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大学発新産業創出プログラム(START)における新規事業プロモーターユニットの決定について(平成27年度第1回採択)

平成27年10月30日

科学技術振興機構
Tel:03-5214-7054

<新規事業プロモーターユニット代表実施機関の概要(平成27年度第1回採択)>

JST(理事長 濵口 道成)は、大学発新産業創出プログラム(START)「事業プロモーター支援型」における、新規事業プロモーターユニット代表実施機関(平成27年度第1回採択)を次の通り決定しました。

代表実施機関代表事業
プロモーター
事業プロモーターユニットの特徴
Beyond Next
Ventures
株式会社
代表取締役社長
伊藤 毅
 大学等の高度な技術シーズの実用化に特化した
独立系ベンチャーキャピタルであり、特に医療機
器やロボット等の分野における、技術シーズの目
利きから事業化、ベンチャー投資に関する豊富な
経験・実績が強み。
 個々のプロジェクトの一員として、広範な外部
ネットワークも活用し、シードステージにおける
リスクの低減と事業化の加速を推進しながら、国
力向上に寄与する事業の育成を行う。

本年度の「事業プロモーター支援型」の募集は平成27年4月15日(水)から9月30日(水)まで行い、随時審査を実施しています。6月30日(火)までに応募があった1件について、大学発新産業創出プログラム推進委員会による審査を実施し、その結果をもとに、1件の新規事業プロモーターユニット代表実施機関を決定しました。

<大学発新産業創出プログラム(START)の事業概要>

1.STARTの概要・目的

大学発新産業創出プログラム(START:Program for Creating STart-ups from Advanced Research and Technology)は、日本の大学など※1)の基礎研究成果に関し、大学等発ベンチャーなどを通じた新規マーケットへの事業展開が十分に行われていない現状を踏まえて、平成24年度より文部科学省により大学発新産業創出拠点プロジェクトとして創設され、平成27年度よりJSTに移管された制度です。本制度では、事業化ノウハウを持った人材(事業プロモーター)ユニットを活用して、大学などのポテンシャルの高いシーズの事業化を通じて新産業の創出、新規マーケットの開拓を目指します。
 大学等発ベンチャーの起業前段階から公的資金と民間の事業化ノウハウを組み合わせることにより、事業戦略・知財戦略を構築しつつ、既存企業にはリスクの負えないポテンシャルの高いシーズの事業化への挑戦を支援しています。

※1)STARTの支援対象とする「大学等」とは国公私立大学、国公私立高等専門学校、大学共同利用機関法人、独立行政法人(国立研究開発法人を含む)などです。

2.STARTの構成

STARTは「事業プロモーター支援型」と「プロジェクト支援型」の2つの事業タイプによって構成されています。各事業タイプの概要は以下のとおりです。

ア) 事業プロモーター支援型

大学等の技術シーズの事業化について、研究開発・事業育成を一体的に推進するため、事業化ノウハウを持った人材を事業プロモーターとして選定し、事業プロモーターが行う技術シーズの発掘やハンズオン支援※2)などの活動を支援します。

イ) プロジェクト支援型

大学等にて、事業プロモーターのプロジェクトマネジメントのもと、市場や出口を見据えて事業化を目指した研究開発プロジェクトを支援します。

※2)ハンズオン支援:事業を実施する上で必要なあらゆる課題について、各種アドバイス、コンサルティングを行うとともに、起業家・技術者のリクルーティング、関係先への働きかけなど、きめ細かなサポートを積極的に実施し、付加価値を高めることを目指した支援を意味します。

図1

<お問い合わせ先>

科学技術振興機構 産学連携展開部 START事業グループ
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
Tel:03-5214-7054 Fax:03-3238-5373
Email: