1.研究領域の概要 | ||||||||||
この研究領域は、分子や原子をとりまく物質的、エネルギー的な環境としての「場」と原子や分子の相互作用およびそれに伴う物質の生成・変化の過程(反応)との関係に着目するものである。すなわち、反応の各過程におけるエネルギー状態、スピン状態、あるいは物質の相の変化などが場からどのような影響を受けているのか、さらには、その影響が、物質の生成・変化の過程での選択性、活性化、応答性、構造の秩序化や安定性などにどのように寄与しているのかを探求するものである。具体的には、物理的、化学的な場、生体の場などにおける原子や分子の挙動、状態変化、相互作用の解明、さらには場を用いた反応の時空間的制御および物質選択性の検討、機能的な場の設計および創出などの研究を含む。 | ||||||||||
2.研究課題、研究者名 | ||||||||||
別紙一覧表 | ||||||||||
3.選考方針 | ||||||||||
独創的な発想に恵まれ、活力に富む基礎研究であり、研究内容に具体性があるもので上記領域の概念に含まれる研究課題であること、および研究者が能力、意欲に富み、自ら研究を実施する者を優先することを基本方針として書類審査、面接審査及び総合審査の各選考委員会を開催し選考した。 | ||||||||||
4.選考の経過 | ||||||||||
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5.研究実施期間 | ||||||||||
平成7年10月〜平成10年9月 | ||||||||||
6.領域の活動状況 | ||||||||||
領域会議:平成7年11月の第3回領域会議の研究構想発表を始まりに8回の領域会議と分野別の分科会を2回実施。 研究報告会:東京、大阪各1回実施 (公開) 領域総括の研究実施場所訪問:研究開始に際し全研究者訪問。その後研究場所を変わった際に新研究場所を訪問。 | ||||||||||
7.評価の手続き | ||||||||||
領域総括が個人研究者からの報告・自己評価を基に必要に応じて領域アドバイザーの協力を得て行った。
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8.評価項目 | ||||||||||
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9.研究結果 | ||||||||||
さきがけ研究と呼ばれるだけに、掲げられたテーマは大きいものが多く、ゴールへの距離はさまざまで、研究成果をみるために、ゴールへの到達度よりは、3年間にどれだけ歩んだかをみる立場がある。その立場でみれば、当領域第2期研究者の研究成果は全体としては大いに評価できる。そのことは外部発表、特許出願、受賞等、招待講演などの件数からも見て取れる。 一方では、領域総括としては、このような評価がさきがけ研究が従来許容してきた、3年間は失敗の連続で、その後の努力で開花するような研究の存在の息の根を絶つようなことがないようにすることの必要性を痛感する。今となっては失敗を評価する領域総括の見識が砦であろうか。 なお、個別研究課題についての評価は各研究課題別研究評価に記載。 | ||||||||||
10.評価者 | ||||||||||
領域総括: 吉森昭夫 領域アドバイザー:安保正一、井上頼直、潮田資勝、北澤宏一、小林誠、関一彦、 堀越佳冶、八木克道、米山宏 |
(参考)
(1)外部発表件数 | ||||||||||||||||||||
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(2)特許出願数 | ||||||||||||||||||||
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(3)受賞等 | ||||||||||||||||||||
95年度高柳研究奨励賞、第5回日本金属学会奨励賞(’95)、 有機合成化学協会1996年度研究企画賞 日本応用磁気学会平成9年度学術奨励賞(武井賞) 平成10年度矢崎学術賞、表面科学会平成10年度表面科学技術賞 7th Int.Meeting on Chem.Sensor優秀論文賞(’98) | ||||||||||||||||||||
(4)招待講演 | ||||||||||||||||||||
国際 17件 国内 25件 | ||||||||||||||||||||
(5)領域アドバイザー氏名(肩書きは現職) | ||||||||||||||||||||
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This page updated on September 1, 1999
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