β1-3グルカンの応用 Since April 1,2001   
   

β1-3グルカンが核酸と複合体をつくることを利用して、体外から細胞内に遺伝子を運搬するキャリヤーへの応用を検討します。この際、核酸加水分解酵素に対する抑制効果を付与するため、コレステロールなどで化学修飾する方法を探索します。
メッセンジャーRNAの特定塩基にアンチセンス核酸が結合することにより情報伝達を阻害するアンチセンス・アンチジーン薬として、副作用のあるホスホロチェート核酸やペプチド核酸が利用されている。
そこで、RNAと複合体を形成することができ、安全性が確認されているβ1-3グルカンのアンチセンス薬への応用を検討する。
このため、低分子量β1-3グルカンの複合体形成能、核酸選択性を高める化学修飾を検討する。


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