H14年度採用研究課題名と研究者紹介
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平成13年度 平成14年度 平成15年度
荒瀬 尚 川口 寧 坂口末廣 西川喜代孝 藤永由佳子 松本 功 和田昭裕
自己抗体誘導性関節炎のメカニズムとその制御機構の解明
筑波大学臨床医学系内科 講師
松本 功
松本功(まつもといさお)
1985年
北海道大学医学進学過程入学
1987年
医学部医学科進学
1991年
北海道大学医学部卒業し、千葉大学医学部第二内科入局。千葉大学医学部附属病院にて臨床研修後、成田赤十字病院にて内科診療を行う。
1995年
千葉大学大学院医学研究科内科系専攻博士課程入学
齋藤康教授、住田孝之助手のもとで自己免疫疾患局所浸潤T細胞の病態的意義の解析を行う。1998年から 2000年まで、海外留学の為休学。
1998年
フランス・IGBMC研究所 リサーチ・フェロー
Diane Mathis, Christophe Benoist両研究主任のもと、関節リウマチのモデルマウスであるK/BxNマウスの関節炎誘導源生の対応抗原Glucose-6-phosphate isomerase(GPI)を同定。
1999年
ハーバード大医学部ジョスリン糖尿病センター・リサーチ・フェロー 
Diane Mathis, Christophe Benoist両教授のもと、ユビキタスに存在する自己抗原が何故関節炎だけを誘導するかを解明。またその自己抗体であるGPI抗体のヒト関節炎との関連を解析。
2001年
大学院修了 医学博士
2001年10月
筑波大学臨床医学系内科講師


 基礎研究と臨床研究には大きな溝が依然あり、その理由には生体内の実験が行えないこと、また動物種によって分子の相同性が低いことが考えられます。アメリカでもこの溝を深く経験し、新しいアイデアで模索していかなければならないことを痛感いたしました。幸い私の解析してきたGPIという分子はマウスとヒトで90%以上の相同性があり、この分子をきっかけにして、特に自己免疫疾患という分野でですが、そのような溝をなんとか埋めたいと考えております。最終的には治療に直結する分子の同定、制御を介して、微力ですが日本発のメッセージを発信できればと考えております。


【受賞歴】
1999年4月 内藤財団海外留学助成金授与
2000年7月 アメリカ・リウマチ財団リサーチフェローシップ授与
2003年1月 平成14年度難病医学研究財団研究奨励賞
2003年4月 第16回内科学会奨励賞

 
 
研究所リンク
筑波大学大学院人間総合科学研究科先端応用医学専攻臨床免疫学
http://www.md.tsukuba.ac.jp/public/clinical-med/rheumatology/