「倫理の空白Ⅱ」盗用編

「倫理の空白Ⅱ」盗用編

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概要

倫理の空白Ⅱバナー

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本映像教材は、研究不正に至る過程を疑似体験するドラマを視聴し、研究に従事する人物のそれぞれの立場を理解しながら研究倫理を学習できる教材です。
不正行為における一類型の盗用に焦点をあてています。人文・社会科学系と自然科学系のそれぞれの研究室を舞台にした2本のドラマで、盗用に至る過程が描かれています。

  • 倫理の空白Ⅱ人文画面イメージ
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  • 倫理の空白Ⅱ自然画面イメージ
  • 倫理の空白Ⅱ自然画面イメージ
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本教材の活用方法:
いずれのストーリーにおいても、他人のアイデアや文章を踏まえて論文を書く際の研究倫理の重要性や、自身が執筆する文章を大切にすることへの認識を深めるシーンを含めています。このドラマを通して疑似的な体験をすることで、研究者としてのあるべき姿を考え、倫理的判断力や態度を養うことができます。研究分野によって、研究環境、作法や風土がさまざまなため、この映像教材の登場人物のおかれている立場は、人文・社会科学編と自然科学編で異なっています。登場人物がいくつかの倫理的問題に遭遇しますが、両教材には、共通点や相違点があることを踏まえた上で、研究倫理教育に活用してください。

ドラマの視聴とディスカッションを組み合わせたワークショップやグループワークで活用することが最も効果的です。大学での講義や研究機関での講習など、さまざまなシーンで使用することも可能です。

「倫理の空白Ⅱ」盗用編 人文・社会科学編(視聴時間:約26分)

主人公の大学生 優子は、学部生時代のレポートを作成する際、「コピー&ペーストは効率的に文章を書くためのツール」と考えていました。優子は、修士課程、博士課程に進み、さらに研究活動を続け、准教授になります。研究の実績を積み、順風満帆と思われた優子ですが、論文執筆における引用や参照をする際に、倫理的問題を含む行為をしてきたことが、ついに盗用疑惑につながります。

 

「倫理の空白Ⅱ」盗用編 自然科学編(視聴時間:約33分)

ある大学の3人の研究者が主人公です。3人は、たんぱく質に関する論文で、高評価を得た論文の共著者でした。この共著論文に盗用の疑惑が発生し、大学の不正調査委員会が開催され、3人には告発に関する通知が届きます。それぞれの道を歩み始めた3人は、1つの共著論文の執筆過程における当事者間の研究倫理の認識に対する違いなど、執筆当時の行動を振り返ります。盗用疑惑に至るまでの研究行為や倫理的問題について、不正調査委員会を通じて、登場人物たちが回想します。


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