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別紙

社団法人 東北経済連合会とJSTとの協定の概要

1.協定締結の背景

社団法人 東北経済連合会(東経連)は、東日本大震災からの本格的な復興に向け、主に東経連ビジネスセンター注2)を通じ地元経済団体として新規事業の事業化のための専門家(コーディネータ)による支援や産学連携支援など、さまざまな支援を行っています。

一方JSTは、科学技術イノベーションによる東日本大震災からの被災地経済の復興を目指して、平成24年4月よりJST復興促進センター注3)を通じて「復興促進プログラム」注4)による産学連携支援を行っています。

既にJSTと東経連は、「復興促進プログラム」の実施にあたり、東経連をはじめとする被災地域の産業界、自治体、大学などの協力を得て被災地ニーズの吸い上げを進めるなどの協力関係にあります。

東経連とJSTは、このような協力関係を更に発展させ今後もより緊密な連携を築き、両者の持つネットワーク、ノウハウなどの活用を通じて、東北地域における産学官連携によるイノベーション・システムを一致協力して構築し、東日本大震災からの創造的な産業復興に貢献するため、このたび協力協定を締結することとなりました。

注2) 東経連ビジネスセンターは、「東アジアの技術・生産開発拠点としての東北の国際競争力強化及び雇用の創出」を目指し、東経連が設立した非営利の民間支援組織です。
注3) JST復興促進センターは、JSTが「被災地経済の復興」を目的に平成24年4月に盛岡、仙台、郡山に設置した組織で、主に「復興促進プログラム」を活用した専門家(マッチングプランナー)による被災地域での産学連携支援を行っています。
注4) 「復興促進プログラム」は、産学連携による事業化を目指す研究開発に対してJSTが研究資金を支援するプログラムです。

2.今後の取組

本協定をもとに以下の具体的な連携策を開始する予定です。

・復興促進プログラム採択課題支援における東経連ビジネスセンターとの連携
・復興促進プログラム採択課題への東経連ビジネスセンターコーディネータによる支援
・復興促進センターのマッチングプランナーと東経連ビジネスセンターコーディネータ間のネットワーク構築
・研究会などの実施

3.協定締結日

平成24年10月15日(月)