折れ畳み過程の実時間観察について Since March 1,2002   
   

線状に連なったアミノ酸は400μs後に10%、1,000μs後に40%、10,000μs後に50%のらせん巻きが現れ、たんぱく質を形成していきます。たんぱく質の構造制御を目指すため、らせん巻きが現れる前、すなわち線状に連なったアミノ酸の形成後100μs未満の間に起こる反応を明らかにする必要があります。

そこで、右図のように@線状に連なったアミノ酸の生成部(混合部)とA混合液の観察部をもった装置を開発しました。現在、たんぱく質の原料を高速で流すことにより、混合部から観察部までの混合液の移動時間が50μs以下になるよう、装置の性能改善に取り組んでおります。



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