
石川県 B.共同研究活動コース 平成26年10月20日~
平成26年11月19日
インドネシア バンドン工科大学 本交流では大学間(本研究科とITBの当該学科)の共同研究推進を主要目的とし、当該期間中、派遣された学生は本学の受け入れ研究室で共同研究に従事し、必要に応じて帰国後のフォローアップ期間も含め、先方の指導教員と共同の研究成果を国際共著論文として発表予定。招聘日程は派遣される学生および受け入れ教員側のスケジュールを調整して決定。研究内容は、ソフトウエア、人工知能、理論情報科学、人間情報処理、ネットワークと多岐にわたる。共同研究に用いる施設や資料等は基本的に受け入れ側で準備する。派遣学生との共同研究にあたっては、受け入れスタッフとして受け入れ側の博士後期学生を含めることで国際連携をさらに強める。
134 北海道情報大学 北海道 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月22日~
平成26年8月30日
タイ ラジャマンガラ工科大学タンヤブリ校 両大学学生の相互派遣で行うグローバル人材育成を目的とした教育プログラムである。大きな特徴は両大学学生がそれぞれ8名が2名ずつ混成チームを組んでweb作品を共同制作する協調学修である。それによって、それぞれの国の文化を理解するとともに次の時代を担う学生たちの友情に裏付けされたグローバル人材を育成する。ワークショップは主として本学のICT施設を利用して行われるが、Web作品コンテンツに必要な取材等はグループ単位で学外でも実施する。また学修の成果はSNSと相互補完して閲覧する冊子(SNSダイナミック・ブロシュー)により広く成果を公表することも特徴である。グループワークは英語で行われ、技術指導、コミュニケーションサポートには両大学の教員8名が対応する。ワークショップは8日間の日程で行われる。
135 北海道大学
大学院理学研究院
北海道 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月19日~
平成26年8月25日
ベトナム HUS High School for Gifted Students 本プログラムの目的は、理工系学部への進学を予定している海外の優秀な高校生を受け入れ、理工系部局で実施する優れた教育・研究環境を体験させることである。またあわせて東南アジアからの高校生における我が国の理工系教育に対する需要に関する聞き取り調査を行い、今後の教育プログラム企画時の参考とする。今回プログラムでは、理工系学部における模擬授業・実験とともに、本学が誇る最先端研究機器を含むオープン・ファシリティ他学内施設の見学を予定している。また学外での活動として、札幌市青少年科学館(科学教育)、札幌市民防災センター(防災)の見学、はこだて国際科学祭への参加等、大学における活動のみならず、幅広く我が国の科学技術に関する紹介を行う。
136 北海道大学
大学院環境科学院
北海道 B.共同研究活動コース 平成26年10月6日~
平成26年10月26日
中国 蘭州大学資源環境科学院(兰州大学资源环境学院) 蘭州大学と北海道大学は研究交流協定を締結しており、昨年、北海道大学の教員・学生が蘭州大学を訪問した際に、双方で提案した共同研究を実施に移そうとするものである。北海道をフィールドとして、主として野外で役立つ科学技術を学ぶことを通して、共同で調査を行い、論文執筆に至る一連の研究活動を行う。具体的には、(1)国立公園管理への最新科学技術の適用、(2)災害軽減技術と研究成果のジオツーリズム・環境教育への適用の2つのモジュールと、(3)JSTの交流コンテンツへの参加を通して、教員の指導のもとで共同研究論文の執筆を行う(本学院では、すでに過去のサマースクールへの参加学生3名Dublinらがロシアの雑誌Geography,Environment,Sustainability,Vol.6,72-79,2013に論文を執筆した際の指導経験がある)。
137 北海道大学
大学院理学研究院
北海道 B.共同研究活動コース 平成26年9月15日~
平成26年9月30日
フィリピン
University of the Philippines Diliman(フィリピン大学ディリマン校)
Advanced Science and Technology Institute (ASTI)
フィリピンは現在、科学技術省(DOST)が主導して宇宙開発を立ち上げる作業を進めており、最初の自国衛星を、北海道大学とその協力機関の教育・指導のもと、2016年頃の打上を目指すという計画を策定している。そのために、2014年7月から6名程度の研究者を約3年間北大等に滞在させる。本事業では、それら6名に加え、衛星計画を将来牽引する衛星工学と宇宙データ利用に携わる広い分野の学生・若手研究者を招聘し、衛星プロジェクトの目的と搭載観測機器の仕様を検討することを目的とする。北海道大学の理学研究院が中心となり、工学研究院、農学研究院、地球環境科学院、情報科学研究科、水産科学研究院、北方生物圏フィールド科学センターから各2名の教員、また、東北大学・工学研究科、JAMSTECから各2名の教員・研究員による講義と実習、及び議論の場をアレンジする。さらに、宇宙開発に関連する企業、宇宙機関、科学館の見学を通して、宇宙開発の全体像と将来性を把握・実感してもらう。
138 北海道大学
大学院工学研究院
北海道 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月25日~
平成26年9月3日
ベトナム ホーチミン市工科大学 今後の経済発展が大きく見込まれているベトナムのホーチミン市工科大学の地質・石油工学部の学部生10名を招聘し、日本における資源教育を体験し、道内の資源関係施設、すなわち天然ガス、石炭の採掘現場、金属鉱山の閉山後の後処理に関する施設を視察することによって、ベトナムでも想定される資源開発にともなう環境問題を解決すべく基本的な知見を身につけてもらう。また、視察先の一つである釧路コールマインには多くのベトナム人研修者もいることから、世代を超えた人的交流が期待でき、このような知見が得られる場所は北海道以外はない。期間も10日程度で道内の資源関連施設を網羅できる。
139 北海道大学
大学院工学研究院
北海道 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月20日~
平成26年8月28日
中国 北京科技大学 日本の科学技術の中で材料科学は世界的にも優位な分野の一つであり、大学における科学技術と企業での応用が直結していることにその特徴がある。このように優れた分野の現状を産業躍進の著しい中国の優れた学生に対して紹介し、その後の留学や将来の日中協力に資すことを目的とする。特に同年齢の大学生との直接的交流は将来の世界的科学技術の振興と人材育成に寄与できる。日程は8月下旬の8泊9日とし、全日程にわたり同数の日本人学生と留学生および教員が同行する企画とする。本事業の招聘は本学協定校の北京科技大材料学院の国際コース(2-3年生)に対して行い、先方からの31名の希望に対して優れた学生10名を選抜し本事業の支援対象とする。(残りは先方の負担あるいは自己負担で同意を得ている)。研修内容は、北海道大学、同工学部、同博物館、同研究センター群、材料科学専攻の各研究室での研究体験、札幌市内博物館、材料関係の3か所の企業見学などである。先方からは本事業の10名を含め31名(他に引率教員2名)の参加、対応者は工学部教員、並びに大学生、大学院生で留学生を含み、ほぼ同数とする。宿舎は学生寮を優先的に活用したいが、不足分は市内ホテルを利用する。
140 北海道大学
大学院工学研究院
北海道 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月25日~
平成26年8月6日
中国 重慶大学 北海道大学と中国・重慶大学が隔年でホスト校となり、2週間の滞在型デザインワークショップを実施する。平成26年度は、北海道の余市町をフィールドとする。テーマに「Green-Eco-SustainableTownDesigntowardGlocalization(グローカルなエコタウンのデザイン)」を設定し、人口減少問題を抱える地方都市の賦活へ資する生活環境の再構成・再構築の提案へ挑戦する。外国人留学生の活発な交流と将来の相互留学の促進へと繋がることはもちろん、NPO北海道エコビレッジ推進プロジェクトの全面的な協力を得てのプログラムにより、持続可能な暮らしと社会へ向けての特徴と課題の相互理解を体験的に深めることができ、次世代コミュニティモデルの創造へ向けての地域へ根ざした議論は、具体的なデザイン提案を通じて実用的な方策として直接的に社会へ還元されることが期待される。
141 三重大学
工学研究科建築学専攻
三重県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月26日~
平成26年11月2日
中国 天津大学 建築を学ぶ中国の学生が、①日本の建築教育の一端を知り、②学生間の交流を深め、③建築業界および④日本の建築についての見聞を広めることを主目的としています。そのため、以下の内容を実施します。①・②学内での講義に参加してもらい、学部学生や大学院生と互いの建築作品を通した意見交流会を行います。③実務家による講義・アトリエ見学、建築行政の現場見学を行います。④歴史的建造物(三重県内、奈良)と現代建築(同)の見学を行います。
142 三重大学
生物資源学研究科
三重県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月1日~
平成26年10月8日
インドネシア スリウィジャヤ学
パジャジャラン大学
ハルオレオ大学
ボゴール農科大学
インドネシアの4つの協定大学との不良環境におけるイネ、原産地のミバエ、サゴヤシ資源を対象とした科研海外調査研究あるいは地球規模国際研究プロジェクトに参画する生物資源学研究科の教員が、研究科国際交流委員会、国際担当副学長とともに共同研究者の指導を受けた学部生、大学院生を受けいれる。期間中、午前は参加学生全員が受け入れ教員の指導する日本人学生・大学院生とともに特別講義を受けてディスカッションを行い、午後には受け入れ教員の研究室や学内共同利用施設を見学した後に、専門性に従って異なる研究室でプロジェクト個別の実験・解析に参加する。さらに、滞在期間中に日本熱帯農業学会第116回講演会に参加し、シンポジウムを聴講する他、本学との共同研究による最新の成果を発表する。参加学生の将来の研究の進展に向けて実践的な国際キャリアップの機会を提供するとともに、本学学生への国際性付与といった波及効果を期待する。
143 宮崎県立宮崎大宮高等学校 宮崎県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月23日~
平成26年8月27日
台湾 Kaohsiung Municipal Kaohsiung Senior High School(高雄市立高雄高級學) 本事業は、SGHアソシエイト指定校におけるグローバル人材育成プログラムの一貫として行う。送り出し機関は、科学教育と国際理解教育に実績のある台湾の高校で、今年度より両校の国際交流を始め、本申請が採択されれば、初めての交流となる。本プログラムは、「水と廃棄物の処理」をテーマとし、両校の生徒が高校の授業や大学の研究(ワークショップ)への参加、科学技術館や浄水処理施設への視察を通して、グローバルな視点で環境問題を考えられるようにする。特に、宮崎大学のワークショップでは、同じさくらサイエンスプランにおけるベトナム学生招聘事業と連携し、ベトナムと日本の水と廃棄物処理に関する環境技術の話し合いに参加し、技術交流の実際を学ぶ。また、宮崎大学における台湾からの留学生を通訳・コーディネーターにし、日本の大学で科学研究を進める学生との意見交換の場を多く設け、高校生に留学への意欲を喚起させる。さらに、今後本学は送り出し機関と定期的な交流を始める予定なので、今回の研修で生まれた問題意識について、継続的に対話を重ね、最終的には両校での共同研究にまで発展することを目指す。
144 宮崎大学
国際連携センター
宮崎県 B.共同研究活動コース 平成26年8月19日~
平成26年9月6日
ベトナム Institute for Water and Environment (IWE) (水環境研究所)
Institute for Water Development and Partnership (IWDP) (水開発パートナーシップ協会)
ベトナム・IWEは、紅河とメコン河流域の地下水ヒ素汚染対策のためにヒ素除去技術を研究してきたが、能力やコスト等の課題があった。本プログラムでは、3週間の滞在の中で、まず、熊本と宮崎で地下水資源利用やヒ素汚染問題、上下水及び水処理より生じる汚泥を含む廃棄物処理技術の視察を行い、日本の技術について広く学ぶ、次に、宮崎大学で、IWEが検討するヒ素除去技術の評価・検証を共同で行い、研究交流と研修を行う。更に、バングラデシュで15年以上のヒ素対策経験を有するアジアヒ素ネットワークと宮崎大学の教員、および実用化技術を有する企業研究者らが参加してワークショップを行って技術交流を行い、今後に続く共同研究・技術交流の礎とする。
145 宮崎大学
医学部
宮崎県 B.共同研究活動コース 平成27年1月12日~
平成27年1月31日
ミャンマー Department of Medical Science(保健省医科学局) 本学医学部での先端的研究と実践的な教育内容をミャンマーの若手大学教員に理解してもらい、将来的に国際共同研究が形成されること、並びに今般参加した教員からミャンマーの医科大学学生に対する日本の大学への留学勧奨が積極的に行われることを目的とする。なお、今般本学が提案する内容は、以前より先方局長(日本の大学で博士号を取得)から本学に相談が成されていたものであり、同局長自らの経験から日本の大学の研究と教育の優位性の認識から、更にその認識を広く自国の教員に広めようとしている。上記目的達成のために、先方医科学局から要請のあった特定分野(解剖学、生化学・生理学、病理学、内科、感染症、神経系)も踏まえたラボ体験と講義・視察を実施する。研修施設、設備は本学医学部及び附属病院を予定。なお、宮崎県・大分県は経済特区として『東九州メディカルバレー構想』を推進し、産官学連携による海外への日本の先進医療技術の展開活動を行っている。本プログラムでは本学のみならず、こうした地域の医療系大学や民間の医療機器メーカーとも協力して実施していきたい。
146 宮崎大学
工学教育研究部
宮崎県 B.共同研究活動コース 平成26年9月21日~
平成26年10月11日
ミャンマー Ministry of Science and Technology:MOST(科学技術省) 宮崎大学が科学技術省(MOST)先端科学技術局(DAST)と締結したMOUに基づいて、ミャンマーのコンピュータ系大学の教員や学生を受け入れる。宮崎大学で約10日間、受け入れ教員の研究室で画像処理技術を高度に応用する防犯・見守りシステムやセキュリティシステムに関する共同研究活動を行うとともに、学生や若手教員と意見交換会を行って交流を深める。さらに、残りの10日間は、他の研究機関を訪問し、さらにアジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展であるCeatech2014に参加することで、最先端の技術や最新の研究動向に触れることができる。コーディネーター1名、通訳1名を配置して研修の効果を上げる。研修期間の途中ではホームステイなどの日本文化を体験する行事を実施する。
147 宮崎大学
工学教育研究部
宮崎県 B.共同研究活動コース 平成26年8月19日~
平成26年9月6日
モンゴル National University of Mongolia モンゴルにおける鉱山開発や産業活動の発展により、水環境および土壌の汚染が深刻になってきており、その調査及び汚染対策が早急に必要である。本交流計画の目的は、重金属を始めとする環境汚染物質の分析技術を習得し、環境保全技術を学び、モンゴルにおける環境技術の発展を促進することにある。モンゴルの資源の一つである壮大な自然環境を保全しながら鉱山開発と経済発展を進めていくために必須の研究交流である。本計画に関わる講義と実習・実験を宮崎大学で行うことにより、招聘者の中から修士や博士課程への進学希望者を促進する。視察対象施設としては、宮崎市の汚水処理場、浄水場およびゴミ処理場、宮崎県衛生環境研究所、宮崎県環境科学協会、美郷町の速日鉱山坑道水処理設備、高千穂町の土呂久鉱山跡地、鹿児島県三井串木野鉱山とする。
148 山形大学
工学部国際交流センター
山形県 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月28日~
平成26年8月8日
タイ
マレーシア
中国
台湾
中国
ラジャマンガラ工科大学タニャブリ校
キングモンクット工科大学ラークラバン校
泰日工業大学
マレーシア日本国際工科院 (MJITT)
哈爾浜工業大学
台湾大学工学院及び電機情報学院
吉林化工学院
本「工学部国際連携サマープログラム」は本学および日本の優れた技術、研究環境を自分の目で見、世界トップレベルにある有機エレクトロニクスをはじめとする研究者や先輩留学生および日本人学生との密な時間を多く設けている点に特徴がある。また、数か国の学生が一同に介し、これからのグローバルな世界で互いに国境を越えた科学的な問題に取り組む第一歩となるような若い世代の結びつきを期間中の活動から創り上げることも大きな目的である。スタッフには、本プログラムのために本学部全学科および国際交流センター教員等から構成される実行委員会が担当する。
149 山形大学 山形県 A.科学技術交流活動コース 平成26年9月10日~
平成26年9月16日
中国 東北林業大学 東北林業大学を受入れる主な目的は、山形大学農学部と東北地方で行われている森林での研究と農業のタイプを紹介することです。また、山形大学農学部と東北林業大学で行われている研究をそれぞれ発表し互いを理解することです。そして、受入れた学生が、将来、両大学の演習林で研究を行うことを目標とします。今回、山形大学農学部の農場も訪れ、栽培技術と庄内地方の耕作物の特徴を示します。演習林と農場で働くスタッフが、庄内で行われている運営やサービスについて説明する予定です。
150 横浜国立大学 理工学部 神奈川県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月1日~
平成26年8月7日
タイ プリンス・オブ・ソンクラ大学 理学部 プリンスオブソンクラ大学の理学部と横浜国立大学の理工学部地球生態学EPはどちらも野外実習の授業を持つため、相互に学生を派遣し、熱帯の学生が温帯の自然と文化を経験し、温帯の学生が熱帯の自然と文化を経験する機会を設定する。横浜国大の「生態学遠隔地実習」(英語を併用)をタイ学生が履修することで、プリンスオブソンクラ大学のFieldBiologyの授業に充当できる。授業は山梨県北杜市清里地区にある横浜国大の宿舎に宿泊しながら行う。4日間の実習のあとで国立科学博物館を見学する。
151 横浜国立大学
大学院
都市イノベーション学府・研究院
神奈川県 A.科学技術交流活動コース 平成26年7月30日~
平成26年8月5日
中国 四川大学-香港理工大学災害復興管理学院(災後重建与管理学院)
The Hong Kong Polytechnic University(香港理工大学)
・研究内容:防災・減災技術における建築・都市分野の役割について、日本および中国の事例について情報交換するとともに、最新の日本の防災研究に関する成果を紹介する。・主な施設・設備:横浜国立大学キャンパス内耐震改修後の研究棟、構造実験室など・資料:各講義教材、模型材料等・スタッフ:大学院都市イノベーション研究院や情報基盤センター、地域実践教育研究センターの教員や技術職員、建築分野のポスドク・大学院生
152 横浜国立大学
国際戦略推進機構
神奈川県 A.科学技術交流活動コース 平成26年12月1日~
平成26年12月10日
中国 大連理工大学 大連理工大学と横浜国立大学が所在する遼寧省と神奈川県は友好交流関係を結んでいるとともに、大連市は、横浜と同じく国際港都市であることから、両大学の間には、単なる交流協定大学としての交流に留まらず、「国際みなとまち大学リーグ」(世界各地の国際港都市に所在する大学のコンソーシアム。現在11カ国14大学)や学生の語学を中心としたショートターム(10日間~4週間程度)での交流等が行われてきた。今回の招聘は、同大学で機械・材料・コンピュータといった専門を日本語で学ぶ特別コースの学生を招き、本学の教員による特別講義を聴講してもらうと共に、企業見学や貴機構推奨する我が国の科学技術を紹介する機関等を訪れ、最先端の科学技術に触れてもらうと共に、双方の都市の特徴である港や都市開発に関する講義や視察先を提供する。さらに鎌倉仏教文化等、日本の歴史や文化に触れるプログラムも用意する。これらのプログラムはYNU学生も参加して日中の学生交流も促進する。
153 横浜国立大学 神奈川県 A.科学技術交流活動コース 平成26年8月20日~
平成26年8月29日
中国 対外経済貿易大学 中国の優秀な学生を招聘し、データ・マイニング、統計、金融数学、イノベーションとマーケティングに関する最新理論の講義と企業訪問を行い、理論を学ぶと同時に魅力的な企業活動の実践的事例を知ることで、日本への留学を促進させる。日本の大学における研究教育環境が優れていることを知る機会を提供する。そのために経済学やイノベーション・マーケティングなどの経営学の教員による充実した講義、そのための施設の提供、支援体制を準備する。中国から学生を受け入れた実績を持ち、企業訪問など成長戦略研究センターのチャネルを活用したプログラムを用意する。日本人学生との英語による討論会、交流を持つことで留学の不安解消にも繋がるプログラムを含めてある。
154 琉球大学
医学部保健学科
沖縄県 A.科学技術交流活動コース 平成27年1月11日~
平成27年1月17日
フィリピン
タイ
ラオス
College of Public Health, University of the Philippines
Chiang Mai University
University of Health Science of Lao PDR
日本のなかでは相対的な貧困や僻地といったアジア開発途上国と共通の課題に面した沖縄において、地域保健医療に資する生物科学・社会科学的・情報科学イノベーションを学ぶ。さらに、地域保健医療、開発途上国に関した国際保健を学ぶ本学の学生と交流をすることによって、招聘学生だけでなく相互に刺激を受け、さらに学びを深めることができることが特徴である。琉球大学保健学科は、多様な保健学研究を実施しているが以下のようなイノベーションの研究を実施している教員や大学院生が多数いる。さらに学部学生も各教室に所属して卒業研究を実施し将来の沖縄の地域保健医療のリーダーや国際貢献に資する人材育成を担っている。1)病院看護管理のなかで開発途上国において重要といえる院内感染管理の研究と開発途上国の実践。さらに院内感染に関連した病原体の研究と検査方法の開発。2)貧困と母子、老齢化といった課題に即した、保健師・養護教員を軸とした地域保健学の研究と、開発途上国での地域保健研究。特に地域保健や学校保健の新しい社会技術開発研究。3)IT技術を利用した沖縄の僻地離島の保健医療に関する研究や、開発途上国での携帯電話を利用した保健サービス強化の保健医療情報イノベーションに関する研究。
155 和歌山大学
宇宙教育研究所
和歌山県 A.科学技術交流活動コース 平成26年10月未定日~
平成26年12月未定日
ベトナム Vietnam National Satellite Center(ベトナム国家衛星センター) 研究内容:超小型衛星の管制および運用における地上局の運営および研究、受信データの解析・データネットワークの研究施設:宇宙教育研究所、管制室設備:12m、3mパラボラアンテナ、X・Sバンド送受信機および変復調器、衛星管制運用システム、データ解析システム等
スタッフ:特任教授1名、特任助教1名、研究支援員2名