<用語解説>
注1)運び屋タンパク質
エネルギーを使って微小管上を移動し、様々な物を運びます。細胞体から出ていくキネシンと、細胞体に戻ってくるダイニンの二種類があります。
注2)KIF1A
運び屋タンパク質キネシンの一つです。シナプス小胞の前駆体を細胞体から神経の先端に輸送します。
注3)シナプス
神経細胞同士が情報を伝達する場所です。軸索の先端が特殊な形状に変化してできています。中にはシナプス小胞がぎっしりと詰まっています。
注4)軸索
神経細胞から一本だけ伸びる、非常に細長い線維です。人間の場合1メートル以上になるものもあります。
注5)シナプス小胞
脳内で神経同士が情報をやり取りする際に必要な神経伝達物質を含んだ非常に小さな袋です。
注6)キネシン
運び屋タンパク質の一つです。人間には機能の異なる何十種類ものキネシンが存在しています。軸索の中では、細胞体から軸索の先端に向かって物を運びます。
注7)微小管
アルファ、ベータの二つのチューブリンというタンパク質が連なって出来ている管上の構造物です。