蛋白質の折れ畳みについて Since March 1,2002   
   


(蛋白質の折れ畳み過程に関する二つの仮説)

@最初にαヘリックスなどの二次元構造を作り、次にヘリックスの相対位置(三次元構造)を整えて、折れ畳み構造を作る。この仮説が正しければ、蛋白質の中のヘリックスを作り易い部位を探すことが、折れ畳み構造の予測の鍵となります。

A蛋白質中の幾つかの残基が接触して、三次元構造の一部が作られた後、二次元構造が作られる。この場合、最初に接触する残基を特定することが、折れ畳み構造の予測の鍵となります。

本研究では、赤外分光法を用いてシトクロムcとアポミオグロビンの折れ畳み過程の構造を調査し、最初に形成される構造の特定を目指します。



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