図1 紫外線によって発生する代表的なDNA損傷


同一のDNA鎖内で連続した2個のピリミジン塩基(シトシンまたはチミン)が、共有結合によって二量体を形成する(ここではチミン二量体の化学構造を示した)。このような損傷が生じると、DNA複製や転写の妨げとなり、細胞死や突然変異、染色体の不安定化など、様々な弊害を細胞にもたらす。dR:デオキシリボース残基 P:リン酸基