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図3 スプライソスタチンAの標的であるスプライシング因子SF3bの機能

図3 スプライソスタチンAの標的であるスプライシング因子SF3bの機能

スプライソスタチンAは、スプライシングに必要なSF3b複合体と結合し、スプライシングを阻害し、前駆体mRNAの蓄積を引き起こす。さらに、前駆体mRNAやスプライシング途中のmRNAをもとに翻訳が始まり、イントロン由来のアミノ酸配列を持つ異常タンパク質が作り出される。この結果は、SF3bが前駆体mRNAを核内につなぎ止めておく監視機構にも関わっていることを示している。