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図2

図2.2光子対同士の量子干渉結果

 2個ずつの光子(計4個)を、半透鏡の2つの入力ポートから同時に入射し、その結果、光子が再度2個ずつに分かれて射出する場合を計数しました。横軸は、その入射タイミングのずれ、縦軸は計数率を表します。同時に入射した場合(横軸Optical delayが0)の値が、タイミングを大きくずらして入射した場合の平均値(黒点線)にくらべて計数率が約2/3(赤実線)になっており、4個の光子が精密にもつれ合った場合の理論予測とよく一致しました。青点線は、入射される2個の光子が異なる時間位置に存在し、期待される4個の光子がもつれあった状態にない場合の理論予測です。