タイムシグナルと制御
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第一期研究者
(研究者の所属の上段は平成18年4月1日現在の所属、下段は応募時の所属)
中野 裕康
中野 裕康 (順天堂大学医学部 講師)

(同上 助手)
テーマ:老化により生じる神経細胞死を制御する遺伝子
ある種の腫瘍細胞に対し細胞死を誘導する腫瘍懐死因子(TNF)が、なぜその他の正常細胞には細胞死を誘導しないかというメカニズムはいまだ解明されていません。この研究を通して、普遍的な細胞死抑制の分子メカニズムを明らかにし、最終的には老化に伴って生じる神経細胞死を抑制することを目指します。
TNFがレセプターに結合することによりレセプターの三量体形成が引き起こされ、その結果アダプター分子であるTRADDがレセプターに会合する。さらにTRADDはTRAF2、RIP、FADDとよばれる分子と会合し、FADDはカスパースファミリー分子の活性化を介して最終的にはアポトーシスを誘導する。一方RIP/TRAF2/TRAF5はNF-kBの活性化をもたらし、抗アポトーシス遺伝子であるA1/Bfl1やLAPなどの遺伝子の誘導がなされる。この二つの経路のバランスにより細胞の生死が決定されると考えられているが、不明な点も多い。