2005年8月2日(火) KEGGの化学情報データベース | |
講師: | 服部 正泰 |
内容: | ポストゲノム解析の最近の傾向の一つに、ゲノム情報に化学的な情報を取り込み複合的に解析を行うという動きがある。これは、細胞内外のさまざまな化学物質は常に生命系と相互作用を行っており、生命現象の理解のためには、それらの存在を無視できないと考えられるからである。ゲノムネットにおいて構築されてきたKEGGデータベースにおいても例外ではなく、我々はすでに多くの化学情報データをKEGGと統合し、さまざまな解析を行ってきている。講義では、ケミカルゲノミクスと呼ばれる新しい研究分野を概観しつつ、KEGGを活用した解析事例を紹介する。 |
参加資格: | 特にありません |
2005年8月2日(火) ケミカルゲノミクスのためのデータ検索と処理 | |
講師: | 服部 正泰 |
内容: | KEGGにおいて構築されている化学情報データベースは、化合物、糖鎖、脂質などの生体内化学物質のほか、薬物などの環境物質、さらには、酵素情報や酵素反応情報など多岐に渡る。本実習ではKEGGデータベースを活用することを念頭におき、KEGGにおいてサービスされている各種解析ツールの使用方法などを解説するとともに、構造入力支援ツールであるKegDrawを用いた、より実践的な解析方法、および従来のゲノムやパスウェイの解析ツールとの融合によるケミカルゲノミクス解析の一端を解説する。 |
参加資格: | エディタ等でテキスト編集ができること |