図4 細胞の紫外線照射に伴うXPCタンパク質のユビキチン化


左: ヒトの培養細胞株(WI38 VA13)に紫外線(10 J/m2)を照射した後、経時的に細胞抽出液を作成し、そこに含まれるXPCタンパク質をイムノブロッティングによって検出した。照射後1時間程度をピークとして、ユビキチン化による移動度の遅い複数のバンドが出現している。HR23BやXPAタンパク質では、同様の修飾は見られない。
右: XP患者由来の細胞を使って、左と同様の実験を行った。XPAやXPBに欠損を持つ細胞(上段)では正常細胞と同様にXPCのユビキチン化が起こるのに対して、UV-DDBを欠損したXP-E群細胞(下段)では応答が見られない。矢印は通常の泳動度を示す未修飾タンパク質のバンド、括弧はユビキチン化されたXPCタンパク質のバンド、星印は抗体と交差反応する非特異的なバンドをそれぞれ示す。