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別紙

日中大学フェア&フォーラム
「変貌する日中の大学-グローバル大競争・連携時代を迎えて-」開催要領

【開催趣旨】

21世紀に入り、日中の大学が大きな変貌を遂げようとしています。日本では、平成16年の国立大学法人化、高等教育・研究活動における国際競争の激化などに伴い、各大学が優秀な学生の確保や大学院教育の改革、世界的研究教育拠点の整備、産学連携・地域振興の推進などに取り組んでいます。他方、中国では大学入学者数の急増、政府による各種重点化施策等に対応し、財務、人事、教育研究のシステム全般に関し、先進的な制度を取り入れようとする動きが顕著となっています。このような中、日中の大学が一堂に会して、各々の大学の取り組みを学ぶことは、日中両国にとって極めて大きな意義があります。

近年、日中大学交流は目覚ましく拡大し、日本側から見た大学間交流協定の締結件数は、平成18年度に中国が米国を抜いて首位に立ちました。一方、中国側から見た場合、日本は米国に次いで第2位ですが、日中の地理的な近接性やアジアの中での両国の経済発展や研究教育の水準からすれば、更なる連携の促進を図ることに相互のメリットがあります。

今回の日中大学フェア&フォーラムは、日中双方から、両国を代表する研究教育基盤を有して意欲的に相互交流に取り組み、なおかつその交流の深化促進により日中の科学技術ネットワーク強化への相乗効果が期待される大学を中心として、俯瞰的な組織交流の場を提供することを目的としています。それにより、両国の大学の新たな動き・独自の取り組みに対する最新の情報を交換すると同時に、研究協力をはじめとする両国の大学の協力・連携の更なる推進を目指すものです。また、本フェア&フォーラムを通じて、大学関係者だけでなく、日中の大学・研究行政に携わる方々、そして企業の方々などにも、貴重な情報を提供することが期待されます。

【開催概要】

日中大学フェア&フォーラム「変貌する日中の大学-グローバル大競争・連携時代を迎えて-」

会期 平成22年1月29日(金)・30日(土)
会場 東京国際フォーラム
主催 JST 中国総合研究センター、独立行政法人 日本学術振興会、中国留学服務中心
後援 文部科学省、中華人民共和国 教育部、中華人民共和国 駐日本大使館、社団法人 国立大学協会、公立大学協会、日本私立大学団体連合会、財団法人 日中経済協会、独立行政法人 日本学生支援機構、独立行政法人 大学評価・学位授与機構、人民日報・人民網、騰訊網(Tensent)、朝日新聞社(以上、予定を含む)
運営 日中大学フェア&フォーラム実行委員会(参考1
参加大学 日本側50校、中国側42校(参考2
入場料 無料

フェア

開催日時 平成22年1月29日(金)午前10時~午後6時
平成22年1月30日(土)午前10時~午後4時
目的
  • 日中の大学間交流の場を提供し、研究教育協力を促進する
  • 日中の大学における最新の研究成果・研究テーマを開示し合い、共同研究を促進する
  • 日中の大学と企業間の交流・連携を促進する
出展内容 大学の紹介、最新研究成果発表、技術シーズの紹介など

フォーラム

題目 変貌する日中の大学-グローバル大競争・連携時代を迎えて-
開催日時 平成22年1月29日(金)午前9時~午後6時30分
使用言語 日本語・中国語(同時通訳)
プログラム(一部変更する可能性があります)
【9:00-12:30 午前の部】
9:00-9:05 開会挨拶
 吉川 弘之 日中大学フェア&フォーラム実行委員会 委員長
9:05-9:25 来賓挨拶
 1 中川 正春 文部科学省 副大臣
 2 中華人民共和国 駐日本国大使館
9:25-10:25 基調講演
 1 張 秀琴 中華人民共和国 教育部 国際交流与合作司 司長
 2 相澤 益男 総合科学技術会議 議員、元 国立大学協会 会長、元 東京工業大学 学長
 3 楊 福家 英国ノッティンガム大学 学長、元 復旦大学 学長
10:40-12:30 パネル ディスカッション
 第1会場(A-1)「大学の戦略的マネジメント」(Ⅰ)
モデレータ  大西 有三 京都大学 副学長
パネリスト  王 保平 東南大学 副学長
太田 正孝 早稲田大学 常任理事
銭 林方 南京理工大学 副学長
兵頭 英治 東北大学 副学長
馬 瑞映 陝西師範大学 社会科学部 部長
 第2会場(B-1)「大学とサイエンスパーク・ハイテクパーク」(Ⅰ)
モデレータ  下村 輝夫 九州工業大学 学長
パネリスト  猪狩 健次 アルパイン株式会社 取締役
王 厚軍 電子科技大学 副学長
蒋 葛夫 西南交通大学 副学長
板東 義雄 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクト二クス研究拠点 最高運営責任者
任 南琪 ハルビン工業大学 副学長
 第3会場(C-1)「大学の国際戦略:学生および研究者交流の現状と課題」(Ⅰ)
モデレータ  小島 憲道 東京大学 副学長
パネリスト  宇田川 幸則 名古屋大学 学長補佐
樫尾 孝 日本学生支援機構 理事
石 堅 四川大学 副学長
白 章徳 中国留学服務中心 主任
李 岩松 北京大学 学長補佐
 第4会場(D-1)「大学の研究戦略:重点研究・基礎研究のバランスと研究協力」
モデレータ  呉 志功 華北電力大学 学長
パネリスト  姜 徳学 大連理工大学 副学長
齋藤 邦夫 中央大学研究開発機構 機構長
申 鉄龍 上智大学 理工学部 教授
陳 志強 華南農業大学 副学長
羅 志偉 神戸大学 大学院工学研究科 教授

【12:30 -13:30 昼食】

【13:30-18:30 午後の部】
13:30-15:20 パネル ディスカッション
 第1会場(A-2)「大学の戦略的マネジメント」(Ⅱ)
モデレータ  高 玉葆 天津師範大学 学長
パネリスト  欧陽 康 華中科技大学 副学長
國領 二郎 慶応義塾大学 理事、同校 総合政策学部 学部長
張 文軍 上海交通大学 副学長
寺迫 正廣 大阪府立大学 副学長
山内 直人 大阪大学 教授
 第2会場(B-2)「大学とサイエンスパーク・ハイテクパーク」(Ⅱ)
モデレータ  馮 冠平 清華大学深セン研究院 院長
パネリスト  荒磯 恒久 北海道大学 産学連携本部 副本部長
温 濤 大連東軟情報学院 院長
蔡 莉 吉林大学 副学長
富高 忠房 ソニー中国研究院 院長、ソニー中国有限公司 副総裁
油田 信一 筑波大学 産学リエゾン共同研究センター センター長
 第3会場(C-2)「大学の国際戦略:学生および研究者交流の現状と課題」(Ⅱ)
モデレータ  史 寧中 東北師範大学 学長
パネリスト  吾郷 眞一 九州大学 副学長
村田 忠禧 横浜国立大学 教育人間科学部 教授
楊 曇昇 海南大学国際交流学院 副院長
劉 春紅 東華大学 副学長
渡邊 誠 千葉大学 大学院工学研究科 教授
 第4会場(E-2)「地域に根ざした大学作り」
モデレータ  矢田 俊文 北九州市立大学 学長
パネリスト  王 康 四川省 教育庁 副庁長
小野寺 純治 岩手大学 地域連携推進センター 副センター長
朱 慶 四川農業大学 副学長
聶 応徳 西華師範大学 副学長
矢田部 龍一 愛媛大学 副学長
15:20-15:40 休憩
15:40-17:30 パネル ディスカッション
 第1会場(A-3)「大学の戦略的マネジメント」(Ⅲ)
モデレータ  寧 濱 北京交通大学 学長
パネリスト  大倉 一郎 東京工業大学 副学長
宋 維明 北京林業大学 副学長
古田 勝久 東京電機大学 学長
馬 寅生 中国農業大学 副学長
 第3会場(C-3)「大学の国際戦略:学生及び研究者交流の現状と課題」(Ⅲ)
モデレータ  川口 清史 立命館大学 総長
パネリスト  于 海 中華人民共和国 教育部 国際交流与合作司 副司長
呉 松 上海大学 副学長
曹 徳俊 西南財経大学 商学院 院長
福山 秀敏 東京理科大学総合研究機構 機構長
森山 新 お茶の水女子大学 比較日本学教育研究センター センター長
 第4会場(F-1)「人材育成の新たな取組み」
モデレータ  佐藤 元彦 愛知大学 学長
パネリスト  夏 敏 瀋陽師範大学 副学長
是永 駿 立命館アジア太平洋大学 学長
白 海力 天津大学 大学院 常務副院長
山崎 光悦 金沢大学 学長補佐
17:30-17:45 総括報告
17:50-18:20 全体会合
吉川 弘之 委員長、各テーマ総括報告者
18:20-18:30 全体講評
有馬 朗人 日本科学技術振興財団 会長、元 文部大臣
18:30-18:40 閉会挨拶
1 白 章徳 中国留学服務中心 主任
2 藤嶋 昭 JST 中国総合研究センター センター長