「ゲノムリテラシー講座」 転写制御領域の配列解析入門(講義と実習)

2008年9月3日(水) 転写制御領域の配列解析入門
講師: 中井 謙太
内容: 遺伝子の上流領域に存在することの多い転写制御領域の塩基配列から、そこに書き込まれている制御情報を読み取ることは、バイオインフォマティクスの悲願の一つとも言えるが、その目標達成までの道はまだまだ険しそうである。本講義ではプログラミングの知識や重み行列などのバイオインフォマティクスの基礎知識を持たない受講者向けに、主に高等真核生物の制御領域解析を行う上で利用可能な公共データベースやウェブツールなどを紹介し、我々のグループで行っている研究の一端も紹介する。
参加資格: バイオインフォマティクスの初心者向け

2008年9月3日(水) 共発現遺伝子の上流配列解析実習
講師: 中井 謙太
内容: DNAチップなどを用いて、同じような発現パターンを示す遺伝子群を同定し、それらの発現パターンの共通性をその上流配列中に存在する高頻度出現モチーフの存在によって説明しようとする試みがよく行われる。本実習では、比較的そのプロモーター構造がよく研究されている遺伝子群を題材にして、実際のデータベースやツールを用いてどの程度のことがわかるのかを実際に体験してもらうことを予定している。具体的には、Ensembl, UCSC genome browser, DBTSS, Melina II, JASPARなどなどの利用を想定している。
参加資格: バイオインフォマティクスの初心者向け