LCS-FY2020-PP-16
炭素電極を用いたペロブスカイト太陽電池に関する提案(Vol.3)
概要
従来のペロブスカイト太陽電池はペロブスカイト層(CH3NH3PbI3)の両側に、光によって生成した電子を収集する酸化チタン(TiO2)、ホールを収集するホール伝導体HTM/Auを設けることで、電圧・電流を発生させる。
本提案書では、低コストで高安定性を有する電子伝導材の炭素(カーボンナノチューブ)電極のみをHTM/Au電極の代わりに用いたペロブスカイト太陽電池を調査した結果に、炭素に官能基を導入して電池の再現性・安定性を向上させた独自の研究結果も含めて、炭素電極を用いたペロブスカイト太陽電池の課題をまとめた。