JST 独立行政法人 科学技術振興機構 デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術
Foundation of technology supporting the creation of digital media contents
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領域シンポジウム「表現の未来へ」
 
日時 2009年11月6日(金)10:00〜18:00
場所 東京大学 生産技術研究所コンベンションホール
東京都目黒区駒場4-6-1 東京大学生産技術研究所構内
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html
参加費 無料(研究交流会は参加費4,000円;事前登録をお願いします)
主催 独立行政法人 科学技術振興機構
戦略的創造研究推進事業
「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」研究領域
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■招待講演
「Interactive Smart Computers」
五十嵐 健夫 (いがらし たけお)

プロフィール

現職:
 

東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 准教授

JST ERATO 五十嵐デザインインタフェースプロジェクト 研究総括

略歴:
 

2000年、東京大学大学院においてユーザインタフェースに関する研究により博士号(工学)取得。その後2年間、米ブラウン大学において博士研究員として研究活動に従事し、2002年3月に東京大学大学院情報理工学研究科講師就任、2005年8月より同助教授。

受賞:
 

IBM科学賞、文部省若手科学者賞、ACM SIGGRAPH Significant New Researcher Award,Karayanagi Prize in Computer Science 等受賞。

研究分野:
  ユーザインタフェース、特に、インタラクティブコンピュータグラフィクスに関する研究に取り組んでいる。

 科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業(ERATO)「デザインインタフェース」研究総括
研究領域

現在使われている身の回りの道具の多くは、プロのデザイナーがデザインし、大量生産された商品であり、それらを消費することで我々の生活は成り立っています。しかし、人間にとって真に豊かな生活の実現のためには、このような限られた選択肢のなかから選んで消費するだけではなく、自らの感性と創造力によって何かを創り出し、それらを自己表現として発信していくことが必要だと思われます。 本研究は、このような問題意識のもと、一般ユーザが種々のものを自ら手軽にデザインできる新たなユーザインタフェースの実現を目指し、その基盤となる計算手法や表現手法等の情報技術の研究を統合的に行うものです。 個人の創造性を体現するために、3次元画像やアニメーション等の「映像表現」、鞄や衣服等の「生活用品」、将来、家庭において人間等との共生が期待される「ロボットの行動」を具体的なデザインの対象として、研究を実施します。

本研究領域は、一般ユーザによる創造的活動を支援するという目標のもとで、ユーザインタフェース研究の立場からCG・CAD・ロボティクスにおける新たな技術基盤の構築を目指すもので、戦略目標「メディア芸術の創造の高度化を支える先進的科学技術の創出」に資するものと期待されます。


講演概要

現在使われている計算機は、基本的にユーザの命令どおりにそのまま動くだけであり、適切に命令を下さないと何もしてくれない。人間同士の間では、言われたとおりにそのまま動くというよりも、相手の動作から必要とされる行動を推察し適切に手助けをするという、もっと融通の利くコミュニケーションが行われている。我々は、このような「ユーザの自然な動作から必要とされる手助けを計算機が自動的に推察して手をさしのべる」ようなユーザインタフェースの実現を目指して研究を行っている。

本講演では、以上のようなコンセプトの元で開発を行ってきた種々のシステムについて、実演を交えながら紹介する。具体的には、電子ホワイトボードのためのインタフェース、手書きスケッチよる3次元モデリングシステム、自動ズーミングインタフェース、声を利用したインタフェース、両手で絵を操ってアニメーションを作るシステムなどを紹介する。

Interactive Smart Computers

プロジェクトホームページ http://www.designinterface.jp/