JST(理事長 濵口 道成)とリサーチデータ・アライアンス(以下、「RDA」という)は、平成28年3月1日(火)から3月3日(木)の日程で、「第7回RDA総会」を東京にて共同開催致します。また、JSTでは総会前日の2月29日(月)に「データシェアリングシンポジウム」を開催致します。
近年、諸外国において、公的研究資金を用いた研究成果を広く社会に公開し、イノベーションの創出につなげるオープンサイエンスの動きが顕著になっています。RDAは欧州委員会(EC)と米国国立科学財団(NSF)、オーストラリア国立データサービス(ANDS)を通じたオーストラリア政府の支援により平成25年3月に設立されました。RDAは研究者とイノベーターが技術、分野、国を超えてデータをオープンに共有し、社会の大きな課題を解決するための国際的なコミュニティー型会合として、半年に一度世界各地で総会を開催しています。
アジア地域で初めての開催となる第7回RDA総会では、“Making data sharing work in the era of Open Science”(オープンサイエンス時代に活かされるデータシェアリング)をテーマに、欧米からの参加者に加え、日本の研究者やデータに関わる専門家が科学の発展に向けたデータシェアリングの可能性や課題について議論を深める予定です。
「データシェアリングシンポジウム」では、“科学の発展への起爆剤~データ駆動型科学の推進に向けて~”をテーマに、日本の行政機関、研究機関、図書館など、多様なステークホルダーに対し、各分野のデータシェアリングの意義、取り組みについて発表します。
両会合を通じ、データシェアリング実現に向けた取り組みが加速することが期待されます。