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平成24年11月2日

東北大学 災害科学国際研究所
独立行政法人 科学技術振興機構
株式会社サーベイリサーチセンター

「情報収集活動員(みちのく・いまをつたえ隊)」が撮影した
東日本大震災の一年後の記録をインターネット公開しました

東北大学 災害科学国際研究所による東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」では、東日本大震災の被災地において、震災や被災地の生活の記録をはじめ、住民の方々の現在の暮らしや日頃の考え、未来への想いなど、地域の様々な「残したい、伝えたい」情報を収集する活動を2012年2月から実施しています。

東北大学 災害科学国際研究所は、本プロジェクトの賛同・協力機関である独立行政法人 科学技術振興機構および株式会社サーベイリサーチセンターと連携し、宮城県内の沿岸被災15市町において現地調査員によるフィールドワークを実施しました。地元住民16名以上の「情報収集活動員(みちのく・いまをつたえ隊)」を組織し、現地でのヒアリング活動や写真撮影等を通じて様々な現地情報を収集しました。

今回、みちのく・いまをつたえ隊が2012年2月から3月にかけて撮影した被災地のデジタル写真のうち、13,760枚に位置情報を追加し、電子地図上(Google Earth)で公開しました。次のサイトからご覧になれます。

みちのく・いまをつたえ隊 フォトマップ:http://michinoku.irides.tohoku.ac.jp/tsutaetai/MichinokuInfo.html

みちのく・いまをつたえ隊は、現在も宮城県沿岸部で活動しており、写真撮影のほか、情報収集活動を継続しています。今後は、本サイトに写真が順次追加される予定です。なお、隊員担当地域別の写真は、こちらからもご覧になれます(みちのく・いまをつたえ隊 フォトライブラリー:http://shinrokuden.irides.tohoku.ac.jp/tsutaetai/area)。

<参考資料>

図1

表示例:宮城県沿岸部全域

図2

表示例:宮城県石巻市の拡大画面例

以下の機能があります:
1) 各市町担当の隊員別に写真を表示することができます(画面左)。
2) 宮城県全域や宮城県沿岸部にオートで焦点を切り替えることができます(画面左)。
3) 2011年東北地方太平洋沖地震による津波浸水域を重ねて表示することができます。浸水域図は、国土交通省都市局「復興支援調査アーカイブ」のデータを利用しています(画面左)。
4) タイムスライダーにより、任意の撮影時期の写真を表示することができます(画面左上)。

<お問い合わせ先>

東北大学 災害科学国際研究所 情報管理・社会連携部門 災害アーカイブ研究分野
責任者:今村 文彦(教授)
担当:柴山 明寛(准教授)、佐藤 翔輔(助教)、岩崎 雅宏(研究員)、伊藤 なほみ(研究員)
Tel/Fax: 022-795-4842
E-mail:

独立行政法人 科学技術振興機構 情報企画部
担当:黒沢 努、安部 耕造
Tel:03-5214-8402
E-mail:

株式会社サーベイリサーチセンター 東北事務所 企画課
担当:人見 俊介、皆川 満洋
Tel:022-225-3871
E-mail: