「ゲノムリテラシー講座」 ケモインフォマティクスを利用したリード化合物の探索入門

2008年8月18日(月) ケモインフォマティクスを利用したリード化合物の探索入門
講師: 榊原 康文
内容: ヒトゲノム配列の解読により約3万の遺伝子が明らかになり、その中にはオーファン受容体などの今後の薬剤のターゲットとなる未知の遺伝子が多く含まれている。一方、PubChemに代表される化合物データベースには、すでに何千万という規模の化合物情報が蓄積されている。これからのゲノム創薬においては、これらの情報をケモインフォマティクスの手法を適用していかに効率よく利用するかが重要な課題となっている。
本講座では、リード化合物探索に利用可能なデータベースやウエブツールを紹介し、それらのウエブツール等を用いて化合物がタンパク質のリード化合物になりうるか否かを予測する計算機を用いた演習を合わせて行なう。
また、JST BIRD事業で開発中の統計的相互作用予測システムCOPICATの利用の説明と演習も行なう。
参加資格: WEBブラウザーとメールなどのパソコンの基本操作が不自由なく行なえること。