「ゲノムリテラシー講座」 遺伝子からみた生物の系統樹

2006年11月13日(月) 分子系統学講義
講師: 舘野 義男
内容: 分子系統学では遺伝子やタンパク質の配列データからそれら生体分子やそれらが由来した生物種の起源や系統関係を推定することが中心課題となっている。従って、この講義では突然変異による遺伝子の進化を述べ、2つの遺伝子間の進化距離を推定することに進み、進化距離に基づいた系統樹の作成について講述する。系統樹作成には種々の方法があるが、ここでは最も頻繁に使われている方法を中心とする。
参加資格: 分子生物学や高校程度の数学の知識を持っていること。

2006年11月13日(月) 分子系統樹の作成
講師: 舘野 義男、小見山 智義
内容: 上記講義に続いてパソコンを用いて系統樹作成を実習する。まず、与えられた配列に相同な遺伝子を検索し、相同配列のアラインメントを行う。その後アラインメントされた配列間の進化距離を求めて、系統樹作成を行う。また、系統樹作成における種々の問題にも触れて、誤りを犯さないような工夫にも言及すると同時に、系統樹作成結果の解釈にも触れたい。
参加資格: 分子生物学や高校程度の数学の知識を持っていること。