H14年度採用研究課題名と研究者紹介
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平成13年度 平成14年度 平成15年度
荒瀬 尚 川口 寧 坂口末廣 西川喜代孝 藤永由佳子 松本 功 和田昭裕
プリオン病の治療とワクチン開発のための基盤構築
長崎大学大学院医歯薬総合研究科 講師
坂口 末廣
坂口末廣(さかぐちすえひろ)
1989年
長崎大学医学部医学科卒業
1989年
長崎大学大学院医学研究科博士課程入学
ノーベル賞受賞者であるプルシナー博士が提唱するプリオン仮説を検証するため、プリオン感染マウスの各種臓器におけるプリオン病の病原体「プリオン」の感染価と異常型プリオン蛋白の量について比較検討した結果、プリオン仮説に否定的な結果を得た。また、プリオン蛋白遺伝子欠損マウスを作製し、正常型プリオン蛋白の正常機能解析を行った結果、プリオン蛋白はプルキンエ細胞の長期生存維持に必要であることを明らかにした。
1994年
長崎大学大学院医学研究科博士課程修了 博士 (医学)
1994年
長崎大学医学部助手
プリオン蛋白遺伝子欠損マウスにおける正常型プリオン蛋白の正常機能解析を続ける
1995年
留学(スイス連邦国チューリッヒ大学分子生物学研究所、Charles Weissmann教授)
試験管内でプロテアーゼK抵抗性の異常型プリオン蛋白様のプリオン蛋白を作製し、その感染性について検討した。しかし、この蛋白は感染性を示さなかった。
1996年
長崎大学医学部助手 (復職)
1999年
長崎大学医学部講師
2000年
長崎大学大学院医学研究科講師  
2002年
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科講師
プリオン蛋白に類似した蛋白及びその遺伝子の同定を行い、この分子の正常機能を解析している。
2005年
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科助教授
2006年4月
徳島大学分子酵素学研究センター 教授に昇任

【抱負】

 大学院生の時代から現在まで、プリオン蛋白の正常機能の解明およびプリオン病の病原体"プリオン"の実体解明などの研究を行ってきた。今回のさきがけ研究21の研究では、プリオン病の治療及びワクチン開発を目標に研究を進めていきたいと考えている。我々の研究室で得られたこれまでの成果を踏まえて、またできれば日本内外との研究協力も進めて、プリオン病の撲滅に少しでも貢献できるような研究を行いたいと考えている。
 
 
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