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<参考図>

図4

図4 4型葉酸受容体抗体を投与による腫瘍の治療

 正常マウスに腫瘍を接種し、4型葉酸受容体に対する抗体もしくはコントロールIgGを腫瘍接種と同日(A)もしくは接種後8日目以降(B)に投与し、腫瘍径と生存率を調べました。
 抗体の投与により4型葉酸受容体を高発現する制御性T細胞を除去することができました。腫瘍接種と同日の抗体投与で全例に腫瘍拒絶が誘導でき、径4mm以上に大きくなった腫瘍に対しても半数以上で拒絶を誘導できました。
 CD25に対する抗体では生着した腫瘍に対する効果は得られないことから、エフェクターT細胞を残して制御性T細胞を除去したことの効果と考えられます。