研究課題   スフィンゴ脂質の自己組織化と細胞機能
研究者   清川 悦子
所 属   理化学研究所 フロンティア研究システム・スフィンゴ脂質機能研究
Since March 1,2002 
   

 生体膜ではスフィンゴ脂質と呼ばれる一群の脂質がナノメートル・オーダーの集合体を形成し、細胞の機能を発現するのに重要な役割を果たすと考えられていますが、その詳細は不明のままです。
 本研究では、スフィンゴ脂質を初めとする生体膜構成脂質の特異的なプローブを開発して、生細胞で生体膜のダイナミクスを観察します。更に、脂質の集合体を制御する分子を同定し、脂質集合体が細胞機能に果たす役割を解明していきます。



インテグリン刺激して15分経った線維芽細胞の共焦点顕微鏡像を3次元で再構築した。
緑はスフィンゴミエリン、赤は細胞骨格のひとつであるアクチンを示す。