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三期生

 選考基準
領域総括として領域アドバイザーとの間で選考の考え方を一致させるべく、次の考え方を提案し、議論の上、全アドバイザーの賛同を得、公表されている選考基準と併せて選考作業を行った。

(1) 「相互作用と賢さ」のテーマに明快に適合していること。
(2) 従来にない独創的アイディアが含まれていること。
(3) 独立した研究者であり、本研究に専念できる立場であること。
(4) 本研究が、他のプロジェクトのサブセットであるものは、除外する。
(5) 過去の業績は尊重するが、そのなかに独創的なものがあることをチェックすること。
(6) 年齢は30歳代を中心、若しくは博士号取得後10年程度まで(応募時現在)とし、次世代の研究者と新しい研究分野の育成を目的とすることに十分留意すること。
(7) 現在、本事業団あるいは同種の組織の主要メンバーになっていないこと。
(8) テーマの設定が、予算と年限の範囲で実行できること。
(9) 社会にインパクトを与える新しい技術分野を創出する可能性のあるテーマを優先する。

 選考経過

(1)受け付け状況
 本年度は50件の応募が寄せられた。内訳は、仮想電子都市を用いた震災情報提供システムの構築など新概念に基づくシステムの設計・構築に関する研究16件、マン・マシーンインタフェースに関する研究8件、知能ロボットに関する研究7件、学習機能に関する研究7件、微小機械に関する研究3件、情報の感知と命令の集積・融合化3件、メカトロニクスに関する研究、人工現実感に関する研究各1件、その他3件であった。

(2)採択の経過と採択結果
 書類選考では、応募課題が広範で多岐にわたるため、研究総括並びに複数のアドバイザーによる査読を行い、アドバイザーはそれぞれ専門家としての視点から評価とその根拠を述べると共に、別途研究総括は、自らの評価とアドバイザーの見解について議論しながら選考作業を進め、12件を選定した。

 この12件については、第二次審査として面接による選考を行い、最終的に研究総括並びにアドバイザーの合議により、次に示す採択課題7件を決定した。

今井 倫太 「認識と演出の相互作用に基づくコミュニケーションロボットの実現」
工藤 卓 「賢くなる2次元神経回路網によるパターン認識」
久保田 直行 「人間とロボットの相互関係形成のための構造化学習」
砂田 茂 「環境・防災モニタリング用小型2重反転回転翼機の開発」
友納 正裕 「環境とのインタラクションによる空間構造の獲得」
長谷川 修 「学習によるシーン理解の研究」
平田 泰久 「人間・環境適応型知的歩行支援システム」

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