「ゲノムリテラシー講座」 タンパク質構造予測とデータベース実習

2008年7月31日(木) タンパク質構造予測の基礎
講師: 清水 謙多郎
内容: 本講義は、タンパク質の構造予測の基礎を学ぶことを目的とする。タンパク質の二次構造予測やドメイン領域予測などの手法について簡単に説明した後、立体構造を予測するための基本手法-比較モデリング、フォールド認識、新規フォールド法-について、その基本的な考え方、手法を解説し、実際のシステムを例に挙げ、それらの実現技術を述べる。スレッディング、統計ポテンシャルの概念についても説明し、さらに予測した構造の評価とその精密化、複合体の構造予測(ドッキング)の手法についても触れる。
参加資格: タンパク質の構造について基礎的な知識を有し、また、BLASTなど、ホモロジー検索ツールの使用経験のあることが望ましい。

2008年7月31日(木) 構造予測実習
講師: 清水 謙多郎
内容: ホモロジーモデリングの代表的なツールであるModellerを用いて、タンパク質のアミノ酸配列からその構造を予測する実習を行う。テンプレートを選択し、モデル構造を構築した後、構造評価を行い、その結果を踏まえて、アラインメントを調整し、モデル構造の改善を試みる。一連の作業の中で、二次構造予測やフォールド認識、構造比較のツールを実際に利用する。構造予測に関連したツールは、Webで公開していても、結果が得られるまで時間がかかるため、あらかじめ用意した実行結果をそのまま利用することがあるので、了解していただきたい。
参加資格: タンパク質の構造について基礎的な知識を有し、また、BLASTなど、ホモロジー検索ツールの使用経験のあることが望ましい。