用語解説
◆ 波長成分
 波長ごとの光の強さ。通常、赤く見える光は長波長の光を多く含み、青く見える光は短波長の光を多く含んでいる。
◆ 色の恒常性
 照明光の波長成分が変化しても、物体の色を正しく認識できること。これは、物体から反射される光の波長成分を検出するだけでは達成されず、反射される光の波長成分を照明光の波長成分と比較することによって初めて達成される。
◆ 単色光
 ひとつの波長成分しか持たない光。たとえば、太陽光線をプリズムで分光した一色に見える光、あるいは、色付きのフィルターを通過した光。
◆ 錘状体
 網膜内に存在し、明るいところで主に色を感じる細胞。赤青緑の3種類がある。
◆ マンセル色
 マンセル表色系は、アメリカの画家で美術講師でもあったアルパート・H・マンセル(1858~1918年)が創案し、1905年に発表した色表示の体系で、日本でもっとも一般的に使用されている物体色のための表色系である。知覚的な相違を表すように尺度化されており、マンセル記号からの色の類推も比較的容易である。マンセル記号は、H V/C(色相 明度/彩度)の順に書き表し、例えば5R 8/2は、5アール8の2と読む。また、彩度0を無彩色と言いN9.0(白)やN1.0(黒)のようにNプラス明度で表す。
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This page updated on July 27, 2004

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