平成17年度終了研究課題の事後評価について

バイオインフォマティクス推進事業「生命情報データベース高度化・標準化」
平成17年度終了研究開発課題の事後評価について

平成18年6月28日
研究基盤情報部

バイオインフォマティクス推進事業「生命情報データベース高度化・標準化」における平成17年度終了研究開発課題の事後評価を実施した。これは、研究開発の実施状況、研究成果等を明らかにし、今後の研究成果の展開及び事業運営の改善に資することを目的として、「バイオインフォマティクス推進事業の課題評価の方法等に関する達」(平成15年10月1日 平成15年達第74号)に基づき実施したものである。

1.事後評価の目的

研究開発の実施状況、研究成果等を明らかにし、今後の研究成果の展開及び事業運営の改善に資することを目的とする。

2.対象となる研究開発課題

(1)「2項関係に基づくゲノムと生命システムの機能解読」
金久 實(国立大学法人京都大学化学研究所 教授)
(2)「ゲノム生物学バックボーンデータベースの構築提供」
菅原 秀明(大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 教授)
(3)「シグナルオントロジーとバイオタームバンクの開発」
高木 利久(国立大学法人東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)
(4)「蛋白質立体構造データベースの高度化」
中村 春木(国立大学法人大阪大学蛋白質研究所 教授)

3.研究開発実施期間

平成13年7月~平成18年3月31日まで(5年間)

4.評価項目および基準

(1)当初計画の達成度
・当初の研究開発計画から見た達成度等はどうか
・当初計画では想定されていなかった新たな展開が生じたか

(2)知的財産権、外部発表(論文等)等研究開発成果の状況
・データベース公開状況
・外部発表等

(3)研究開発成果の公開による波及効果
・データベース・プログラムや論文、学会発表などこれまでの成果公開によるバイオインフォマティクス領域およびライフサイエンス分野全体への影響や効果はどうか。

(4)成果の実用化の可能性及び成果から予想される波及効果
・成果を今後発展展開することによりバイオインフォマティクス領域およびライフサイエンス分野全体に影響や効果を及ぼすと期待できるか。
・今後、成果の生命科学、研究基盤、産業への貢献度はどう見込まれるか。

5.事後評価の進め方

バイオインフォマティクス推進センター統括が、代表研究者作成の研究開発終了報告書、一般公開の研究開発成果報告会での質疑応答および発表要旨などを基に、副統括およびバイオインフォマティクス委員会分科会委員の協力を得て事後評価を行った。なお、事後評価の進め方については下記の通りである。
(1)研究開発終了(平成16年9月30日)
(2)代表研究者が研究開発終了報告書を作成(平成16年10月~11月)
(3)バイオインフォマティクス推進センター統括、バイオインフォマティクス委員会分科会委員出席の下で一般公開の研究開発成果報告会を開催し、被評価者からの報告、意見交換を行う(平成17年1月27日)
(4)代表研究者が作成した研究開発終了報告書、研究開発成果報告会での意見・質疑応答、バイオインフォマティクス委員会分科会委員の評価コメントを参考に統括が評価し、評価内容に関する各代表研究者の意見を聞いたうえで、統括が事後評価報告書を作成する(平成17年2月~3月)
(5)JST理事会議等に報告すると共に一般に公開

6.評価者

バイオインフォマティクス推進センター 統括
勝木 元也 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 基礎生物学研究所 所長

バイオインフォマティクス委員会委員 (五十音順・敬称略)
榊 佳之   独立行政法人理化学研究所ゲノム科学総合研究センター センター長
堀田 凱樹  大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 機構長
松原 謙一  株式会社DNAチップ研究所 代表取締役
吉田 光昭  東京大学 名誉教授

7.事後評価結果

別紙に記載のとおりである。

<資料>

  • 別紙 バイオインフォマティクス推進事業 平成17年度終了「データベース高度化・標準化」研究開発課題事後評価報告書
  • 参考 バイオインフォマティクス推進事業の課題評価の方法等に関する達