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図5

ニワトリB細胞株DT40は、性質が安定で、遺伝子破壊が簡単


図5
染色体DNAの一部を含むDNA分子(プラスミド)を細胞に導入すると、それが稀に導入細胞の染色体DNAの中に組み込まれます。動物や植物細胞では、大部分の組み込みはランダムに起こります。そしてランダム挿入よりも2桁以上低い頻度で目的とした部分へのターゲット挿入が起こります。ターゲット挿入は、導入したプラスミドと染色体DNAとの間の相同組み換えにより行われます。ニワトリBリンパ細胞株、DT40では、相同組み換えの発生確率が高い結果、ランダム挿入とターゲット挿入とが同頻度でおこります。