研究課題   生体膜で働くプロトン駆動のナノマシン
研究者   野地 博行
所 属   さきがけ研究21
研究報告   Movie   Document
Since March 1,2002 
   

ATP合成酵素は、その内部サブユニットを回転させることで、プロトンが生体膜を通過する際に放出するエネルギーをATPのリン酸結合エネルギーに変換します。この回転のトルク発生装置が、膜内在性部分であるFoモーターです。このモーターは、それ単独でも駆動するナノメートルサイズの回転モーターだと考えられています。この研究では、Foモー夕一がプロトン流によって回転する様子を1分子単位で観察する実験系を確立し、そのメカニズムの解明を目指します。